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【2/23(日)開催】トーク&ディスカッション「アーティストに今求められるプロデュース力とは」のご案内

 

 東京藝術大学キュレーション教育研究センター(以下、CCS)とみずほフィナンシャルグループ(以下、みずほFG)は、2023年度より「アートとジェンダー」共同研究プロジェクトに取り組んでおります。

 この一環で、2024年度より、本学卒業生・修了生を対象に、「ジェンダー」「こども」をテーマにした企画公募事業 「東京藝大『I LOVE YOU』プロジェクト 2024」を共同で実施してまいりました。本事業を通じ、課題として浮き彫りになった「プロデュース力」をキーワードに、トーク&ディスカッション「アーティストに今求められるプロデュース力とは」を来る2025年2月23日(日)に開催する運びとなりましたので、ご案内申し上げます。

 

■開催概要
東京藝大×みずほFG「アートとジェンダー」共同研究プロジェクト
トーク&ディスカッション「アーティストに今求められるプロデュース力とは」

□日時と場所 
2025年2月23日(日)13:00〜16:00 
東京藝術大学 千住キャンパス 第7ホール  ※オンライン配信および後日のアーカイブ配信はございません。

□定員
50名(藝大生・教職員25名/一般の方25名)
※事前申込制、どなたでもご参加いただけます

□申込方法
下記フォームより必要情報をご記入の上、お申込み下さい。
藝大生・教職員:https://forms.gle/ZJ73JvG7qYBxtCeB8
一般の方:https://forms.gle/fNbMTYSiMHRzXAyK6

 東京藝術大学キュレーション教育研究センター(以下、CCS)とみずほフィナンシャルグループ(以下、みずほ FG)は、アーティストとして自立した活動を希望しながらも、経済的な理由で企画の実施が困難な卒業・修了生を支援すべく、さまざまな取組を行っています。
  2024年度より実施している企画公募事業『東京藝大「I LOVE YOU」 プロジェクト』では、本学の卒業・修了生 を対象に「こども」と「ジェンダー」をテーマに企画を広く募集しました。そして、多数の応募の中から審査で選ばれた計8件の企画に対して、総額300万円の助成を行っています。また、若手アーティスト自身の興味や関心を社会化し、さらなる自己成長の機会となるよう、CCS のスタッフとみずほ FG の社員が企画準備から実施までをサポートしてきました。 

 本イベントでは、企画採択者の進捗・実施報告を通して、「誰にとっての企画なのか」「どのように企画を届けるのか」 といった活動の軸となる考え方や、活動を広げていく上で必要だった工夫を振り返ります。さらに、音楽プロデュー サーとして活躍する本学卒業生のもふくちゃんを迎え、これまでの歩みについてお話を伺います。実践レベルの奮闘から紆余曲折のキャリア談まで、さまざまな卒業・修了生の声からいま必要な「プロデュース力」とは何かを幅広く考える機会になれば幸いです。 

■当日スケジュール(予定)
13:00-14:50 第1部
「東京藝大『I LOVE YOU』プロジェクト2024 採択企画報告会~CCS×みずほFGと振り返る企画の届け方、伝え方」
登壇者:I LOVE YOUプロジェクト企画採択者、みずほプロジェクトメンバー、CCSスタッフ

14:50-15:00  休憩

15:00ー16:00 第2部
ゲスト講演「アーティストからプロデューサーへの転身?卒業・修了後のリアルな『セルフプロデュース』の現場裏話」
ゲスト登壇者:もふくちゃん(音楽プロデューサー、クリエイティブディレクター)
聞き手:熊倉純子(CCS副センター長、東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授)

■第1部 登壇者プロフィール・企画内容(「東京藝大『I LOVE YOU』プロジェクト 2024」採択者、五十音順)
牛久保 舞(Aurochs & Co.)

