【7/4〜8/3】東京藝大×〈みずほ〉「アートとジェンダー」共同研究プロジェクト 「夜明けの荒野を走ってー池口史子×碓井ゆい展」(Chasing the Horizon at Daybreak)開催のお知らせ
展覧会名
東京藝大×〈みずほ〉「アートとジェンダー」共同研究プロジェクト
「夜明けの荒野を走ってー池口史子×碓井ゆい展」(Chasing the Horizon at Daybreak)
会期
2025年7月4日(金)〜8月3日(日)11:00-17:00 (最終入場16:30)
開館日:金、土、日
ただし7月21日(月・祝)は開館
入場無料
開催場所
堺屋太一記念 東京藝術大学 美術愛住館(東京都新宿区愛住町2-5)
参加作家
池口史子、碓井ゆい
主催
東京藝術大学キュレーション教育研究センター
企画
難波祐子(東京藝術大学キュレーション教育研究センター特任准教授)
展覧会概要
東京藝術大学キュレーション教育研究センターは、洋画家・池口史子と現代美術作家・碓井ゆいの二人の日本人女性アーティストによる展覧会を、池口がかつて生活し、創作活動を行った美術愛住館(東京・四ツ谷)で開催いたします。
池口は、1960年代に東京藝術大学で油画を学び、長く作家・経済評論家の堺屋太一の妻として知られるなかで、1988年にアメリカ北西部とカナダの国境沿いの小麦の穀倉地帯を堺屋と旅しました。そこで目にした風景との出会いを機に作風を一新し、90年代に独自の表現を確立します。また2012年には女性洋画家として初めて日本藝術院会員となりました。
一方で碓井は、社会や歴史の見過ごされがちな事象を、丹念なリサーチを通して掘り起こし、刺繍やパッチワーク、アップリケなど手芸を使った作品を中心に発表してきました。
本展に際して、碓井は、池口と同時代を生き、90年代に池口の個展に触れてキルトによる創作を本格化させた、とある女性の物語を展開します。本展では、その女性が訪れた架空の池口の個展会場として、美術愛住館1階ギャラリーを中心に池口の画業の転機となった90年代の作品を展示します。また3・4階の元居住スペースとアトリエでは、物語のなかで生み出されたキルト作品が碓井によるテキストと共に展示されます。
池口の絵画と碓井の手芸を媒介とする現代美術。時代と表現手法を異にする二人の作品は、日本社会のなかで創作活動に携わる者のみならず、さまざまな場所で自分の道を切り拓いてきた女性たちの姿と重なることでしょう。二人の作家が見つめ、走り抜けてきた「夜明けの荒野」とその先に見える光を、ぜひご覧ください。
*本展は、東京藝術大学キュレーション教育研究センターと〈みずほ〉が2023年度から実施している共同研究プロジェクト「アートとジェンダー研究会」の事業の一環として実施されます。
◎本展覧会の見どころ◎
- フィクションと現実を織り交ぜた物語的手法で手芸による現代美術を展開する碓井ゆいと女性洋画家として初の日本藝術院会員となった池口史子による異色のコラボレーション
- 池口史子の転機となった90年代作品を中心とした個展会場の再現に、碓井ゆいの物語的な仕掛けが巧みに織り込まれた展示空間
- 美術愛住館で初めて実現する異世代・異ジャンル作家による全館展示ー普段は非公開の3・4階元居住空間・アトリエも含む貴重な機会
本展覧会チラシ
参加作家
池口史子 (Chikako IKEGUCHI)

洋画家。1943年旧満州大連生まれ。62年に東京藝術大学油画科入学、山口薫教室に学ぶ。68年同大学院修了。外国風景・人物・花をモチーフに独自の世界を追求。93年、《もうすぐ晴れる・Ⅰ》で倫雅美術奨励賞受賞。2004年《ワイン色のセーター》で損保ジャパン東郷青児美術館大賞受賞。12年、女性洋画家として初めて恩賜賞・日本藝術院賞を受賞し日本藝術院会員となる。24年に旭日中授章受章。
日本画壇を代表する洋画家の一人であるとともに、2018年に夫で作家・経済評論家の堺屋太一(本名=池口小太郎)と旧邸宅を改修し「美術愛住館」を設立。日本人洋画家の作品を中心に展覧会を行い、2019年に同館を東京藝術大学に寄贈する。日本藝術院会員、立軌会同人、堺屋太一記念 東京藝術大学 美術愛住館名誉館長。
碓井ゆい (Yui USUI)

撮影:中尾あずさ
アーティスト。1980年東京都出身、埼玉県在住。 身の回りの素材や手芸の技法を用い、社会制度や歴史についての批評や考察を平面・立体作品で表現する。 近年の主な展覧会に「SENSE ISLAND/LAND 感覚の島と感覚の地 2024」(横須賀市内、2024年)、「ケアリング/マザーフッド:「母」から「他者」のケアを考える現代美術」(水戸芸術館現代美術ギャラリー、2023年)などがある。

池口史子|WHEAT POOL|1991

碓井ゆい|家は歌っている|2022 撮影:加藤甫

池口史子|夕陽|1991

碓井ゆい|だれかの記念品|2024
撮影:TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH
東京藝大 ×〈みずほ〉「アートとジェンダー」共同研究プロジェクト
「アートとジェンダー研究会」とは?
