LEARN WITH US 開講授業一覧|2024年度

LEARN WITH US
開講授業一覧

2024年度
社会共創科目(公開授業)開講科目一覧

社会共創科目(公開授業)は、藝大生対象の正規授業を社会人※が受講できる特別科目で、2023年にスタートした新たな枠組みの授業です。藝大生と社会人が共に学ぶ機会を創出し、講義科目では活発な議論を、演習科目では協働を目指します。

2024年度は、キュレーションのアプローチを多角度的な視点から学び、複眼的な思考力を育てるカリキュラムとして、6つの科目を開講します。
詳しい受講方法については、各授業のページと、下記「一般の方へ・受講に際してのご案内」をご覧ください。

アートフィールドの第一線で活躍する学内外の講師陣に学ぶ、領域横断的な「キュレーション」の手法が、日々の生活に息づく知恵や術の一つになることを切に願っています。

※一般の方はどなたでも受講できます。これまでご参加いただいた社会人受講生は、プロフェッショナルの学芸員やアートマネージャー、アーティスト、美術・人文系学生、クリエイティブ職や企画職に就いているビジネスパーソンだけでなく、医療・福祉系従事者や、主婦・主夫の方、IT系スタートアップの方、自治体職員の方等、普段から文化芸術に携わるお仕事をされていない方々にも数多くお集まりいただきました。

現代美術キュレーション概論

開講日時 後期 木曜6限
開講場所 一般の方| オンライン
藝大生| 上野キャンパス 国際交流棟 GA講義室
受講料 有料

2024年度から一般の方も受講できるようになりました!

2024年度から一般の方も
受講できるようになりました!

パフォーミングアーツ・
キュレーション概論

開講日時 前期 集中講義
開講場所 一般の方| 千住キャンパス 第7ホール OR オンデマンド
藝大生| 千住キャンパス 第7ホール
受講料 有料

2024年度新規開設

2024年度新規開設

芸術環境創造論

開講日時 前期 集中講義
開講場所 一般の方| 千住キャンパス 第7ホール OR オンデマンド
藝大生| 千住キャンパス 第7ホール
受講料 有料

2024年度から一般の方も受講できるようになりました!

2024年度から一般の方も
受講できるようになりました!

演習:アートプロジェクト
1DAYパフォーマンス表現街

開講日時 通年(曜日不定期)
開講場所 千住キャンパスほか
受講料 無料

有楽町藝大キャンパス

アートは特別な人だけのものではありません。
答えのない世界で、常識や経験則だけでは通用しない時代に、アートはこれまでの文脈を超えて自ら新しい価値を生み出す手助けをしてくれます。
ビジネスに、街に、社会に、そして個人の生き方にグッドシフトを起こすために、今以上にアートを学ぶことが求められている時代はないかもしれません。
有楽町では、「有楽町アートアーバニズム(YAU)」を掲げ、アートと社会を結ぶ活動を行ってきました。
そして、2024年、東京藝術大学の講座を一般の方向けに開講いたします。

有楽町藝大キャンパス

有楽町藝大キャンパス

展覧会設計演習

開講日時 通年集中
開講場所 有楽町 YAU STUDIO ほか
受講料 有料

有楽町藝大キャンパス

有楽町藝大キャンパス

演習:アートプロジェクト
音楽×身体表現×福祉

開講日時 後期集中
開講場所 有楽町 YAU STUDIO
受講料 無料

※「展覧会設計演習」「音楽×身体表現×福祉」の申込・お問い合わせは「有楽町藝大キャンパス」事務局までお願いいたします。
info@yurakucho-geidai-campus.jp
https://yurakucho-geidai-campus.jp/ (4月以降オープン予定)

講義科目

多彩な芸術文化活動とそれらのキュレーションの実践について国内外の事例を歴史的に検証し、新しい形のキュレーションのあり方を模索します。

演習科目

実践的な演習プログラムを通して、アートと社会を接続する仕組みや方法について主体的に学びます。

修了証発行について

写真:冨田了平

キュレーション教育研究センターの社会共創科目(公開授業)では、受講生の方に修了証を発行しています。
出席回数やリアクションペーパーの提出等、各科目ごとに発行基準は異なりますが、みなさまの積極的な受講を期待しています。

※藝大生は発行対象ではありません。
※この修了証は本プログラムを受講したことを示すものであり、資格や学位を証明するものではありません。

一般の方へ・受講に際してのご案内

・授業ごとに講座の形式(レクチャー/ワークショップ/対面ORオンライン実施)が異なりますので、お申し込み前に必ずご確認ください。
・授業ごとに、定員の有無が異なります。定員のある授業は、選考基準を設けることがございますのであらかじめご了承ください。詳しくは各授業の紹介ページをご参照ください。
・有料の授業は、受講申込フォームにご記入いただいた後、キュレーション教育研究センターから届く受講決定通知メールで支払い等の案内がございます。必ずご一読ください。
・オンライン/オンデマンド授業の、記録・録画等は固くお断りしています。万が一発見した場合については、法的措置をとる可能性がございます。
・同じセメスターの、複数の授業にお申し込みいただくことも可能です。
・その他受講に際してのご質問等ございましたら、「CONTACT」ページのフォームよりお問い合わせください。

2024-03-28T14:24:13+09:002024/03/25|

2024年度開講授業 パフォーミングアーツ・キュレーション概論

藝大生向け・一般の方向け

パフォーミングアーツ・キュレーション概論

あらゆる上演=パフォーマンスの時間と場をつくる第一歩

開講日時
5/11(土)、5/18(土)、5/25(土)、7/14(日)、7/20(土) 各日13:00〜17:50

開講場所
一般の方 千住キャンパス 第7ホール OR オンデマンド
藝大生 千住キャンパス 第7ホール

「パフォーミングアーツ(実演芸術、舞台芸術、時間芸術)をキュレーションする」というのは、今世紀に入ってから盛んに議論され始めた発展途上の考え方です。本授業では、この新しい見方や考え方を、受講生とともに、自分の言葉や表現で語れるようにする、初めの一歩をふみだします。

パフォーミングアーツが他のアート・フォーム(芸術の形態)と決定的に違う点は、「モノを作る make things」ではなく、「コトを起こす make 〇〇 happen」にあります。また、パフォーミングアーツを特徴づける点は、その実現 happen と完結 complete に「受け取り手 audience」が、不可欠であることです。

全5回の授業では、上に挙げた二つの点を結ぶ線を軸に、まずパフォーミングアーツ制作のエキスパートが、主に演劇・音楽などのパフォーミングアーツの制作過程を紹介・分析しながら、その制作過程と舞台の裏側で「起こっている」ことを共有していきます。劇場、コンサートホールやフェスティバルなどにおける共同創作の場において、どのようなチームで、どのような分担をして、どのような準備をしているかといった具体的な話を聞き、実演芸術の「コトの起こし方」を学びます。