東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻修了。オーロックス・アンド・カンパニーという映像製作グループを作り活動中。プロデュースした主な映画に、伊藤丈紘監督『MORE』(2011年)、眞田康平監督『イカロスと息子』(2015年)、廣原暁監督『帰ってきた少女』(2017年)、坂下雄一郎監督『アウトソーシング』(2021年)がある。

採択企画は廣原暁が監督した、子どもが主役となる短編映画の特集上映会。上映後には演じることをテーマに、監督や出演者らのトークイベントも行う。

大寳ひとみ

東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻修了。ドキュメンタリーとアニメーションのあいだで人の気持ちを伝えていけるような作品を目指して制作を行なっている。修了制作の「おもかげたゆた」が寺山修司賞を受賞。制作チームとして携わった「Black Box Diaries」が第97回アカデミー賞ショートリストに選出。武蔵野美術大学映像学科非常勤講師。

採択企画ではDOOR7期生の有志とともに、楽しみながらケアと出会う展覧会「あそびとこころのみかた展」を開催した。

長田ポンシリ・アリサ

オーストラリア出身。2024年東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻終了。東京を拠点とするアートマネージャーであり、フェミニズム、コミュニティ、ケアを中心としたアートプロジェクトの管理に興味を持つ。2023年に集団である(O)Kamemochiを共同設立。東京芸術祭2024Asian Performing Arts Camp参加者。

採択企画「This is (not) my lullaby」では平野みなのを共同企画者とし、jwcm (女性作曲家会議)と「音楽とフェミニズム」をテーマにしたマガジンの作成・出版を行う。

佐藤絵里子

2018年に東京藝術大学大学院美術研究科デザイン専攻を修了。

2022年にI LOVE YOUプロジェクトで採択された「夏休み子ども自習室」をきっかけに、子どもの安心感と学びを目的とした居場所づくりの研究に取り組む。本採択企画では自習室メンバーの石渡真衣子と共に、子どもたちが住む「まち」全体を一つのフィールドと捉え、まちの中を探索し、様々なものと出会いながら、制作を取り巻くさまざまな環境を学ぶことを目的とした。

戸島由浦

アートマネージャー。作品や表現が生まれる過程やアーティストの営みそのものを重視して、公演やワークショップの企画を行っている。また、近年では、まちの在り方やそこで生活する人々のメンタルヘルスについて関心を持っている。東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科にて学んだのち、人事・労務を扱う仕事へ就職。主な所属活動団体として、企画団体ひよこアーツ、Hokkaido Artists Union Studies(HAUS)。

I LOVE YOUプロジェクト2024では、1DAY喫茶店の姿を借りた「吐き出し喫茶」及びポッドキャスト配信「ハキダシラヂオ: 生き延びるためのダイアローグプラクティス」を行った。

野村拳之介 

東京藝術大学音楽学部邦楽科能楽専攻卒業。
野村万蔵家という約300年の歴史を持つ狂言の家に生まれ、自身3歳の頃より人間国宝である祖父の野村萬、父の九世野村万蔵の指導のもと、狂言師として活動している。現在も東京を中心にワークショップや学生向け公演、フランス、イタリア、アゼルバイジャンでの海外公演、その他能狂言以外の舞台にも出演する。

今回の採択企画では「こども」に関する社会課題に取り組む企画として、児童養護施設での狂言ワークショップの実施を企画。
※事前収録映像にて報告

福田恭子

東京藝術大学邦楽科の学部・修士課程を経て、2016年同大学大学院博士後期課程修了。箏曲の歴史研究と演奏の両面から、箏曲の魅力を伝える活動を行っている。また、未来を担う子供たちへ本物の音を届けるコンサートの開催や、書道や染織・茶道等、日本の他文化とのコラボイベントを企画し、多文化交流によって新たな客層の獲得と視野を広げた音楽作りを目指している。Webサイト(https://yasuko-fukuda.com/

採択企画では、乳幼児から親子で参加できる、女性作曲家に焦点をあてたコンサート「女性作曲家、その先へ〜ヴァイオリン、箏、ピアノでつむぐコンサートの未来形〜」を実施予定。

