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おしらせ

【本日(11/15)募集開始】 さいたま文化発信プロジェクト アーツカウンシルさいたま×東京藝術大学キュレーション教育研究センター 「空想するさいたま」 デジタル作品プラン・キュレーションプラン公募

この度、アーツカウンシルさいたまと東京藝術大学キュレーション教育研究センターは共同でデジタル作品プラン/キュレーションプランの公募プログラム「空想するさいたま」を実施する運びとなりました。
本取り組みは、アーツカウンシルさいたまの事業のひとつである「さいたま文化発信プロジェクト」として、さいたま市の持つ「盆栽・漫画・人形・鉄道」という4つの地域資源を広く若手のクリエイターやキュレーターと共に考えていくために東京藝術大学と連携して実施します。このプログラムを通じて、これまで見たことのないような景色(作品)が生まれることを期待しています。

みなさまからのご応募をお待ちしております。

■本事業オーガナイザーよりみなさまへメッセージ
さいたま市には、生活にまつわる特色ある美術館・博物館があり、それぞれ地域の方々や愛好者たちが訪れています。アーツカウンシルさいたまでは、これらを地域の魅力として発信することを通じて、その文化の豊かさを内外の方に体験いただきたいと考えています。大宮には、盆栽園が集まる大宮盆栽村の一角にさいたま市大宮盆栽美術館があり、その大宮盆栽村の中には、日本の漫画の祖、北沢楽天晩年の邸宅跡地を活用したさいたま市立漫画会館があります。また、関東における鉄道の要衝でもあるこの街には鉄道博物館も位置します。さらに、日本有数の人形の産地である岩槻にはさいたま市岩槻人形博物館が2020年に開館しました。本企画では、さいたま市の文化的特色の一面である「盆栽・漫画・人形・鉄道」が育んできた文化をデジタルの世界で表現することを通じて「さいたま」の新たなアイデンティティを探りたいと思います。
森隆一郎(アーツカウンシルさいたま プログラムディレクター)

■企画概要
さいたま文化発信プロジェクト
アーツカウンシルさいたま×東京藝術大学キュレーション教育研究センター
「空想するさいたま」

最終作品プラン/キュレーションプラン提出〆切:2024年3月1日(金)
最終プラン発表会・選考会(一般公開):2024年3月10日(日)
レクチャー+講評会+発表会・選考会:全6回を2023年12月〜2024年2月に実施

主催:アーツカウンシルさいたま(公益財団法人さいたま市文化振興事業団)、東京藝術大学キュレーション教育研究センター

対象:高校生以上の方は、どなたでも参加できます
応募資格:2023年12月〜2024年3月に実施する全6回のレクチャーと講評会、発表会・選考会に出席すること
定員:30名(先着順、事前予約制)
料金:無料(ツアー先への交通費は参加者負担、入館料は主催者負担)

予約フォーム:
□一般の方
https://forms.gle/EaurVb1sfRWqUkKz7
□藝大生(教職員含む)
https://forms.gle/5WDUqCKzptrCeNHW6

■レクチャースケジュール
□第1回
日程:2023年12月2日(土)15:00~18:00
会場:東京藝術大学上野キャンパス 国際交流棟 GA講義室

第1部・ガイダンス「企画趣旨説明と期待する作品や企画について」
オーガナイザー:森隆一郎(アーツカウンシルさいたま プログラムディレクター)、熊倉純子(東京藝術大学国際芸術創造研究科教授、キュレーション教育研究センター副センター長)
第2部・レクチャー
講師: 小沢剛(東京藝術大学美術学部先端芸術表現科教授、アーツカウンシルさいたまアドバイザリーボード委員)
ゲスト講師:谷口暁彦(多摩美術大学美術学部情報デザイン学科准教授)

□第2回・第3回 レクチャー&施設・街を巡り学芸員と対話するリサーチツアー1・2
日程:2024年1月13日(土)、20日(土)10:00〜(予定)
レクチャー「生活都市さいたまについて」
講師:三浦匡史(アーツカウンシルさいたま プログラムオフィサー)
見学施設:さいたま市大宮盆栽美術館、鉄道博物館、さいたま市岩槻人形博物館、
さいたま市内の人形店(予定)ほか