なお、授業は講師の都合により内容の変更が生じたり、順序が入れ替わる可能性があります。

一般の方(対面参加) | 受講方法

定員 | 50名(先着順)
受講生募集期間|4/1(月)正午〜4/14(日)18:00
受講方法 | 全15コマの対面授業を¥50,000(税込)で受講できます。

【4/15追記】
追加募集を実施する運びとなりました。
定員 | 若干名(先着順)
受講生募集期間|4/15(月)14:00〜4/18(木)18:00
受講方法 | 全15コマの対面授業を¥50,000(税込)で受講できます。

一般の方(レクチャーコマのみのオンデマンド視聴) | 受講方法

定員 | 50名(先着順)
受講生募集期間|4/1(月)正午〜4/14(日)18:00
受講方法 | 全10コマの講義コマのみ、¥50,000(税込)でオンデマンド受講できます(対面授業実施日の翌週から7月末まで視聴可能、リアルタイム配信はありません)

【4/15追記】
追加募集を実施する運びとなりました。
定員 | 若干名(先着順)
受講生募集期間|4/15(月)14:00〜4/18(木)18:00
受講方法 | 全10コマの講義コマのみ、¥50,000(税込)でオンデマンド受講できます(対面授業実施日の翌週から7月末まで視聴可能、リアルタイム配信はありません)。

藝大生の方 | 受講方法
授業シラバスを参照の上、Campus Planで履修登録してください。なお、卒業要件単位に含むかどうかは、ご自身の所属する各科のカリキュラムに準じます。

担当教員

相馬千秋(大学院美術研究科グローバルアートプラクティス専攻 准教授)

NPO法人芸術公社代表理事。アートプロデューサー。演劇、現代美術、社会関与型アート、VR/ARテクノロジーを用いたメディアアートなど、領域横断的な同時代芸術のキュレーション、プロデュースを専門としている。過去20年にわたり日本、アジア、欧州で多数の企画をディレクション。その代表的なものは、フェスティバル/トーキョー初代プログラム・ディレクター(2009-2013)、あいちトリエンナーレ2019および国際芸術祭あいち2022パフォーミングアーツ部門キュレーター、シアターコモンズ実行委員長兼ディレクター(2017-現在)、豊岡演劇祭2021総合プロデューサーなど。
2015年フランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエ受章、2021年芸術選奨(芸術振興部門・新人賞)受賞。立教大学現代心理学部映像身体学科特任准教授(2016-2021)を経て、2021年より東京藝術大学大学院美術研究科准教授(グローバルアートプラクティス専攻)。2023年にドイツのフランクフルト・オッフェンバッハで開催される世界演劇祭テアター・デア・ヴェルト2023のプログラム・ディレクターも務めた。

©NÓI CREW

長島確 (大学院国際芸術創造研究科 准教授)

専門はパフォーミングアーツにおけるドラマツルギー。舞台字幕や上演台本の翻訳から劇場の仕事に関わり始め、やがて演出家や振付家の創作のパートナーであるドラマトゥルクとしてさまざまな舞台芸術の現場に参加。劇場のアイデアやノウハウを劇場外に持ち出すことに興味をもち、アートプロジェクトにも積極的に関わる。東京芸術祭FTレーベルプログラムディレクター。著書に『アトレウス家の建て方』他。訳書にベケット『いざ最悪の方へ』、『新訳ベケット戯曲全集』(監修・共訳)など。

箕口一美(大学院国際芸術創造研究科 教授)

1960年生まれ。87年6月よりカザルスホール企画室・アウフタクトで企画制作にたずさわり、2000年3月まで同ホールプロデューサー。98年より財団法人地域創造『公共ホール音楽活性化事業』にコーディネーターとして参画、地域での芸術普及のさまざまな可能性を、各地のホール担当者、若手演奏家とともに考えて来た。2001~08年NPOトリトン・アーツ・ネットワークディレクター。08~16年サントリーホール・プログラミングディレクターおよびグローバルプロジェクト・コーディネーター。現在、東京芸術大学大学院国際芸術創造研究科教授。学生や若い研究者たちと、音楽ワークショップ・ファシリテーション開発に取り組んでいる。訳書:アンジェラ・M・ビーチング著「Beyond Talent 音楽家を成功に導く12章」(2008年・水曜社刊)

2024-04-15T13:44:30+09:002024/03/24|

2024年度開講授業 演習:アートプロジェクト 音楽×身体表現×福祉

藝大生向け・一般の方向け

演習:アートプロジェクト 音楽×身体表現×福祉

※本授業は「有楽町藝大キャンパス」の一環として実施します。
※本授業の申込・お問い合わせは「有楽町藝大キャンパス」事務局までお願いいたします。

開講日時 
前期集中(3月末時点では下記のスケジュールを予定しています。)
6/15(土)、6/29(土)、7/13(土)、9/14(土)、9/28(土)
各日13:30〜18:30

開講場所
有楽町 YAU STUDIO ほか

この授業では、クラシック音楽と身体表現を融合させた体験型プログラムを実践するプロジェクト「ムジタンツ」の活動を軸に、多分野と連携して行うアートプログラムの実例について学びます。また、ワークショップをはじめとした様々な形態のプログラムの企画立案やデザイン、ファシリテーション等について、福祉の視点を大切にしながら、プロセスを丁寧に辿って実践と思考を重ねていきます。
授業では「ムジタンツ」の活動紹介と体験をはじめ、アートと福祉の連携により実施されている外部プログラムの見学、ワークショップ型プログラムの企画と実践、そしてディスカッションを実施予定です。また、プログラムづくりにおける目的や目標の考え方、楽曲などの題材の扱い方、プログラムを具体化する方法、ファシリテーションのあり方などについて理解を深めていきます。

ムジタンツとは:
「ムジタンツ」は、音楽(Musik)とダンス(Tanz)を組み合わせた造語です。音楽の酒井雅代と身体表現の山崎朋が互いの専門性を持ち寄り、新しい形のワークショップ型プログラムを開発。主にクラシック音楽を題材に、さまざまな切り口から作品を体感しながら、価値観や創造力が広がっていくような体験となることを目指しています。また、「遊び」を大切なキーワードの一つとして、参加者の興味関心に寄り添いながらゆるやかに進行していくスタイルも特徴です。2018年に東京藝術大学一般公開講座として活動を開始。以降、文化施設や教育機関、福祉施設等におけるプログラムの開発や実践、文化芸術活動に携わる人々を対象とした人材育成事業でのプロジェクト運営および実施など、さまざまな場で活動を展開しています。