元岡奈央

1998年生まれ愛媛県松山市出身。東京藝術大学美術学部先端芸術表現科卒業。&commonsメンバーおよび地方女子プロジェクトメンバー。
ホームビデオからインスタレーションを制作する。身や物の所有権に興味を持ち骨董を集める。主に戦前の着物の収集を行う。

採択企画では、土着性のあるクィアをテーマに掲げ、時の流れや場所に関係なく日常生活の伝統を具に愛し抗するため制作活動の一環として愛媛県でのクィアコミュニティーを根付かせる試みである「土弄りのお色直し」を同郷の渡邉元貴と企画した。
※事前収録映像にて報告

 

■第2部:登壇者プロフィール
ゲスト:もふくちゃん

東京都出身の音楽プロデューサー、クリエイティブディレクター。東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科を卒業後すぐ、ライブ&バー「秋葉原ディアステージ」を立ち上げる。「でんぱ組.inc」「虹のコンキスタドール」「きゅるりんってしてみて」や「わーすた」などのアイドルや、PUFFYなど多くのアーティストのクリエイティブ及び楽曲プロデュースを手がける。

聞き手:熊倉純子

パリ第十大学卒、慶應義塾大学大学院修了(美学・美術史)。(社)企業メセナ協議会を経て、東京藝術大学教授。アートマネジメントの専門人材を育成し、「取手アートプロジェクト」(茨城県)、「アートアクセスあだち―音まち千住の縁」(東京都)など、地域型アートプロジェクトに学生たちと携わりながら、アートと市民社会の関係を模索し、文化政策を提案する。東京都芸術文化評議会文化都市政策部会委員、文化庁文化審議会文化政策部会委員などを歴任。監修書に『アートプロジェクト─芸術と共創する社会』『アートプロジェクトのピアレビュー—対話と支え合いの評価手法』ほか。

主催: 東京藝術大学キュレーション教育研究センター 
※本企画は、東京藝大×みずほFG「アートとジェンダー」共同研究プロジェクトの一環として実施されます。 
広報協力:東京藝術大学アートキャリア・オフィス

2025-01-22T18:42:35+09:002025/01/22|NEWS, 募集(実施)中|

【1/14(火)スタート】クロノス・クァルテットがテリー・ライリー90歳を日本で祝いたい!「Terry Riley Kronos Quartet Matsuri2025」クラウドファンディングのお知らせ

平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

この度、東京藝術大学キュレーション教育研究センター(以下、CCS)は、2025年6月に「Terry Riley Kronos Quartet Matsuri2025」を共催する運びとなりましたのでご案内申し上げます。

「Terry Riley Kronos Quartet Matsuri2025」(通称:TRKQ Matsuri)は、現代音楽の巨匠テリー・ライリーが”卒寿”を迎える2025年6月に開催する、90歳の記念コンサートのプロジェクト名です。

現在、有志で集まった実行委員会メンバーが、テリー・ライリーを長年演奏で支えてきたクロノス・クァルテットからの呼び掛けに応える形で、目下準備に励んでいます。CCSの構成員である、箕口一美(東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授)はじめ、多くの教授陣が彼らの音楽に影響を受けた1人として今回の企画に賛同し、実現に向けて奔走しています。

しかし、コンサートの会場費、必要な機材の調達、アーティストの宿泊費やプロジェクト運営費などの資金不足が大きな壁になっています。そこで、本日(1/14)午前10時より、Readyforにてクラウドファンディングを募ることになりました。

https://readyfor.jp/projects/TRKQMatsuri

特設サイトには、本企画の特別サポーター(久石譲氏、宇川直宏氏、横尾忠則氏ほか)から頂戴した応援メッセージも掲載しています。
スペシャルな2つの公演(神奈川県立音楽堂、東京藝術大学奏楽堂)を実現させるために、ぜひともみなさまのお力添えを賜れますよう、心よりお願い申し上げます。