東京藝術大学(以下、東京藝大)と〈みずほ〉は、2022年より「経済だけでなく、アートの力で文化や社会・人びとの生活も豊かで彩ある未来」をともに目指して、さまざまな連携を深めてきました。その連携をさらに強固にし、かつ持続したものにするため、2023年に包括連携協定を締結しました。
キュレーション教育研究センター(以下、CCS)では、東京藝大×〈みずほ〉の連携事業の一環として、「アートとジェンダー」をテーマにしたさまざまなプロジェクトを展開しています。2023年度に立ち上げた「アートとジェンダー研究会」では、「アートの現場における女性の社会進出」をテーマに全5回のレクチャーを実施すると同時に、藝大生・教職員有志と〈みずほ〉の社員によるリサーチチームを結成して、アートとジェンダーを取り巻くさまざまな課題について議論を深めてきました。2024年度は研究会のリサーチャーによる4つの企画について、研究助成を行いました。またシンポジウム「アートとジェンダー:ケアの視点から」を実施しました。
「アートとジェンダー研究会」の3年目となる2025年度は、これまでの研究活動を総括することを目的に、2023年度の研究会のレクチャーで講師としてお招きした現代美術作家の碓井ゆいに、日本藝術院で女性として初めて会員となった東京藝大出身の画家、池口史子の作品に着想を得た新作の制作を依頼し、女性であること、つくることをテーマに展覧会を開催します。また展覧会では、これまでの「アートとジェンダー」共同研究プロジェクトを振り返るドキュメント展示や、〈みずほ〉の社員によるガイドツアーも予定しています。
関連イベント
◎アーティストトーク《碓井ゆい(アーティスト)、聞き手:難波祐子(キュレーター)》
7月13日(日)14:00-15:00
◎ガイドツアー(所要時間約30分、定員15名)
7月26日(土)14:00〜、15:00〜
7月27日(日)11:00〜、14:00〜、15:00〜
事前予約フォーム:https://forms.gle/oxHXJa2FDU2qSx5W9
アクセス

美術愛住館
〒160-0005 東京都新宿区愛住町2-5
TEL: 03-6709-8895
FAX: 03-6709-8896
東京メトロ丸の内線「四谷三丁目」駅2番出口より徒歩3分
都営新宿線「曙橋」駅より徒歩8分
美術愛住館ウェブサイト
www.aizumikan.com
東京藝術大学キュレーション教育研究センターウェブサイト
https://ccs.geidai.ac.jp
みずほフィナンシャルグループ ウェブサイト
https://www.mizuho-fg.co.jp/company/info/brand/culture/art/index.html
お問い合わせ
【期間限定映像公開】トーク&ディスカッション「アーティストに今求められるプロデュース力とは」(ゲスト:もふくちゃん)
トーク&ディスカッション「アーティストに今求められるプロデュース力とは」(ゲスト:もふくちゃん)
東京藝術大学キュレーション教育研究センター(以下、CCS)とみずほフィナンシャルグループは、2023年度より「アートとジェンダー」共同研究プロジェクトに取り組んでおります。
この一環で、2024年度より、本学卒業生・修了生を対象に、「ジェンダー」「こども」をテーマにした企画公募事業 「東京藝大『I LOVE YOU』プロジェクト 2024」を共同で実施してまいりました。本事業を通じ、課題として浮き彫りになった「プロデュース力」をキーワードに、トーク&ディスカッション「アーティストに今求められるプロデュース力とは」を2025年2月23日(日)に開催しました。
イベント当日には急遽中止となったゲスト講演ですが、後日改めて予定していた講演を特別映像として収録しましたので、期間限定で公開いたします。
ゲスト講演「いま芸大生に求められるプロデュース力とは何か」