□第4回・第5回 講評会(作品の講評は各日15名ずつ)
日程:2024年2月17日(土)、18日(日) 各日14:00〜17:00
会場:東京藝術大学千住キャンパス
講師:小沢剛、岡本美津子(東京藝術大学副学長(デジタル推進)、同大学院映像研究科教授)、難波祐子(東京藝術大学キュレーション教育研究センター特任准教授)、森隆一郎、三浦匡史
※上記2日間に出席可能な講師で対応します
※参加者の方は原則両日参加をお願いします

□任意参加のプログラム
日程:2024年2月23日(金)
会場: RaiBoC Hall(市民会館おおみや) 5階(予定)
3月10日(日)のプラン発表会・選考会を前に、「さいたま国際芸術祭サポーターミーティング」に参加して、さいたま市民の前でプレゼンテーション(1人3分以内)をする機会を設けます。貴重な市民との意見交換から、提出する作品プラン/キュレーションプランのブラッシュアップに繋げてください。

■作品プラン/キュレーションプランの提出について
提出〆切:2024年3月1日(金)
応募条件:全6回のレクチャーと講評会、発表会・選考会に参加すること。
募集する作品プラン/キュレーションプラン:さいたま市の地域資源である「盆栽・漫画・人形・鉄道」をテーマに設定した上で、バーチャル空間上で展開する企画。提出の際には、【A】デジタルコンテンツ制作プラン/【B】デジタルコンテンツキュレーション(展示・発表)プランの2部門のいずれかを選択していただきます。なお、本年度の募集はプランのみとします。
奨励金:3月10日(日)実施のプラン選考会では【A】・【B】から2プランずつ採択企画を選定し、各部門1位:20万円、2位:10万円を奨励金として支給します。

※動画や音源等で発表する場合:長さは5分以内とします。
※本事業内で発表された作品プラン/キュレーションプランの著作権は、発表者に帰属します。ただし、本事業の広報等のために、主催者が応募作品を使用する場合もありますので、予めご了承ください。

■プラン発表会・選考会(一般公開)
日程:2024年3月10日(日) 14:00〜17:00
会場:東京藝術大学 千住キャンパス
選考委員:小沢剛、岡本美津子、谷口暁彦、森隆一郎、三浦匡史、玉置泰紀(株式会社角川アスキー総合研究所・戦略推進室)
選考方法:選考委員が事前提出された作品プラン/キュレーションプランの中から各自3本ずつ推薦し、発表者によるプレゼンテーションを実施した上で、当日に審査を行い、各部門から1位と2位を決定します。

■講師・選考委員プロフィール(五十音順)
岡本美津子(プロデューサー/東京藝術大学副学長(デジタル推進)、同大学院映像研究科教授)

プロデューサー/東京藝術大学副学長(デジタル推進)、同大学院映像研究科教授。
数々の番組や映像、イベント等のプロデュースを行う。
NHKEテレで放送中の「2355」「0655」(2010-月〜金放送)、「自由研究55」チーフプロデューサー。Eテレ「テクネ~映像の教室」(2011-)プロデューサー。「毎日映画コンクール」アニメーション部門審査員(2019,2020,2023)、「文化庁メディア芸術祭」海外展(アニメーション分野)総合ディレクター(2018年-2022年)。令和4年度「芸術選奨」選考審査員。

小沢剛(東京藝術大学美術学部先端芸術表現科教授、アーツカウンシルさいたまアドバイザリーボード委員)

1965年東京生まれ。東京藝術大学修了。代表作品に、地蔵建立、なすび画廊、相談芸術、醤油画資料館、ベジタブル・ウェポン、近年は「帰って来た」シリーズなどがある。西京人やヤギの目など新しい形態のコレクティブにも積極的だ。制作内容やスタイルは多岐にわたる。
主な個展に2004年「同時に答えろYesとNo!」(森美術館)、18年に個展「不完全―パラレルな美術史」(千葉市美術館)など。19年に芸術選奨文部科学大臣賞受賞。

熊倉純子(東京藝術大学国際芸術創造研究科教授、キュレーション教育研究センター副センター長)