■「TRKQ Matsuri」クラウドファンディング概要
□受付URL
https://readyfor.jp/projects/TRKQMatsuri
□目標金額 
第一目標金額:390万円、最終目標金額:600万円
□資金使途
・コンサートの制作費およびプロジェクトの運営費
・クロノス・クァルテットが自己負担予定の渡航費の補助
・クラウドファンディングの諸経費
※本プロジェクトはAll in形式のため、寄付総額が期日までに目標金額に届かなかった場合でも、自己資金などで補填し、プロジェクトを実行します。
※プロジェクト成立後、天災等やむを得ない事情(緊急事態宣言などコロナウイルスによる影響を含む)によりイベントが開催できなかった場合は、ご返金はせず、延期や中止に伴う費用に充てさせていただきます。

■「Terry Riley Kronos Quartet Matsuri2025」開催概要
□クラウドファンディングした方限定ご招待(枚数限定)|関係者のみのBirthday Performance
日時:2025年6月24日(水)
会場:神奈川県立音楽堂ホワイエ

□テリー・ライリー生誕90歳を祝うコンサート by Kronos Quartet
日時:2025年6月25日(水)19:00開演 
会場:神奈川県立音楽堂
演奏曲目:テリー・ライリー 作曲《サン・リングズ》 弦楽四重奏と合唱
     録音された宇宙空間のサウンドのための(日本初演)
出演: クロノス・クァルテット/合唱団やえ山組

テリー・ライリー自身のリクエストで、日本初演となる《サン・リングス》を上演します。
この作品はコロナ明け直後のビザ給付の滞りにより来日直前で中止となった2022年ツアーにて県立音楽堂での日本初演予定だったもので、その際に共演予定であった「合唱団やえ山組」も実行委員会にも加わって、クロノス・クァルテットと共に捲土重来を期しています。公演当日はテリー・ライリーも山梨から駆けつけ、日本初演に立ち会います。

□テリー・ライリーとクロノス・クァルテットの共演(仮)
日時:2025年6月28日(土)15:00開演(予定)
会場:東京藝術大学奏楽堂
演奏曲目(予定):
テリー・ライリー《Good Medicine》
テリー・ライリー  新作 《タイトル未定》※ Gabriela と Ayaneのための歓迎曲
テリー・ライリー《Cadenza on the Night Plain》※ビデオプロジェクション付
(休憩)
テリー・ライリー×宮本沙羅:新作/即興
テリー・ライリー×宮本沙羅×クロノス・クァルテット《タイトル未定》
出演:クロノス・クァルテット、宮本沙羅
特別出演:テリー・ライリー

クロノス・クァルテットとテリー・ライリーが共演、両者による即興演奏も行われます。
作曲家と演奏家の同じステージ上での共演は稀有の機会となります。

■クレジット
主催:テリー・ライリーMatsuri2025実行委員会
共催:Kronos Performing Arts Association (KPAA)、東京藝術大学キュレーション教育研究センター
協力:東京藝術大学演奏藝術センター、東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科

2025-01-16T17:10:08+09:002025/01/16|NEWS, 募集(実施)中|

【メディア掲載情報】集英社『UOMO』2,3月号「2025年の『センスのいい』お金の使い方」特集

日頃より東京藝術大学キュレーション教育研究センターの活動にご協力とご関心を賜り、厚く御礼申し上げます。

この度、集英社『UOMO』2025年2・3月合併号「2025年の『センスのいい』お金の使い方」特集にて、当センターが開講している「社会共創科目(公開授業)」が紹介されました。
記事内では、2024年度の「展覧会設計演習」受講生&特任准教授・難波祐子のインタビューと合わせて、授業風景や展覧会の様子が掲載されています。

ぜひご一読ください。

https://www.fujisan.co.jp/product/1281681077/new/

■参考リンク
2024年度「社会共創科目(公開授業)」ラインナップ:https://ccs.geidai.ac.jp/learn_with_us/2024-list/