開講場所について|

本授業は、「有楽町アートアーバニズムYAU」のスタジオを会場として行います。
YAUは、アーティストの活動を街に呼び込み、ワーカーとの交流を誘発する実証プログラムとして生まれました。就業者人数約28万人という日本有数のビジネス街である大手町・丸の内・有楽町にあるスタジオには、映像・写真といったメディアアートからパフォーミングアーツまで幅広いアーティストやその活動を支えるアートマネージャーが集っています。学生とビジネスパーソンが共に参加することで、社会との共創的なコミュニティを育むことを目指し、社会での活躍に結び付くような人材育成を目指します。https://arturbanism.jp/

一般の方 | 受講方法

定員 | 10名(応募者多数の場合は選考します)
受講方法 | 全5回の対面授業を、無料で受講できます。
受講生募集期間|4/5(金)〜5/7(火)

お申し込み・詳細|「有楽町藝大キャンパス」事務局 https://yurakucho-geidai-campus.jp/

藝大生の方 | 受講方法

授業シラバスを参照の上、CampusPlanで履修登録してください。なお、卒業要件単位に含むかどうかは、ご自身の所属する各科のカリキュラムに準じます。

写真:中川周

担当教員

箕口一美(大学院国際芸術創造研究科 教授)

1960年生まれ。87年6月よりカザルスホール企画室・アウフタクトで企画制作にたずさわり、2000年3月まで同ホールプロデューサー。98年より財団法人地域創造『公共ホール音楽活性化事業』にコーディネーターとして参画、地域での芸術普及のさまざまな可能性を、各地のホール担当者、若手演奏家とともに考えて来た。2001~08年NPOトリトン・アーツ・ネットワークディレクター。08~16年サントリーホール・プログラミングディレクターおよびグローバルプロジェクト・コーディネーター。現在、東京芸術大学大学院国際芸術創造研究科教授。学生や若い研究者たちと、音楽ワークショップ・ファシリテーション開発に取り組んでいる。訳書:アンジェラ・M・ビーチング著「Beyond Talent 音楽家を成功に導く12章」(2008年・水曜社刊)

酒井雅代

桐朋学園大学、同研究科修了(ピアノ専攻)。室内楽を主とした演奏活動を行う。各方面で音楽ワークショップやファシリテーター・トレーニングの企画運営に携わる。
2018年東京藝術大学一般公開講座「藝大ムジタンツクラブ」を開始。クラシック音楽と身体表現の要素を混ぜて遊ぶ、新しい形のアートプログラムを提案・実践している。

山崎朋

東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科卒業、同大学院音楽文化学専攻芸術環境創造分野修了。学生時代より振付作品の創作や演劇・ダンス作品への出演などを行う。また、非劇場空間でさまざまな分野とのコラボレーションによる作品制作を行うパフォーマンスプロジェクト「居間 theater」メンバーとしても活動。www.imatheater.com

お問い合わせ

「有楽町藝大キャンパス」事務局
info@yurakucho-geidai-campus.jp
https://yurakucho-geidai-campus.jp/

2024-04-05T16:29:37+09:002024/03/24|

2024年度開講授業 展覧会設計演習

藝大生向け・一般の方向け

展覧会設計演習

※本授業は「有楽町藝大キャンパス」の一環として実施します。
※本授業の申込・お問い合わせは「有楽町藝大キャンパス」事務局までお願いいたします。

開講日時
6/1(土), 6/15(土), 6/29(土), 7/6(土), 7/13(土),
9/14(土), 9/21(土), 9/28(土),
10/5(土), 10/12(土), 10/18(金), 10/19(土),10/23(水), 10/27(日), 11/9(土)
※6月〜9月、11月は10:00〜13:00で開講します
※10月は1週間程度の展覧会を実施する予定のため、授業曜日と時間が変則となります

開講場所
有楽町 YAU STUDIO

現代美術の展覧会の制作について、都内で一般の観客を対象に小規模な展覧会・アートプロジェクトを実施することを念頭に企画から制作、運営までのプロセスを実践的に学びます。都市空間に介入しながら、通常の美術館での展覧会とは異なる手法で、アートと実社会を結びつけるキュレーションについて藝大生と共に主体的に思考・実験していく機会とします。
授業では展覧会見学や街歩き、アーティストとの対話などを交えながら、展覧会の企画制作に関する必要な知識を学び、実際に街(都市空間)で実現したい展覧会を企画立案し、学生と社会人受講生のチームが主体となって展覧会を運営・開催します。
本授業は 6月から11月にかけて15回の演習授業を基本とし、10月中旬〜下旬に1週間程度の展覧会開催を予定しています。

開講場所について|

本授業は、「有楽町アートアーバニズムYAU」のスタジオを会場として行います。
YAUは、アーティストの活動を街に呼び込み、ワーカーとの交流を誘発する実証プログラムとして生まれました。就業者人数約28万人という日本有数のビジネス街である大手町・丸の内・有楽町にあるスタジオには、映像・写真といったメディアアートからパフォーミングアーツまで幅広いアーティストやその活動を支えるアートマネージャーが集っています。学生とビジネスパーソンが共に参加することで、社会との共創的なコミュニティを育むことを目指し、社会での活躍に結び付くような人材育成を目指します。
https://arturbanism.jp/

一般の方 | 受講方法

定員 | 10名(応募者多数の場合は選考します)
受講方法 | 全15回の対面授業を、¥100,000(税込)で受講できます。
受講生募集期間|4/5(金)〜5/7(火)

お申し込み・詳細|「有楽町藝大キャンパス」事務局 https://yurakucho-geidai-campus.jp/

藝大生の方 | 受講方法

本授業の履修については、履修できる人数に限りがあるため、希望者本人が自分で直接履修登録をすることができません。履修を希望されている方は、授業シラバスを参照の上、選考のお申込みをお願いいたします。選考結果は、履修者の学籍番号をGoogle Classroom上で発表いたします。なお、卒業要件単位に含むかどうかは、ご自身の所属する各科のカリキュラムに準じます。

撮影:石崎りり子

担当教員

難波祐子 (キュレーション教育研究センター 特任准教授)