パリ第十大学卒、慶應義塾大学大学院修了(美学・美術史)。(社)企業メセナ協議会を経て、東京藝術大学教授。アートマネジメントの専門人材を育成し、「取手アートプロジェクト」(茨城県)、「アートアクセスあだち―音まち千住の縁」(東京都)など、地域型アートプロジェクトに学生たちと携わりながら、アートと市民社会の関係を模索し、文化政策を提案する。東京都芸術文化評議会文化都市政策部会委員、文化庁文化審議会文化政策部会委員などを歴任。監修書に『アートプロジェクト─芸術と共創する社会』『アートプロジェクトのピアレビュー—対話と支え合いの評価手法』『アートプロジェクトがつむぐ縁のはなし—絵物語・声・評価でひもとく 大巻伸嗣「Memorial Rebirth 千住」の11年』、共編書に『社会とアートのえんむすび1996-2000──つなぎ手たちの実践』、共著に『「地元」の文化力―地域の未来のつくりかた』など。

谷口暁彦(多摩美術大学美術学部情報デザイン学科准教授)

ゲームアート、ネットアート、映像、彫刻など、さまざまな形態で作品を発表している。主な展覧会に「超・いま・ここ」(CALM & PUNK GALLERY、東京、2017年)など。企画展「イン・ア・ゲームスケープ:ヴィデオ・ゲームの風景、リアリティ、物語、自我」(NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]、東京、2018–19年)にて共同キュレ―ターを務める。

玉置泰紀(株式会社角川アスキー総合研究所・戦略推進室)

株式会社角川アスキー総合研究所・戦略推進室。エリアLOVEウォーカー総編集長。国際大学GLOCOM客員研究員。一般社団法人メタ観光推進機構理事。京都市埋蔵文化財研究所理事。大阪府日本万国博覧会記念公園運営審議会会長代行。産経新聞〜福武書店〜角川4誌編集長後、現在に至る。

難波祐子(東京藝術大学キュレーション教育研究センター特任准教授)

Photo: Kenichi Aikawa

東京都現代美術館学芸員、国際交流基金文化事業部企画役(美術担当)を経て、国内外で現代美術の展覧会企画に関わる。 企画した主な展覧会に「こどものにわ」(東京都現代美術館、2010年)、「坂本龍一:观音听时 | Ryuichi Sakamoto: seeing sound, hearing time」(M WOODS HUTONG | 木木艺术社区、北京、2021年)、「大巻伸嗣 – 地平線のゆくえ」(弘前れんが倉庫美術館、青森、2023年)、「坂本龍一 | SOUND AND TIME」(MWOODS Museum | 木木美術館、成都、中国、2023年)など。札幌国際芸術祭2014プロジェクト・マネージャー(学芸担当)、ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014キュレーター。著書に『現代美術キュレーターという仕事』、『現代美術キュレーター・ハンドブック』(ともに青弓社)など。

三浦匡史(アーツカウンシルさいたまプログラムオフィサー)

NPO法人都市づくりNPOさいたま 理事・事務局長、および個人事務所 地域生活デザイン代表。
市民参加を促進するためのワークショップの開催、シンポジウムの企画・運営、さまざまな市民団体
や個人とのネットワークを形成するためのつなぎ役として活躍し、市民と行政を仲立ちするまちづくりNPOの活動を行なっている。さいたまトリエンナーレ2016ではプロジェクトディレクターを、さいたま国際芸術祭2020ではキュレーターを務めた。

森隆一郎(アーツカウンシルさいたま プログラムディレクター)

これまで東京都江東区や福島県いわき市で文化施設の新たなあり方を実践、アーツカウンシル東京でPRディレクターを務め、2018年に独立。現在は、アートと社会の間に新しい関係性を育むことを目指す「合同会社渚と」代表社員。ほかに東京藝術大学のプロジェクトや銀座ヴィジョン会議、文化コモンズ研究所などで多様な活動を進める。2022年10月よりアーツカウンシルさいたまプログラムディレクター。共著に「文化からの復興 市民と震災といわきアリオスと」水曜社

■アーツカウンシルさいたまについて

アーツカウンシルさいたまとは、市民が暮らしの中で文化芸術と触れ合う機会を増やし、市民生活の多様な場面で創造活動が行われる環境を整備するとともに、文化芸術を通じて将来のさいたま市の姿を考えることを目的に創設された支援組織です。
https://saitama-culture.jp/aboutus/