2025-01-09T13:37:26+09:002025/01/09|NEWS, メディア掲載情報|

【11/27(水)〜12/3(火)】芸術未来研究場展&関連イベントのご案内

平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
この度、東京藝術大学キュレーション教育研究センター(以下、CCS)は、11月27日(水)〜12月3日(火)に本学大学美術館(本館)で開催される「芸術未来研究場展」に参加する運びとなりましたのでご案内申し上げます。

本学は、アートの礎である「いまここにないものをイメージする力」をもとに、伝統の継承と新しい表現の創造のための教育研究機関であると同時に、様々なステークホルダーと共に社会を形づくる主体を目指し、「芸術未来研究場」を設置しました。

日比野克彦学長が打ち出した「芸術未来研究場」は、全学横断的に企業・官公庁・他の教育研究機関との連携を強化/推進する新たなプラットフォームとして5つの領域実践:[ケア・コミュニケーション][アートDX][クリエイティヴアーカイヴ][キュレーション][芸術教育・リベラルアーツ]を据えています。CCSはこのうちの[キュレーション]領域を担う組織として、特に期待が寄せられています。

本展覧会の「キュレーション教育研究センター」展示ブースでは、この一環として取り組んでいる「社会共創科目(公開授業)」や、みずほフィナンシャルグループとの共同事業をご紹介いたします。学内外のハブとして機能しつつあるCCSの姿を、みなさまにわかりやすくお楽しみいただける機会となります。会期中は多彩な関連イベントも開催予定ですので、ぜひともお運びください。みなさまのご来場を心よりお待ち申し上げます。

芸術未来研究場展

<開催概要>
会期:2024年11月27日(水)〜12月3日(火)
開館時間:10:00〜17:00(入館は会館の30分前まで)
会場:東京藝術大学大学美術館本館3F 展示室3・4ほか
観覧無料・申込不要
会期中休館なし
HP:https://museum.geidai.ac.jp/exhibit/2024/11/gmk2024.html
主催:東京藝術大学 芸術未来研究場、共生社会をつくるアートコミュニケーション共創拠点(ケア&コミュニケーション領域)
協力:東京藝術大学大学美術館
*本展覧会は、JST 共創の場形成支援プログラム「共生社会をつくるアートコミュニケーション共創拠点」(JPMJPF2105)の支援を受けています。

<キュレーション教育研究センターの関連イベント(開催日順、11/19最終更新)>
開催中〜12月3日(火)|丸の内Drippin’ Tripper(ドリッピン・トリッパー)サテライト企画
11月27日(水)|「アートとジェンダー研究会」リサーチャー企画『朗読劇 ポスター』
11月27日(水)|「I LOVE YOU」採択者による持ち込み企画・「ハキダシラヂオ」公開収録
11月29日(金)|「I LOVE YOU」採択者による持ち込み企画・トリオコンサート
11月30日(土)|シンポジウム「アートとジェンダー:ケアの視点から」
11月30日(土)|CCSミニトーク
12月1日(日)|「I LOVE YOU」採択者による持ち込み企画・吐き出し喫茶


関連イベント①
丸の内Drippin’ Tripper(ドリッピン・トリッパー)
サテライト企画

撮影:中川陽介

【SHOWCASE UENO】#013.
丸の内Drippin’ Tripper(ドリッピン・トリッパー)
サテライト企画:久保ガエタン 武田萌花

会期:10月18日(金)〜12月3日(火)
開催場所:ショーケース上野
東京藝術大学 上野キャンパス 美術学部 藝大食樂部内
http://geidaishokudo.com/

10月19日(土)から26日(日)までYAU CENTER、Slit Park YURAKUCHOで開催された東京藝術大学キュレーション教育研究センター「展覧会設計演習」企画展 丸の内Drippin’ Tripper (ドリッピン・トリッパー)に参加した2名の作家の新作をスピンオフ展示しています。
本展覧会詳細&記録集はこちら:https://ccs.geidai.ac.jp/2024/09/24/marunouchidrippintripper/