ゲスト:もふくちゃん(音楽プロデューサー、クリエイティブディレクター)
聞き手:熊倉純子(CCS副センター長、東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授)
(視聴可能期間:~2025年9月30日)
https://youtu.be/OO11_hqoIx0
トーク終了後、会場の藝大生やみずほ社員からはさまざまな質問が飛び交い、アイドルとジェンダーの関係、行動の源をめぐって、もふくちゃんならではのスタンスや情熱が垣間見えました。以下のテキストでは、質疑応答の内容の一部をご紹介いたします。
みずほ社員:
今日のお話を大変楽しく拝聴しました。アイドルは性的に消費されてしまうイメージもあるのですが、もふくちゃんにとって、女性が女性のアイドルのプロデュースをしようと思ったカウンター的な経験はあったのでしょうか。
もふくちゃん:
自分がプロデュースをはじめた当時、アイドル業界には女性プロデューサーが一人もいませんでした。だからか「なんでアイドルは若いうちしかできないんだろう?」「アイドルの衣装ってなんで毎回こうなんだろう?」「アイドルの歌詞ってなんでこんなに媚びているんだろう?」という疑問も多くて。それに対して、やれることしかない!と思ったんですね。
たとえば、でんぱ組.incは、デビュー時から「年齢非公開」という新しい手に出ました。それまでは、「16歳の〇〇です!」といった挨拶がお決まりだったのですが、でんぱ組.incは「私たち2次元なんで年齢とかないです」「ずっと同じ歳です」みたいな(笑)。
すると、「それっていいんだ?!ずるくない?」みたいな反応もあったりして。新聞が勝手に年齢を載せるんですよ。だから、でんぱ組.incのコンセプト的に(年齢は)載せられないと熱弁しに行ったりして、常に戦っていましたね。
今は年齢非公開のアイドルがすごく増えたのですが、年齢を公表するしないのひとつをとっても男性社会のものだったなと。今は業界の雰囲気ががらっと変わったのですが、そのために女性として戦ってきたのはよかったなと思っています。
藝大生:
業界自体が変わってきたなという感覚は、いつごろ、どういう風に感じたのでしょうか。
もふくちゃん:
この数年で特に変わりましたね。この3、4年で何が起こっているかというと、女性のファンが自分の感覚では10倍以上に増えました。今までのアイドルの現場は、8割ぐらいが男性だったのが、今はまったく逆転しているんですよ。男性よりも女性のファンのほうが多いことによって、みんなのマインドが自然と変わっている。
「アイドルは時代の鏡」と言われますが、男性から見たときの女性ではなくて、「女性が見てかわいい女性がかわいいんだ」という傾向がここ数年で強くなりましたね。これは、TikTokをはじめとするSNSの影響も大きいと思います。
私がプロデューサー業をはじめたときは、業界の価値観が本当に古かったんです。女性に対する感覚のアップデートがほかの業界に比べると3、4年遅いという体感があって。ただ、この5、6年で女性のアイドルプロデューサーがすごく増えました。その結果、「アイドルだけど偶像ではない。本当に生きている人間なんだ」という意識の改革みたいなことが起こってきたんです。
そういう改革があったからか、彼氏がいることをカミングアウトするアイドルが現れたりして。「私は彼氏がいるし、好きなこともする」というように、アイドル側からも既存のアイドル像を壊すようになってきたんですね。業界も「アイドルだけどそういうことをするんだ」という歩み寄りの姿勢があって、ファンの男女比の変化に繋がったのだと思います。業界はまだまだ変わっていく波の中にいると感じています。
藝大生:
すると、最近の変化が起こるまで、もふくちゃんがアイドル業界に足を踏み入れてからの10年以上は戦い続けていたということですか?