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【11/28(火)19:00更新】さいたま文化発信プロジェクト アーツカウンシルさいたま×東京藝術大学キュレーション教育研究センター「空想するさいたま」は定員に達しましたため、応募を締め切りました。大変多くのご参加、ありがとうございました。

2023/11/15|

【メディア掲載情報】11/7(火)・ダイヤモンドオンライン:大企業が活路を求める「アート思考」、コラボ依頼急増の東京藝大が感じる不安と期待

日頃よりキュレーション教育研究センターの活動にご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

11/7(火)に、『ダイヤモンドオンライン』にて当センターの取り組みの特集記事
「大企業が活路を求める『アート思考』、コラボ依頼急増の東京藝大が感じる不安と期待」が公開されました。
▶︎ https://diamond.jp/articles/-/331723

当記事では、副センター長・熊倉純子のインタビューをはじめ、
「展覧会設計演習」の授業実施風景や有楽町アートアーバニズム(YAU)との連携を紹介しています。
ぜひご一読ください。

2023/11/15|

【11/19(日)開催】東京藝術大学キュレーション教育研究センターキックオフシンポジウム「いま、キュレーションを問い直す」のお知らせ

 

2022年8月に東京藝術大学キュレーション教育研究センター(CCS Geidai)が開設されました。これまで数多くの学芸員を輩出してきた学芸員教育に加え、現代のキュレーションの役割、日本のキュレーションの未来を考えるプラットフォームです。今回の開設に際して、シンポジウムを開催します。

最近「アート志向」「デザイン思考」などと、アートやアートをプロデュースすることに対して一般社会の関心が高まっています。
またキュレーションが意味するもの、そして役割も変化してきているのではないでしょうか。
今回は美術、音楽それぞれの分野からキュレーションの意味や役割を問い直し、今日的な重要性について考えます。そしてそれに対してキュレーション教育研究センターが貢献できること、目指すものを皆さんと語り合い、共有したいと思います。

みなさまお誘い合わせの上、ぜひともお越しください。

■開催概要
東京藝術大学キュレーション教育研究センターキックオフシンポジウム
「いま、キュレーションを問い直す」

日時:2023年11月19日(日)14:00〜16:45 (13:30開場)
会場:上野キャンパス美術学部中央棟1F第1講義室
料金:無料
定員:100名(先着順、事前予約制)
対象:学内・学外を問わず、どなたでもご参加いただけます
予約フォーム:https://forms.gle/Ju6mqwEeducKv4fw6

■スケジュール
イントロダクション:14:00〜14:20(20分)
東京藝術大学キュレーション教育研究センターのご紹介
今村有策(美術研究科グローバルアートプラクティス専攻教授、キュレーション教育研究センター長)
熊倉純子(国際芸術創造研究科教授、キュレーション教育研究センター副センター長)

第1部:14:20〜15:05(45分)
美術編「キュレーションの多元性/キュレーションを支える文化政策と市民社会」
ゲスト:逢坂恵理子(国立新美術館館長)、柳沢秀行(大原美術館学芸統括)
ファシリテーター:今村有策、李美那(美術研究科グローバルアートプラクティス専攻准教授)

(休憩10分)

第2部:15:15〜15:50(35分)
音楽編「キュレーションは美術だけのものではない!」
ゲスト:クァルテット・エクセルシオ
ファシリテーター:安良岡章夫(作曲科教授)、箕口一美(国際芸術創造研究科教授)

第3部:16:00〜16:45(45分)
大学編「東京藝大<芸術未来研究場>とキュレーション教育研究センター(CCS Geidai)」
ゲスト:吉本光宏(合同会社文化コモンズ研究所 代表・研究統括、本学経営協議会外部委員)
日比野克彦(本学学長)、熊倉純子

■ゲストプロフィール(出演順)
逢坂恵理子|おおさかえりこ

Photograph by Mie Morimoto

 

東京都生まれ
学習院大学文学部哲学科卒業 専攻芸術学
国際交流基金、ICA名古屋を経て、1994年より水戸芸術館現代美術センター主任学芸員、1997年より2006年まで同センター芸術監督。2007年より2009年1月まで森美術館 アーティスティック・ディレクター。2009年4月より2020年3月まで横浜美術館館長。2019年10月より国立新美術館長に就任。2021年7月より独立行政法人国立美術館 理事長を兼任。