東京都現代美術館学芸員、国際交流基金文化事業部企画役(美術担当)を経て、国内外で現代美術の展覧会企画に関わる。 企画した主な展覧会に「こどものにわ」(東京都現代美術館、2010年)、「呼吸する環礁(アトール)―モルディブ-日本現代美術展」(モルディブ国立美術館、マレ、2012年)、「大巻伸嗣 – 地平線のゆくえ」(弘前れんが倉庫美術館、青森、2023年)など。また坂本龍一の大規模インスタレーション作品を包括的に紹介する展覧会(2021年:M WOODS/北京、23年:M WOODS/成都、24年:東京都現代美術館)のキュレーターを務める。札幌国際芸術祭2014プロジェクト・マネージャー(学芸担当)、ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014キュレーター。著書に『現代美術キュレーターという仕事』、『現代美術キュレーター・ハンドブック』『現代美術キュレーター10のギモン』(すべて青弓社)など。

Photo: Kenichi Aikawa

お問い合わせ

「有楽町藝大キャンパス」事務局
info@yurakucho-geidai-campus.jp
https://yurakucho-geidai-campus.jp/

2024-04-17T17:20:30+09:002024/03/24|

2024年度開講授業 芸術環境創造論

藝大生向け・一般の方向け

芸術環境創造論

開講日時
6/1(土),8(土), 15(土), 22(土), 29(土) 各日13:00-17:50

開講場所
一般の方 千住キャンパス 第7ホール OR オンデマンド
藝大生 千住キャンパス 第7ホール

ある日、「アート/文化事業」担当に異動になった。日々現場で孤独に1人で闘っている。事例調査やネットワーキングが必要なあなたには、まずこの授業がおすすめ。
大型の地域芸術祭から各地で話題の「アーツカウンシル」、文化事業の進め方まで、多彩なゲスト講師によるオムニバス形式のレクチャーとディスカッションで、文化芸術と社会のつなぎ手に必要とされる基礎的な理論やノウハウなどを学びます。
現場未経験者も大歓迎。本授業の地域コミュニティや多分野との連携事例紹介を通じて、アーティストの方は文化芸術の担い手たちとの協働の方法を、拠点やプログラムの運営者は社会のニーズに応じたクリエイティブな場づくりとその継続の秘訣をお持ち帰りいただければ幸いです。

なお、授業は講師の都合により内容の変更が生じたり、順序が入れ替わる可能性があります。

本授業は株式会社サンブリッジのご寄付を頂いております。

一般の方(対面参加) | 受講方法

定員 | 50名(先着順)
受講生募集開始|4/1(月)正午〜4/14(日)18:00
受講方法 | 全15コマの対面授業を¥50,000(税込)で受講できます。

一般の方(レクチャーコマのみのオンデマンド視聴) | 受講方法

定員 | 50名(先着順)
受講生募集開始|4/1(月)正午〜4/14(日)18:00
受講方法 | 全10コマの講義コマのみ、¥50,000(税込)でオンデマンド受講できます(対面授業実施日の翌週から7月末まで視聴可能、リアルタイム配信はありません)

【4/15追記】
オンデマンド視聴枠のみ、追加募集を実施する運びとなりました。
定員 | 若干名(先着順)
受講生募集開始|4/15(月)14:00〜4/18(木)18:00
受講方法 | 全10コマの講義コマのみ、¥50,000(税込)でオンデマンド受講できます(対面授業実施日の翌週から7月末まで視聴可能、リアルタイム配信はありません)。

※各回の対面参加に欠員が出た場合のみ、オンデマンド受講生の方に対面参加のご案内をお送りする予定です。

藝大生の方 | 受講方法
授業シラバスを参照の上、Campus Planで履修登録してください。なお、卒業要件単位に含むかどうかは、ご自身の所属する各科のカリキュラムに準じます。

2024年度ラインナップ

第1回|事業運営のいろはを知る
対面授業:6/1(土)
オンデマンド配信:6/6(木)以降順次公開
▼レクチャー「プロジェクトと拠点をつくる」大石歩真、兒玉絵美(無人駅の芸術祭事務局)
▼レクチャー「アートマーケティングでファンをつくる」佐野直哉(東京藝術大学)
▼ディスカッション(対面参加の受講生のみ)

第2回|他分野との連携を模索する
対面授業:6/8(土)
オンデマンド配信:6/13(木)以降順次公開
▼レクチャー「アートと社会包摂:福祉」長津結一郎(九州大学)
▼レクチャー「アートと社会包摂:多文化社会」楊淳婷(東京藝術大学)
▼ディスカッション(対面参加の受講生のみ)

第3回|文化芸術事業の評価に取り組む
対面授業:6/15(土)
オンデマンド配信:6/20(木)以降順次公開
▼レクチャー「文化事業の評価と活かし方」槇原彩(成蹊大学)
▼レクチャー「文化施設の評価を更新する」会田大也(YCAM)
▼ディスカッション(対面参加の受講生のみ)

第4回|今話題のアーツカウンシルとは何か
対面授業:6/22(土)
オンデマンド配信:6/27(木)以降順次公開
▼レクチャー「アーツカウンシルの現在:理論編」太下義之(同志社大学)
▼レクチャー「アーツカウンシルの現在:実践編」森隆一郎(合同会社渚と)
▼ディスカッション(対面参加の受講生のみ)

第5回|アートマネジメントをとりまく潮流を俯瞰する
対面授業:6/29(土)
オンデマンド配信:7/4(木)以降順次公開
▼レクチャー「アートマネジメントと日本と世界の文化政策を知る」吉本光宏(合同会社文化コモンズ研究所)、熊倉純子(東京藝術大学)
▼レクチャー「文化的・社会的処方とは何か」伊藤達矢(東京藝術大学)
▼ディスカッション(対面参加の受講生のみ)

担当教員(登壇順)

大石 歩真(おおいし・あるま) 兒玉 絵美(こだま・えみ)

共に静岡県島田市出身。2012年に「スキだらけのまちづくり」をコンセプトに地域づくりを行うNPO法人クロスメディアしまだを設立。社会教育、情報発信、NPO中間支援、アートによる地域づくりの4つの柱にて地域づくり活動を行う。
2018年より無人駅を現代社会の象徴と捉えた地域芸術祭「UNMANNED無人駅の芸術祭/大井川」を主催。
令和5年度静岡県文化奨励賞受賞
第25回ふるさとイベント大賞・キラリ賞受賞
令和3年度ふじのくに美しく品格ある邑・知事顕彰(抜里地区)

佐野 直哉(さの・なおや)

東京藝術大学「共生社会をつくるアートコミュニケーション共創拠点」特任講師。英国ロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージック大学院オルガン科修了後、映画宣伝・洋楽ライセンス業務、ブリティッシュ・カウンシルおよび駐日英国大使館にてマーケティング・コミュニケーションの現場経験を積む。その後アーツカウンシルしずおかにて多数のアートプロジェクトの伴走支援に携わった。上野学園大学音楽学部准教授を経て現職。東京藝術大学大学院博士後期課程芸術環境創造分野修了。博士(学術)。研究テーマは文化政策、アートマーケティング、文化事業評価。

