【藝大生対象】東京藝大 x みずほFG「アートとジェンダー」共同研究プロジェクト「アートとジェンダー研究会」リサーチャー・レクチャー受講者募集開始のお知らせ
本プロジェクトでは、アートの実践の場におけるジェンダーを取り巻く諸問題について、ゲストを迎えてのレクチャーシリーズと、藝大生とみずほFG社員によるグループリサーチを通して考察を深めていきます。
参加方法については、キュレーション教育研究センターからの10月2日付全学メールをご確認ください。
なお、本プロジェクトの受講に伴う単位の認定はございません。予めご了承ください。
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A. レクチャーシリーズ
今年度は、「アートの現場における女性の社会進出」をテーマに多彩なゲストを迎えて、それぞれの切り口からアートとジェンダーの関係についてのレクチャーを行います。レクチャーを受けた後、ディスカッションを通して、肌感覚のモヤモヤや問題意識を共有できればと考えています。
第1回 10/27(金)アートとジェンダー —過去・現在・未来ー:清水知子(東京藝術大学国際芸術創造研究科・准教授)
第2回 11/24(金)「盛り」の誕生:女の子とテクノロジーが生んだ日本の美意識:久保友香(メディア環境学者)
第3回 12/1(金)女性であることとつくることについて:碓井ゆい(アーティスト)
第4回 12/8(金)女性演奏家をめぐる労働環境について:箕口一美(東京藝術大学国際芸術創造研究科・准教授)、酒井雅代(東京藝術大学キュレーション教育研究センター・コーディネーター)、若山萌恵(東京藝術大学国際芸術創造研究科)
第5回 12/15(金)子育てとフリーランス・キュレーターをめぐる問題について:難波祐子(東京藝術大学キュレーション教育研究センター・特任准教授)
- 場所:東京藝術大学 上野キャンパス 国際交流棟 4F GA講義室
- 時間:各開催日の18:00-19:30
- 定員:40名程度
- 参加方法:キュレーション教育研究センターからの10月2日付全学メールをご確認ください。
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B. リサーチプログラム
有志によるリサーチチームを結成し、アートの実践の場におけるジェンダーを取り巻く諸問題について、レクチャーシリーズと連動したリサーチを行います。
レクチャーを通して問題意識を共有した上で、ゲストやみずほFG社員とのディスカッションに参加していただきます。
レクチャーシリーズの受講と、追加のリサーチ活動日への参加が必須です。
なお、本プログラムへの参加に対して金銭的な報酬はありません。予めご了承ください。
- 定員:10名程度(応募多数の場合、選考を行う可能性があります)
- 日時:A.レクチャーシリーズの日程+11/10(金) ※追加設定する可能性あり
- 対象:本学在籍の学生及び教職員(授業は日本語で実施します。)
- 参加方法:キュレーション教育研究センターからの10月2日付全学メールをご確認ください。
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■ゲストのプロフィール
清水知子 / Shimizu Tomoko
愛知県生まれ。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科准教授。専門は文化理論・メディア文化論。著書に『文化と暴力──揺曳するユニオンジャック』(月曜社、2013年)、『ディズニーと動物──王国の魔法をとく』(筑摩選書、2021年)ほか。共訳書にジュディス・バトラー『非暴力の力』(青土社、2022年)、同、『アセンブリ──行為遂行性・複数性・政治』(青土社、2018年)、ディヴィッド・ライアン『9.11以後の監視』(明石書店、2004年)ほか。
久保友香 / Kubo Yuka
メディア環境学者
1978年、東京都生まれ。2000年、慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科卒業。2006年、東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了。博士(環境学)。専門はメディア環境学。東京大学先端科学技術研究センター特任助教、東京工科大学メディア学部講師、東京大学大学院情報理工学系研究科特任研究員など経て、独立。著書に『「盛り」の誕生ー女の子とテクノロジーが生んだ日本の美意識ー』(太田出版、2019年)。
碓井ゆい / Usui Yui
アーティスト。1980年東京都出身、埼玉県在住。
身の回りの素材や手芸の技法を用い、社会制度や歴史についての批評や考察を平面・立体作品で表現する。
近年の主な展覧会に「ケアリング/マザーフッド:「母」から「他者」のケアを考える現代美術」(水戸芸術館現代美術ギャラリー、2023年)、「JAPAN.BODY_PERFORM_LIVE Resistance and Resilience in Japanese Contemporary Art」(Padiglione d’Arte Contemporanea、2022年)などがある。
箕口一美 / Minoguchi Kazumi
1960年生まれ。87年6月よりカザルスホール企画室・アウフタクトで企画制作にたずさわり、2000年3月まで同ホールプロデューサー。98年より財団法人地域創造『公共ホール音楽活性化事業』にコーディネーターとして参画、地域での芸術普及のさまざまな可能性を、各地のホール担当者、若手演奏家とともに考えて来た。
2001~08年NPOトリトン・アーツ・ネットワークディレクター。08~16年サントリーホール・プログラミングディレクターおよびグローバルプロジェクト・コーディネーター。現在、東京芸術大学大学院国際芸術創造研究科教授。学生や若い研究者たちと、音楽ワークショップ・ファシリテーション開発に取り組んでいる。
難波祐子 / Namba Sachiko
東京都現代美術館学芸員、国際交流基金文化事業部企画役(美術担当)を経て、国内外で現代美術の展覧会企画に関わる。 企画した主な展覧会に「こどものにわ」(東京都現代美術館、2010年)、「坂本龍一:观音听时 | Ryuichi Sakamoto: seeing sound, hearing time」(M WOODS HUTONG | 木木艺术社区、北京、2021年)、「大巻伸嗣 – 地平線のゆくえ」(弘前れんが倉庫美術館、青森、2023年)など。
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