 

 

 

柳沢秀行|やなぎさわひでゆき

大原美術館 学芸統括
1991年より岡山県立美術館学芸員。日本近現代美術史研究をベースに6つの自主企画展を担当。また社会における美術(館)が果たし得る機能への関心から、同館の教育普及事業、ボランティア運営に関わる。
2002年より大原美術館勤務。現代作家との事業や、所蔵品を活用した展示活動を担当。また同館の社会連携事業を統括。

 

 

 

 

 

クァルテット・エクセルシオ|Quartet Excelsior

 

ヴァイオリン西野ゆか 北見春菜 ヴィオラ吉田有紀子 チェロ大友肇

1994年桐朋学園大学在学中に結成。年間60公演以上を行う日本では数少ない常設の弦楽四重奏団。2021年日本人団体として初となるベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲のCD録音を完結。第2回大阪国際室内楽コンクール弦楽四重奏部門第2位、第5回パオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクール最高位、第19回新日鉄フレッシュアーティスト賞、第16回ホテルオークラ賞受賞。浦安音楽ホールレジデンシャル・アーティスト。

 

 

 

 

吉本光宏|よしもとみつひろ

©Jouji Suzuki

 

1958年徳島県生。早稲田大学大学院修了(都市計画)後、社会工学研究所、ニッセイ基礎研究所(研究理事)などを経て2023年6月文化コモンズ研究所代表・研究統括、長野県文化振興事業団理事長に就任。東京オペラシティ、国立新美術館等の文化施設開発、東京国際フォーラムのアート計画などのコンサルタントとして活躍する他、文化政策、文化施設の運営・評価、創造都市等の調査研究に取り組む。文化審議会委員、東京芸術文化評議会評議員、(公社)企業メセナ協議会理事などを歴任。著作に「再考、文化政策(ニッセイ基礎研所報)」「アート戦略都市(監修、鹿島出版会)」など。

 

 

 

 

 

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【10/23(月)11:45更新】東京藝術大学キュレーション教育研究センターキックオフシンポジウム「いま、キュレーションを問い直す」は定員に達しました。大変多くのお申し込み、ありがとうございました。

【12/27(水)16:30更新】2023年11月19日に開催した、東京藝術大学キュレーション教育研究センターキックオフシンポジウム 「いま、キュレーションを問い直す」のアーカイブムービーを公開しました。期間限定での公開となりますので、この機会にぜひご覧ください。
詳細はこちら:https://ccs.geidai.ac.jp/2023/12/27/kickoffarchive/

2023/10/19|

【藝大生対象】東京藝大 x みずほFG「アートとジェンダー」共同研究プロジェクト「アートとジェンダー研究会」リサーチャー・レクチャー受講者募集開始のお知らせ

本プロジェクトでは、アートの実践の場におけるジェンダーを取り巻く諸問題について、ゲストを迎えてのレクチャーシリーズと、藝大生とみずほFG社員によるグループリサーチを通して考察を深めていきます。
参加方法については、キュレーション教育研究センターからの10月2日付全学メールをご確認ください。
なお、本プロジェクトの受講に伴う単位の認定はございません。予めご了承ください。

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A. レクチャーシリーズ

今年度は、「アートの現場における女性の社会進出」をテーマに多彩なゲストを迎えて、それぞれの切り口からアートとジェンダーの関係についてのレクチャーを行います。レクチャーを受けた後、ディスカッションを通して、肌感覚のモヤモヤや問題意識を共有できればと考えています。

第1回 10/27(金)アートとジェンダー —過去・現在・未来ー:清水知子(東京藝術大学国際芸術創造研究科・准教授)
第2回 11/24(金)「盛り」の誕生:女の子とテクノロジーが生んだ日本の美意識:久保友香(メディア環境学者)
第3回 12/1(金)女性であることとつくることについて:碓井ゆい(アーティスト)
第4回 12/8(金)女性演奏家をめぐる労働環境について:箕口一美(東京藝術大学国際芸術創造研究科・准教授)、酒井雅代(東京藝術大学キュレーション教育研究センター・コーディネーター)、若山萌恵(東京藝術大学国際芸術創造研究科)
第5回 12/15(金)子育てとフリーランス・キュレーターをめぐる問題について:難波祐子(東京藝術大学キュレーション教育研究センター・特任准教授)