長津 結一郎(ながつ・ゆういちろう)

九州大学大学院芸術工学研究院准教授
多様な関係性が生まれる芸術の場に伴走/伴奏する研究者。専門はアーツ・マネジメント、文化政策。障害のある人などの多様な背景を持つ人々の表現活動に着目した研究を行なっているほか、音楽実技やワークショップに関する教育、演劇・ダンス分野のマネジメントやプロデュースにも関わる。著書に『舞台の上の障害者:境界から生まれる表現』(九州大学出版会、2018年)、『アートマネジメントと社会包摂』(水曜社、2021年)など。

楊 淳婷(YANG Chunting)

台湾台北市生まれ。博士(学術)。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科特任助教。 自身の経験から移住や移民、社会とアートの関係性に関心を抱き、 現在は国や文化の枠組みにとどまらないインターセクショナリティに注目している。アートプロジェクト「イミグレーション・ミュージアム・東京」の企画統括(2019年度)、 東京芸術劇場によるシアター・コーディネーター養成講座《多文化共生・基礎編》の監修(2021年度)や多文化共生とアートに関するリサーチプログラムの参与観察(2022年度)などに携わった。2024年現在は「国際理解」及び「多文化共生」をテーマとした「成蹊アートプロジェクト2024」のアドヴァイザー。主な論文は「アートによる多文化の包摂 : 日本人の外国人住民に対する『寛容な意識づくり』に着目して」(2016『文化政策研究』 第10号)など。

槇原 彩(まきはら・さや)

成蹊大学文学部芸術文化行政コース客員准教授。東京藝術大学大学院音楽研究科音楽専攻音楽文化学研究領域芸術環境創造修了。博士(学術)。専門はアートマネジメントや文化政策、アートプロジェクト、音楽文化学。実践と研究を往還しながら、共創的芸術実践の可能性を模索中。主な著書は『アートプロジェクトのピアレビュー 対話と支え合いの評価手法』(共著)など。

会田 大也(あいだ・だいや)

アーティスト/ミュージアムエデュケーター
山口情報芸術センター[YCAM]、東京大学大学院特任助教、あいちトリエンナーレを経て、2019年12月より再びYCAM勤務。
専門はミュージアムエデュケーション。ワークショップの手法を応用し、組織の人材育成や地域コミュニティの形成などに携わる。
キュレーター活動:国際巡回展「MEDIA/ART KITCHEN」、「あいちトリエンナーレ2019」等。作家活動:「瀬戸内国際芸術祭2019」、「みるこころみるかえりみる」展、など。

太下 義之(おおした・よしゆき)

文化政策研究者、博士(芸術学)。同志社大学教授。文化経済学会<日本>理事、文化政策学会理事、デジタルアーカイブ学会理事。公益社団法人全国公立文化施設協会アドバイザー。愛知県県民文化局アドバイザー、静岡県文化政策審議会委員、アーツカウンシルしずおかカウンシルボード議長。鶴岡市食文化創造都市アドバイザー、はちのへ文化のまちづくりアドバイザリーボード会議委員長。練馬区文化振興協会・文化政策アドバイザーなど文化政策関連の委員を多数兼務。2023年文化庁長官表彰。単著『アーツカウンシル』(水曜社)。

森 隆一郎(もり・りゅういちろう)

これまで東京都江東区や福島県いわき市で文化施設の新たなあり方を実践、アーツカウンシル東京でPRディレクターを務め、2018年に独立。現在は、アートと社会の間に新しい関係性を育むことを目指す「合同会社渚と」代表社員。ほかに東京藝術大学のプロジェクトや銀座ヴィジョン会議、文化コモンズ研究所などで多様な活動を進める。2022年10月よりアーツカウンシルさいたまプログラムディレクター。共著に「文化からの復興 市民と震災といわきアリオスと」水曜社

吉本 光宏(よしもと・みつひろ)

1958年徳島県生。早稲田大学大学院修了(都市計画)後、社会工学研究所、ニッセイ基礎研究所(研究理事)などを経て2023年6月文化コモンズ研究所代表・研究統括、長野県文化振興事業団理事長に就任。東京オペラシティ、国立新美術館等の文化施設開発、東京国際フォーラムのアート計画などのコンサルタントとして活躍する他、文化政策、文化施設の運営・評価、創造都市等の調査研究に取り組む。文化審議会委員、東京芸術文化評議会評議員、(公社)企業メセナ協議会理事などを歴任。著作に「再考、文化政策(ニッセイ基礎研所報)」「アート戦略都市(監修、鹿島出版会)」など。

©Jouji Suzuki

熊倉 純子(くまくら・すみこ)

パリ第十大学卒、慶應義塾大学大学院修了(美学・美術史)。(社)企業メセナ協議会を経て、東京藝術大学教授。アートマネジメントの専門人材を育成し、「取手アートプロジェクト」(茨城県)、「アートアクセスあだち―音まち千住の縁」(東京都)など、地域型アートプロジェクトに学生たちと携わりながら、アートと市民社会の関係を模索し、文化政策を提案する。東京都芸術文化評議会文化都市政策部会委員、文化庁文化審議会文化政策部会委員などを歴任。監修書に『アートプロジェクト─芸術と共創する社会』『アートプロジェクトのピアレビュー—対話と支え合いの評価手法』『アートプロジェクトがつむぐ縁のはなし—絵物語・声・評価でひもとく 大巻伸嗣「Memorial Rebirth 千住」の11年』、共編書に『社会とアートのえんむすび1996-2000──つなぎ手たちの実践』、共著に『「地元」の文化力―地域の未来のつくりかた』など。

伊藤 達矢(いとう・たつや)

東京藝術大学社会連携センター 教授
1975年生まれ。東京藝術大学大学院芸術学美術教育後期博士課程修了(博士号取得) 東京都美術館と東京藝術大学が連携し、アートを介してコミュニティーをつくる「とびらプロジェクト」など、多様な芸術文化プログラムの企画立案に携わる。現在、東京藝術大学が中核となる産学官民の連携事業「共生社会をつくるアートコミュニケーション共創拠点」ではプロジェクトリーダーを担い、「望まない孤独や孤立」の解決に向けた取り組みを展開している。共著に『ケアとアートの教室』(左右舎)など。