もふくちゃん:
そうです(笑)。ありとあらゆる人たちとの戦い。今はそんなことないんですけど、当初はでんぱ組.incに恋愛の歌を歌わせたくないというこだわりがなぜか強くあったんです。恋愛よりも、戦うぜ!やってやるぜ!みたいな意気込みのほうがいいから、作詞家の人にはそういう歌詞にしてくださいとお願いしていました。でも、作詞家は良かれと思って、歌の最後に「あなたがすき」と書いちゃうんですよ。そこでも戦いですよね。「いや、いらないよ」と(笑)。
他にも、アイドルが足をださないといけないのはなんでなんだろうと思って、ズボン履いちゃおうとか、そういった一つひとつに取り組んでいました。それまで業界がやっていなかったことをする度に「なぜなんだ」と言われては、いつも理由を説明をしていました。そういう意味で、今は全然戦わなくてよくなりましたね。
みずほ社員:
それだけ戦い続けてきたモチベーションの源泉はどこにあるのでしょうか。
もふくちゃん:
自分でもなんでこんなに熱いのかわからないのですが、あらゆることにすごくむかついているんですよ。「世の中ーーー!!」みたいな(笑)。「なんでこうしないんだ!こうすればもっとよくなるのに!」という思い込みが自分の中に勝手にあって。
東京藝大ではいろんなことを勉強しましたが、一番好きだったのは歴史の勉強でした。といっても大げさなことではなくて、昔の人たちはどうしてこれを作ったんだろうと考えると、長い歴史の上にこれがあるということがあるじゃないですか。その段積みで間違った段積みを発見するとすごい腹立っちゃって。そっちに石を積むな!と(笑)。その怒りが常にどのジャンルに対してもある。ファッションでも映画でもMVでも。そのやり方は時代をさかのぼってるぞ、もっとこっちこいよ!と。(東京藝大に入った)18歳からそうだったのかなというのは、今日話しながら思い出していましたね。
熊倉:
東京藝大の入試のときから、「この世の中を変えなきゃだめだ!」と熱弁していたことをよく覚えています。もふくちゃんは音楽学部音楽環境創造科の1期生だったので、どんな科なのかがわからないわけじゃないですか。ところが、教員だってわからなかったんです。こっちもはじめて立ち上げるので(笑)。
そんな中で東京藝大の扉を叩いてきてくれたわけですが、当時から、世の中のことに批評的に文句を言う感じではなくて、とにかくすごく明るいんですよ。ポジティブなエネルギーで世の中を変えたいんだなということが伝わってきてとても印象深かったですね。
(構成編集:韓河羅)
【チケット一般発売開始!】クロノス・クァルテットがテリー・ライリー90歳を祝う!「Terry Riley Kronos Quartet Matsuri2025」6/25公演@神奈川県立音楽堂&6/28@東京藝術大学奏楽堂


2025年5月14日(水)より、東京藝術大学キュレーション教育研究センター(以下、CCS)が共催する「Terry Riley Kronos Quartet Matsuri2025」のチケット一般発売を開始しましたので、お知らせ申し上げます。
現代音楽の巨匠、テリー・ライリーの90歳のバースデーを、唯一無二のパートナーとして彼の音楽を長年に渡り支えてきたグラミー賞3回受賞の弦楽四重奏団「クロノス・クァルテット」が、仲間達を集めて祝う、特別な2夜限りの饗宴です。
6月25日(水)の神奈川県立音楽堂公演では、ライリー作曲の《サン・リングズ》を日本初上演いたします。また、6月28日(土)の東京藝術大学奏楽堂公演では、クロノス・クァルテットとテリー・ライリーの日本初共演が見どころとなっています。20世紀後半の音楽の相貌を一変させた2組による待望のコンサートに、ぜひお越しください。
公演HP&チケット購入はこちら:https://trkqmatsuri.com/
※上記サイトでは、本企画の特別サポーター(久石譲氏、宇川直宏氏、横尾忠則氏ほか)から寄せられた応援メッセージも掲載しています。
Kronos Quartet Plays Terry Riley
〜テリー・ライリー生誕90歳を祝うコンサート by Kronos Quartet〜
日時:2025年6月25日(水)19:00開演
会場:神奈川県立音楽堂
テリー・ライリー自身のリクエストで、日本初演となる《サン・リングズ》を上演します。
この作品はコロナ明け直後のビザ給付の滞りにより来日直前で中止となった2022年ツアーにて県立音楽堂での日本初演予定だったもので、 その際に共演予定であった「合唱団やえ山組」も実行委員会にも加わって、クロノス・クァルテットと共に捲土重来を期しています。 公演当日はテリー・ライリーも山梨から駆けつけ、日本初演に立ち会います。
演奏曲目:
テリー・ライリー 作曲《サン・リングズ》 弦楽四重奏と合唱
録音された宇宙空間のサウンドのための(日本初演)
出演:
クロノス・クァルテット
合唱団やえ山組(指揮:岩本 達明)
チケット(全席指定/全席一律料金):¥12,100(税込) 先着順での販売です
取扱:チケットぴあ