  • 場所:東京藝術大学 上野キャンパス 国際交流棟 4F GA講義室
  • 時間:各開催日の18:00-19:30
  • 定員:40名程度
  • 参加方法:キュレーション教育研究センターからの10月2日付全学メールをご確認ください。

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B. リサーチプログラム

有志によるリサーチチームを結成し、アートの実践の場におけるジェンダーを取り巻く諸問題について、レクチャーシリーズと連動したリサーチを行います。
レクチャーを通して問題意識を共有した上で、ゲストやみずほFG社員とのディスカッションに参加していただきます。
レクチャーシリーズの受講と、追加のリサーチ活動日への参加が必須です。

なお、本プログラムへの参加に対して金銭的な報酬はありません。予めご了承ください。

  • 定員:10名程度(応募多数の場合、選考を行う可能性があります)
  • 日時:A.レクチャーシリーズの日程+11/10(金) ※追加設定する可能性あり
  • 対象:本学在籍の学生及び教職員(授業は日本語で実施します。)
  • 参加方法:キュレーション教育研究センターからの10月2日付全学メールをご確認ください。

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■ゲストのプロフィール

清水知子 / Shimizu Tomoko
愛知県生まれ。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科准教授。専門は文化理論・メディア文化論。著書に『文化と暴力──揺曳するユニオンジャック』(月曜社、2013年)、『ディズニーと動物──王国の魔法をとく』(筑摩選書、2021年)ほか。共訳書にジュディス・バトラー『非暴力の力』(青土社、2022年)、同、『アセンブリ──行為遂行性・複数性・政治』(青土社、2018年)、ディヴィッド・ライアン『9.11以後の監視』(明石書店、2004年)ほか。

久保友香 / Kubo Yuka
メディア環境学者
1978年、東京都生まれ。2000年、慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科卒業。2006年、東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了。博士(環境学)。専門はメディア環境学。東京大学先端科学技術研究センター特任助教、東京工科大学メディア学部講師、東京大学大学院情報理工学系研究科特任研究員など経て、独立。著書に『「盛り」の誕生ー女の子とテクノロジーが生んだ日本の美意識ー』(太田出版、2019年)。

碓井ゆい / Usui Yui
アーティスト。1980年東京都出身、埼玉県在住。
身の回りの素材や手芸の技法を用い、社会制度や歴史についての批評や考察を平面・立体作品で表現する。
近年の主な展覧会に「ケアリング/マザーフッド:「母」から「他者」のケアを考える現代美術」(水戸芸術館現代美術ギャラリー、2023年)、「JAPAN.BODY_PERFORM_LIVE Resistance and Resilience in Japanese Contemporary Art」(Padiglione d’Arte Contemporanea、2022年)などがある。

箕口一美 / Minoguchi Kazumi
1960年生まれ。87年6月よりカザルスホール企画室・アウフタクトで企画制作にたずさわり、2000年3月まで同ホールプロデューサー。98年より財団法人地域創造『公共ホール音楽活性化事業』にコーディネーターとして参画、地域での芸術普及のさまざまな可能性を、各地のホール担当者、若手演奏家とともに考えて来た。
2001~08年NPOトリトン・アーツ・ネットワークディレクター。08~16年サントリーホール・プログラミングディレクターおよびグローバルプロジェクト・コーディネーター。現在、東京芸術大学大学院国際芸術創造研究科教授。学生や若い研究者たちと、音楽ワークショップ・ファシリテーション開発に取り組んでいる。

難波祐子 / Namba Sachiko
東京都現代美術館学芸員、国際交流基金文化事業部企画役(美術担当)を経て、国内外で現代美術の展覧会企画に関わる。 企画した主な展覧会に「こどものにわ」(東京都現代美術館、2010年)、「坂本龍一:观音听时 | Ryuichi Sakamoto: seeing sound, hearing time」(M WOODS HUTONG | 木木艺术社区、北京、2021年)、「大巻伸嗣 – 地平線のゆくえ」(弘前れんが倉庫美術館、青森、2023年)など。

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2023/10/02|
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