2024-05-17T17:19:00+09:002024/03/24|

2024年度開講授業 現代美術キュレーション概論

藝大生向け・一般の方向け

現代美術キュレーション概論

開講日時
後期 木曜6限 18:00〜19:30

開講場所
一般の方 オンライン
藝大生 上野キャンパス 国際交流棟 GA講義室

現代美術を取り巻くキュレーションは、近年の美術表現の領域横断化や、時代の変化に伴う美術館や展覧会のあり方の変遷によって、大きくその姿を変えています。本授業では、美術館での展覧会から、街なかでのアートプロジェクトに至るまで、さまざまな形でアートと社会をつなぐキュレーションの実践について、実際にそれぞれの現場で活躍している講師陣を迎えて授業を構成します。取り扱うジャンルも絵画や彫刻などの従来のアートに加えて、パフォーマンスや参加型・プロジェクト型のアート、領域横断的な協働型のアートなど広く紹介します。なお、授業は講師の都合により内容の変更が生じたり、順序が入れ替わる可能性があります。

一般の方 | 受講方法

定員 | 150名(先着順)
受講生募集開始|2024年夏ごろ公開予定
受講方法 | 全14回のオンライン授業を、¥50,000(税込)で受講できます(リアルタイムで配信予定)
お申し込みフォーム|2024年夏ごろ公開予定

藝大生の方 | 受講方法

授業シラバスを参照の上、Campus Planで履修登録してください。なお、卒業要件単位に含むかどうかは、ご自身の所属する各科のカリキュラムに準じます。

写真:冨田了平

2024年度ラインナップ

第1回|10/3(木)
担当教員:難波祐子(キュレーション教育研究センター 特任准教授)
「イントロダクション:現代美術キュレーションの見取り図ー美術館、国際展、芸術祭、アートプロジェクト」

第2回|10/10(木)
担当教員:難波祐子(キュレーション教育研究センター 特任准教授)
「日本におけるキュレーションの変遷について:戦後から現在まで」

第3回|10/17(木)
担当教員:李美那(大学院美術研究科 准教授)
「美術館のキュレーション:美術館とミュージアム・キュレーターの未来/求められる変化」

第4回|10/24(木)
担当教員:熊澤弘(大学美術館 准教授)
「ミュージアム・コレクションの管理とキュレーション:東京藝術大学大学美術館所蔵の現代美術作品の事例を中心に」

第5回|10/31(木)
担当教員:鷲田めるろ(国際芸術創造研究科 准教授)
「国際展でのキュレーション:ヴェネチア・ビエンナーレ日本館を例に」

第6回|11/7(木)
担当教員:服部浩之(大学院映像研究科 准教授)
「協働プロジェクトのキュレーション:異分野を架橋する表現と創造について」

第7回|11/14(木)
担当教員:熊倉純子(国際芸術創造研究科 教授)
「アートプロジェクトのキュレーション:日本のアートプロジェクトの変遷とその担い手について」

第8回|11/21(木)
担当教員:難波祐子(キュレーション教育研究センター 特任准教授)
「前半授業振り返り&後半授業イントロダクション」

第9回|11/28(木)
担当教員:今村有策(大学院美術研究科 教授)
「グローバル時代のキュレーション:世界の現場から」

第10回|12/5(木)
担当教員:毛利嘉孝(国際芸術創造研究科 教授)
「ポスト/ウィズコロナのアートとキュレーション」

第11回|12/12(木)
担当教員:荒木夏実(美術学部 准教授)
「歴史と向き合うキュレーション:人種・ジェンダー・帝国主義」

第12回|1/9(木)
担当教員:平諭一郎(未来創造継承センター 准教授)
「アーカイヴとキュレーション:作品と資料とその再演」

第13回|1/16(木)
担当教員:相馬千秋(大学院美術研究科 准教授)
「 領域横断するキュレーション:『パフォーマンス』を生成するキュレーション実践」

第14回|1/23(木)
担当教員:難波祐子+栗栖良依(SLOW LABEL 芸術監督、アートプロデューサー)
「社会包摂とキュレーション:多様性を活かす仕組みとデザイン」

担当教員

難波祐子(キュレーション教育研究センター 特任准教授)

東京都現代美術館学芸員、国際交流基金文化事業部企画役(美術担当)を経て、国内外で現代美術の展覧会企画に関わる。 企画した主な展覧会に「こどものにわ」(東京都現代美術館、2010年)、「呼吸する環礁(アトール)―モルディブ-日本現代美術展」(モルディブ国立美術館、マレ、2012年)、「大巻伸嗣 – 地平線のゆくえ」(弘前れんが倉庫美術館、青森、2023年)など。また坂本龍一の大規模インスタレーション作品を包括的に紹介する展覧会(2021年:M WOODS/北京、23年:M WOODS/成都、24年:東京都現代美術館)のキュレーターを務める。札幌国際芸術祭2014プロジェクト・マネージャー(学芸担当)、ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014キュレーター。著書に『現代美術キュレーターという仕事』、『現代美術キュレーター・ハンドブック』『現代美術キュレーター10のギモン』(すべて青弓社)など。

Photo: Kenichi Aikawa

李美那 (大学院美術研究科 准教授)

東アジアを中心とする近現代美術史。東京藝術大学大学院美術研究科西洋美術史専攻修了。静岡県立美術館学芸員(1993-2003)、神奈川県立近代美術館主任学芸員(2003-2017)として展覧会、教育普及プログラムを企画・実施。主な展覧会に「東アジア/絵画の近代 ― 油画の誕生と展開」(1999)、「アルベルト・ジャコメッティ―矢内原伊作とともに」(2006)、「日韓近代美術家のまなざし ―『朝鮮』で描く」(2015)など。

熊澤弘(大学美術館 准教授)

東京藝術大学大学美術館准教授。1970年生まれ、神奈川出身。東京藝術大学美術学部芸術学科卒、同大学院美術研究科(西洋美術史)修了。同大学美術学部芸術学科助手、同学大学美術館助手・助教、武蔵野音楽大学音楽学部音楽環境運営学科常勤講師をへて、2017年4月より現職。オランダを中心とする西洋美術史、博物館学が専門。日本国内外の美術展覧会にかかわる。主な担当展覧会に「線の巨匠たち――アムステルダム歴史博物館所蔵素描・版画展」(2008年、大学美術館他)、“Japans Liebe zum Impressionismus”(日本が愛した印象派) (2015年、ドイツ連邦共和国美術展示館)。「ミラクルエッシャー展」(2018年、上野の森美術館)等。編著書に『レンブラント 光と影のリアリティー』(角川書店 2011年)、『脳から見るミュージアム アートは人を耕す』(中野信子と共著、講談社現代新書 2020年)他多数。

鷲田めるろ(国際芸術創造研究科 准教授)