※就学前のお子様の同伴・入場はできませんので、ご了承ください。
Kronos Quartet Plays Terry Riley
〜テリー・ライリーとクロノス・クァルテットの共演〜
日時:2025年6月28日(土)15:00開演
会場:東京藝術大学奏楽堂
クロノス・クァルテットとテリー・ライリーが共演、両者による即興演奏も行われます。
作曲家と演奏家の同じステージ上での共演は稀有の機会となります。
演奏曲目(予定):
テリー・ライリー《Good Medicine》
テリー・ライリー 新作 《Gabriela と AyaneのWelcome Piece》
テリー・ライリー《Cadenza on the Night Plain》
(休憩)
テリー・ライリー×サラ/SARA:新作/即興
テリー・ライリー×サラ/SARA×クロノス・クァルテット:即興
出演:
クロノス・クァルテット、サラ/SARA
特別出演:
テリー・ライリー
チケット(全席指定/全席一律料金):¥12,100(税込) 先着順での販売です。
取扱:
・ヴォートル・チケットセンター
https://www.ticket.votre.co.jp/
03(5355)1280/平日10:00~18:00
・チケットぴあ
https://t.pia.jp/《Pコード:296-143》
・東京文化会館チケットサービス
https://www.t-bunka.jp/tickets/
03(5685)0650/10:00~18:00 休館日を除く
店頭販売:10:00~19:00 休館日を除く
・イープラス(e+)
https://eplus.jp/
・東京芸術大学生活協同組合(店頭販売のみ):03-3828-5669
営業日時はウェブサイトでご確認ください。https://www.univcoop.jp/geidai/
※就学前のお子様の同伴・入場はできませんので、ご了承ください。
※車椅子をご利用のお客様は、ヴォートル・チケットセンター TEL:03-5355-1280 (平日10時~18時)までお問い合わせください。
■「TRKQ Matsuri」とは
「Terry Riley Kronos Quartet Matsuri2025」(通称:TRKQ Matsuri)は、現代音楽の巨匠テリー・ライリーが”卒寿”を迎える2025年6月に開催する、90歳の記念コンサートのプロジェクト名です。
有志で集まった実行委員会メンバーが、テリー・ライリーを長年演奏で支えてきたクロノス・クァルテットからの呼び掛けに応える形で、目下準備に励んでいます。CCSの構成員である、箕口一美(東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授)はじめ、多くの教授陣が彼らの音楽に影響を受けた1人として今回の企画に賛同し、実現に向けて奔走しています。
Readyforで実施したクラウドファンディングは、支援総額6,547,100円、支援者数303名、達成率167%の大成功を収めた。
https://readyfor.jp/projects/TRKQMatsuri
■クレジット
主催:テリー・ライリーMatsuri2025実行委員会
共催:Kronos Performing Arts Association (KPAA)、東京藝術大学キュレーション教育研究センター
協力:東京藝術大学演奏藝術センター、東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科
助成:野村財団(6月25日 公演)
【本日(4/14)受講生募集スタート】社会人のための東京藝大のアートスクールプログラム「社会共創科目(公開授業)」のご案内
![[fix]CCS_2025](https://ccs.geidai.ac.jp/fundamental/wp-content/uploads/2025/03/fixCCS_2025-1024x439.jpg)
東京藝術大学キュレーション教育研究センターは本日(4/14)、藝大生対象の正規授業を社会人(一般の方はどなたでも)が受講できる特別科目「社会共創科目(公開授業)」の2025年度社会人受講生募集をスタートいたしました。
今年度は5科目を開講し、うち3科目は内容を大きくリニューアルいたします。
https://ccs.geidai.ac.jp/2025/03/21/2025lineup/
ビジネスパーソンの多くから聞こえる「これからはアートが必要かも」という声に応え、社会人のためのアートスクールプログラムを東京藝大で展開しております。本学学長・日比野克彦はじめ、作曲家・野村誠やキュレーター・難波祐子ほか、アートフィールドの第一線で活躍する豪華な講師陣とともに社会人が「学び直し」、「最新学習歴」を更新する機会として、ぜひ皆様にご利用いただきたく、情報周知にお力添えいただけましたら幸いです。
科目によってはオンライン受講も可能ですので、東京近郊にお住まいでない方も、ぜひ受講をご検討ください!