1973年生まれ。東京大学大学院修士(文学)修了。金沢21世紀美術館キュレーター(1999年から2018年)を経て2020年より十和田市現代美術館館長。第57回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館キュレーター(2017年)。あいちトリエンナーレ2019キュレーター。著書に『キュレーターズノート二〇〇七ー二〇二〇』(美学出版)。主な論文に「鶴来現代美術祭における地域と伝統」『金沢21世紀美術館研究紀要アール』6号。

©︎小山田邦哉

服部浩之(大学院映像研究科 准教授)

キュレーター。1978年愛知県生まれ。2006年早稲田大学大学院修了(建築学)。アジアを軸に同時代の表現活動を研究し、様々な表現者との協働や参加をベースにしたアートプロジェクトを展開し、これからの公共圏やコモンズについて模索する。主な企画に、第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館展示「Cosmo-Eggs
| 宇宙の卵」(2019年)、「ARTS & ROUTES -あわいをたどる旅」(秋田県立近代美術館、2021年)がある。

熊倉純子 (国際芸術創造研究科 教授)

パリ第十大学卒、慶應義塾大学大学院修了(美学・美術史)。(社)企業メセナ協議会を経て、東京藝術大学教授。アートマネジメントの専門人材を育成し、「取手アートプロジェクト」(茨城県)、「アートアクセスあだち―音まち千住の縁」(東京都)など、地域型アートプロジェクトに学生たちと携わりながら、アートと市民社会の関係を模索し、文化政策を提案する。東京都芸術文化評議会文化都市政策部会委員、文化庁文化審議会文化政策部会委員などを歴任。監修書に『アートプロジェクト─芸術と共創する社会』『アートプロジェクトのピアレビュー—対話と支え合いの評価手法』『アートプロジェクトがつむぐ縁のはなし—絵物語・声・評価でひもとく 大巻伸嗣「Memorial Rebirth 千住」の11年』、共編書に『社会とアートのえんむすび1996-2000──つなぎ手たちの実践』、共著に『「地元」の文化力―地域の未来のつくりかた』など。

今村有策 (大学院美術研究科 教授)

アートやデザイン、建築などさまざまなクリエイティブな分野のプロデュース、キュレーションを行う。国内外の若手クリエーターの人材育成、国際文化交流、領域横断で実験的なプロジェクトを推進するアートセンターであったトーキョーワンダーサイトの創設に携わり、2001年の創設から2017年まで館長を務める。2001年から2013年まで東京都の文化行政について知事に助言・進言を行なう東京都参与も兼務し、アーツカウンシル東京の創設をはじめ、東京の新たな芸術文化基盤作りに取り組む。東京オリンピック招致においては文化プログラム作成に中心的な役割を果たす。建築を学び、磯崎新アトリエ勤務を経て、1991-1993コロンビア大学建築学部客員研究員。武蔵野美術大学非常勤講師、PMQ(香港)インターナショナル・アドバイザー、浜松市鴨江アートセンターシニアアドバイザー。これまでに世界文化の家(ベルリン)プログラム・アドバイザリー・ボード、テンスタ・コンストハル・アドバイザー(ストックホルム)、国連大学アドバイザー、名古屋芸術大学特別客員教授などを歴任。

毛利嘉孝 (国際芸術創造研究科 教授)

1963年生まれ。社会学者。文化/メディア研究。京都大学経済学部卒。ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジPh.D(. 社会学)、MA (メディア&コミュニケーションズ)修了。九州大学を経て現職。特にポピュラー音楽や現代美術、メディアなど現代文化と都市空間の編成や社会運動をテーマに批評活動を行う。主な著書に『バンクシー:アート・テロリスト』、『文化=政治 グローバリゼーション時代の空間叛乱』、『ストリートの思想 転換期としての1990年代』、『はじめてのDiY』、『増補 ポピュラー音楽と資本主義』、共著に『入門 カルチュラル・スタディーズ』、『実践 カルチュラル・スタディーズ』、『現代思想入門 グローバル時代の「思想地図」はこうなっている!』、『ネグリ、日本と向き合う』など。編著に『アフター・テレビジョン・スタディーズ』など。

荒木夏実 (美術学部 准教授)

キュレーター、美術評論家。慶應義塾大学文学部卒業、英国レスター大学ミュージアム・スタディーズ修了。三鷹市芸術文化振興財団(1994-2002)、森美術館(2003-2018)でキュレーターとして展覧会および教育プログラムに携わる。主な展覧会に「小谷元彦展:幽体の知覚」(2010-11)、「ゴー・ビトゥイーンズ展:こどもを通して見る世界」(2014)、「ディン・Q・レ展:明日への記憶」(2015)、「六本木クロッシング2016:僕の身体、あなたの声」(以上森美術館)、「彼女たちは歌う」(2020)、「居場所はどこにある?」(2021)、「あなたのアートを誰に見せますか?」(2023)(以上東京藝術大学大学美術館 陳列館)など。「ゴー・ビトゥイーンズ展」で第26回倫雅美術奨励賞、第10回西洋美術振興財団学術賞受賞。

平諭一郎 (未来創造継承センター 准教授)

1982年生まれ。専門は文化財や芸術の保存・継承。芸術保存継承研究会・主宰。東京藝術大学デザイン科卒。同大学院文化財保存学専攻修了。文化財、美術品の再現・復元制作とともに、領域横断的な芸術の保存・継承について研究し、展覧会、論考、作品として発表。主な企画に、2018年「芸術の保存・修復―未来への遺産」展、2021年「再演―指示とその手順」展(共に東京藝術大学大学美術館)。

相馬千秋 (大学院美術研究科 准教授)

NPO法人芸術公社代表理事。アートプロデューサー。演劇、現代美術、社会関与型アート、VR/ARテクノロジーを用いたメディアアートなど、領域横断的な同時代芸術のキュレーション、プロデュースを専門としている。過去20年にわたり日本、アジア、欧州で多数の企画をディレクション。その代表的なものは、フェスティバル/トーキョー初代プログラム・ディレクター(2009-2013)、あいちトリエンナーレ2019および国際芸術祭あいち2022パフォーミングアーツ部門キュレーター、シアターコモンズ実行委員長兼ディレクター(2017-現在)、豊岡演劇祭2021総合プロデューサーなど。
2015年フランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエ受章、2021年芸術選奨(芸術振興部門・新人賞)受賞。立教大学現代心理学部映像身体学科特任准教授(2016-2021)を経て、2021年より東京藝術大学大学院美術研究科准教授(グローバルアートプラクティス専攻)。2023年にドイツのフランクフルト・オッフェンバッハで開催される世界演劇祭テアター・デア・ヴェルト2023のプログラム・ディレクターも務めた。

©NÓI CREW

栗栖良依(SLOW LABEL芸術監督)

東京造形大学でアートマネジメントを学んだのち、イタリアのドムスアカデミーにてビジネスデザイン修士取得。「日常における非日常」をテーマに、異なる文化の人やコミュニティをつなげ、対話や共創のプロセスで社会変革を試みる、アートプロジェクトを手掛ける。2010年に骨肉腫を発症し、翌年、アーティストと障害者施設のものづくりブランドSLOW LABEL(現・認定NPO法人スローレーベル)設立。2014〜2020年ヨコハマ・パラトリエンナーレ総合ディレクター。2018年シルク・ドゥ・ソレイユの支援を受け、日本初のソーシャルサーカスカンパニーSLOW CIRCUS設立。東京2020パラリンピック開閉会式ステージアドバイザーとして、54名のスペシャリスト集団を組織。企画・演出振付・キャスティング・リハーサル運営のサポートから、コメンタリーガイドの開発までを総合監修。第65回横浜文化賞「文化・芸術奨励賞」、神山まるごと高専理事、TBS「ひるおび」木曜コメンテーター。

一般の方へ・受講に際してのご案内

・授業ごとに講座の形式(レクチャー/ワークショップ/対面ORオンライン実施)が異なりますので、お申し込み前に必ずご確認ください。
・授業ごとに、定員の有無が異なります。定員のある授業は、選考基準を設けることがございますのであらかじめご了承ください。詳しくは各授業の紹介ページをご参照ください。
・有料の授業は、受講申込フォームにご記入いただいた後、キュレーション教育研究センターから届く受講決定通知メールで支払い等の案内がございます。必ずご一読ください。
・オンライン/オンデマンド授業の、記録・録画等は固くお断りしています。万が一発見した場合については、法的措置をとる可能性がございます。
・同じセメスターの、複数の授業にお申し込みいただくことも可能です。
・その他受講に際してのご質問等ございましたら、「CONTACT」ページのフォームよりお問い合わせください。

2024-05-21T12:49:06+09:002024/03/24|

2024年度開講授業 演習:アートプロジェクト 1DAYパフォーマンス表現街

藝大生向け・一般の方向け
2024年度から一般の方も受講できるようになりました!

演習:アートプロジェクト 1DAYパフォーマンス表現街

開講日時
通年(曜日不定期)
※今後変更の可能性がございます。

①5/25(土) 13:00〜17:50
②5/26(日) 13:00〜17:50
③9/6(金) 19:00〜21:00、9/7(土) 14:00〜16:00 ※どちらか1日出席(同内容)
④9/28(土) 13:00〜14:30
⑤10/6(日) 9:00〜17:50
⑥10/12(土) 13:00〜16:20

開講場所
千住キャンパスほか

まちなかで行う市民参加型アートプロジェクトの実践現場を通して、芸術と市民社会の関わり方を考えます。足立区千住を中心に、東京藝術大学(音楽学部・大学院国際芸術創造研究科)と足立区シティプロモーション課、NPO法人音まち計画の三者が共同で実施している文化事業「アートアクセスあだち 音まち千住の縁(音まち)」(2011年〜現在)をフィールドとして、芸術文化プロジェクトの運営に携わります。

本授業では、音まちのプログラムのひとつ、千住・人情芸術祭「1DAYパフォーマンス表現街」を取り上げます。芸術の専門家・非専門家にかかわらず約50組のパフォーマーから、表現形態を問わず、音楽や踊り、朗読、ライブペインティング、枠にとらわれない実験的な企画までを領域横断的に幅広く公募。その多様性を最大限に生かしながら、さまざまな表現を商店街を舞台に解き放ち、ささやかな祝祭プログラムを立ち上げていくプロセスを経験します。

1DAY パフォーマンス表現街
2023年度の様子はこちら:

https://youtu.be/Bj9PUvkoAVI?feature=shared

2022年度の様子はこちら:
https://youtu.be/PIHUA0H4lBc?feature=shared

一般の方 | 受講方法

定員 | 10名(応募者多数の場合は選考します)
受講方法 | 全6回の対面授業を無料で受講できます。
受講生募集期間|4/1(月)正午〜4/14(日)18:00

藝大生の方 | 受講方法

授業シラバスを参照の上、Campus Planで履修登録してください。なお、卒業要件単位に含むかどうかは、ご自身の所属する各科のカリキュラムに準じます。

担当教員

熊倉純子(国際芸術創造研究科 教授)

パリ第十大学卒、慶應義塾大学大学院修了(美学・美術史)。(社)企業メセナ協議会を経て、東京藝術大学教授。アートマネジメントの専門人材を育成し、「取手アートプロジェクト」(茨城県)、「アートアクセスあだち―音まち千住の縁」(東京都)など、地域型アートプロジェクトに学生たちと携わりながら、アートと市民社会の関係を模索し、文化政策を提案する。東京都芸術文化評議会文化都市政策部会委員、文化庁文化審議会文化政策部会委員などを歴任。監修書に『アートプロジェクト─芸術と共創する社会』『アートプロジェクトのピアレビュー—対話と支え合いの評価手法』『アートプロジェクトがつむぐ縁のはなし—絵物語・声・評価でひもとく 大巻伸嗣「Memorial Rebirth 千住」の11年』、共編書に『社会とアートのえんむすび1996-2000──つなぎ手たちの実践』、共著に『「地元」の文化力―地域の未来のつくりかた』など。

吉田武司

1984年生まれ。大阪市出身。京都造形芸術大学芸術表現・アートプロデュース学科卒業。埼玉県北本市で実施された〈北本ビタミン〉(2010年〜2012年)や東京都三宅島の〈三宅島大学〉(2013年)などアートプロジェクトの事務局として企画運営に携わる。その後、2014年にはアートポイント計画のプログラムオフィサーに従事。現在、足立区千住を中心に「音」をテーマにまちなかで展開しているアートプロジェクト「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」のディレクターを務める。

長尾聡子

神奈川県生まれ。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院音楽研究科音楽文化学専攻芸術環境創造分野修了。在学中に「取手アートプロジェクト」(茨城県取手市)の人材育成プログラム「TAP塾」インターン、「art-Link 上野-谷中」(台東区)に運営スタッフとして参加。横浜市内の公共ホール、東京アートポイント計画プログラムオフィサー、東京藝術大学音楽環境創造科教育研究助手を経て、現在は「音」をテーマとした市民参加型アートプロジェクト「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」(足立区)の事務局長として、NPOの会計業務等を中心に担う。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科特任助教。

2024-03-26T14:54:59+09:002024/03/24|
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