なお、すでに満席近い授業もございます。お早めのお申し込みがお勧めです。
▼社会人受講生募集中!▼
▽レクチャー&ワークショップでアートの現在地を探ろう▽
「芸術環境創造論1」
定員:(対面参加)30名/(オンデマンド視聴)50名 ※いずれも先着順
受講料:有料
受講生募集期間:4/14(月)正午〜5/7(水)18:00※先着順
https://ccs.geidai.ac.jp/learn_with_us/2025-002/
担当教員( キュレーション教育研究センター 副センター長・熊倉純子)より:昨年開講の芸術環境創造論に対して、今年開講の芸術環境創造論1はアートのパラダイムシフトがテーマです。モノからコトへ変容するアートをどう捉えたらいいのでしょうか。日比野学長をはじめ、東京藝大の教職員や招聘アーティスト、海外からのスペシャルゲストを交えた豪華セッションでみなさまをお迎えします。
▽参加型音楽の現場にダイブ!▽
「演習:アートプロジェクト したまちフィールドワーク」
定員:10名(応募者多数の場合は選考します)
受講料:無料
受講生募集期間:4/14(月)正午〜5/7(水)18:00
https://ccs.geidai.ac.jp/learn_with_us/2025-003/
担当教員(吉田武司・長尾聡子)より:足立区千住で、市民とアーティストが一緒に活動し、まちに新たな縁を生み出すアートプロジェクトに触れてみませんか? 古くは宿場町として栄え、新旧入り混じる千住。このまちにキャンパスを構える藝大が、アートNPOや足立区シティプロモーション課等と運営のタッグを組み15年目を迎える市民参加型アートプロジェクトのマネジメント現場を体験できる授業です。まちづくりとアートのかかわりに関心のあるみなさまに受講いただけると嬉しいです。
▽展覧会で社会とアートをつなぐ▽
「展覧会設計演習」
定員:12名(応募者多数の場合は選考します)
受講料:有料
受講生募集期間:3/21(金)~4/21(月)23:59
https://ccs.geidai.ac.jp/learn_with_us/2025-004/
担当教員(キュレーション教育研究センター 特任准教授・難波祐子)より:社会とアートを結びつけるキュレーションについて、実際の展覧会企画制作・運営を通して藝大生と実践的に学んでみませんか?大学のキャンパスを飛び出して、藝大生と社会人受講生が互いに協力し合いながら、街なかで、小規模ながら実際に実験的な現代美術の展覧会を一緒に作ってみましょう。本講座は、これまで展覧会企画を経験したことがない方でもご参加できます。ただし基本的には展覧会の実施時を含めて全回参加できる方を歓迎します。
▼2025年度開講科目一覧▼
https://ccs.geidai.ac.jp/learn_with_us/
\レクチャー&ワークショップでアートの現在地を探ろう/
芸術環境創造論1
\参加型音楽の現場にダイブ!/
演習:アートプロジェクト したまちフィールドワーク
\キュレーションの今を知りたい/
現代美術キュレーション概論
\展覧会で社会とアートをつなぐ/
展覧会設計演習
\2025年度は理論編/
社会包摂のためのアートプロジェクト:音楽×身体表現×福祉Ⅰ(理論編)
※「展覧会設計演習」「音楽×身体表現×福祉」は「有楽町藝大キャンパス」の一環として開講いたします※
▼ぜひご一読ください▼
『art NIKKEI』
<東京藝大発>社会とつながるアートの学び── 藝大が社会人参加の授業を始めたワケ
https://art.nikkei.com/magazine/2652/
▼お問い合わせ▼
東京藝術大学キュレーション教育研究センター
https://ccs.geidai.ac.jp/contact/
※「展覧会設計演習」「音楽×身体表現×福祉」の申込・お問い合わせは「有楽町藝大キャンパス」事務局までお願いいたします。(MAIL:info@yurakucho-geidai-campus.jp/HP:https://yurakucho-geidai-campus.jp/)