関連イベント
シンポジウム「アートとジェンダー:ケアの視点から」

東京藝術大学キュレーション教育研究センター(以下、CCS)とみずほフィナンシャルグループ(以下、みずほFG)は、2023年度より「アートとジェンダー」をテーマに共同研究を実施してまいりました。(*1)
この一環として、11月30日(土)にシンポジウム「アートとジェンダー:ケアの視点から」を開催する運びとなりましたので、ご案内申し上げます。
https://ccs.geidai.ac.jp/2024/10/17/agc/

第1部のトーク&ディスカッションでは伊藤亜紗氏(美学者)をお迎えし、海外でリサーチされているアートとケアにまつわるユニークな事例についてお話していただきます。そして、「アートとジェンダー」研究会のコアメンバーとして活動してきた清水知子(本学大学院国際芸術創造研究科教授)を交えて、「ケアと芸術—音・身体・フィクション」をテーマに意見を交わします。
また、第2部では、学内公募によって集った「アートとジェンダー」研究会のリサーチャー4名が登壇します。「ジェンダー」を取り巻く各自の問題意識から生まれた企画や調査研究の進捗について報告会を実施します。
(*1)2023年度の東京藝大 x みずほFG「アートとジェンダー」共同研究プロジェクト「アートとジェンダー研究会」レクチャーシリーズ&リサーチプログラムのレポートはこちらからご覧いただけます
https://ccs.geidai.ac.jp/event/mizuho-art-and-gender23/

■開催概要
東京藝大 x みずほFG「アートとジェンダー」共同研究プロジェクト「アートとジェンダー研究会」
シンポジウム「アートとジェンダー:ケアの視点から」
イベント詳細:https://ccs.geidai.ac.jp/2024/10/17/agc/
日時:2024年11月30日(土)14:00〜16:00 (13:30開場)
会場:東京藝術大学 上野キャンパス 音楽学部 5-109
料金:無料
定員:200名(先着順、事前予約制)
※学内、学外問わずどなたでもご参加いただけます
予約フォーム:https://forms.gle/SExEBHF9oru9TciE6
主催:東京藝術大学キュレーション教育研究センター

■当日スケジュール(予定)
□イントロダクション:14:00〜14:10
□第1部|14:10〜15:10
トーク&ディスカッション「ケアと芸術—音・身体・フィクション」
ゲスト:伊藤亜紗(美学者)
聞き手:清水知子(東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授)
モデレーター:難波祐子(東京藝術大学キュレーション教育研究センター特任准教授)
□第2部|15:20~16:00
リサーチ企画報告会
登壇者:伊志嶺絵里子、大石みちこ、Cho Hyesu、寺田健人

関連イベント③
CCSミニトーク

2023年度に本格始動したキュレーション教育研究センター(CCS)。
センター長・今村有策、副センター長・熊倉純子、当センター特任准教授・難波祐子が登壇し、センターが描く未来と、その可能性を語るミニトークを実施します。

日時:2024年11月30日(土)16:15〜16:45 (16:00開場)
会場:東京藝術大学 上野キャンパス 音楽学部 5-109
料金:無料(先着順、予約不要)
※学内、学外問わずどなたでもご参加いただけます
※会場が満員の場合はご案内できない場合がございます。あらかじめご了承ください。
主催:東京藝術大学キュレーション教育研究センター

関連イベント④
「アートとジェンダー研究会」リサーチャー企画
『朗読劇 ポスター』

東京藝術大学キュレーション教育研究センター(以下、CCS)とみずほフィナンシャルグループ(以下、みずほFG)は、2023年度より「アートとジェンダー」をテーマにさまざまな共同研究を実施しています。(*1)
この一環である「アートとジェンダー研究会」リサーチャー企画シリーズのうち、2024年5月14日に開催した、ショーレ・ゴルパリアン× 大石みちこ〈VOICE — Art & Gender ― 〉対談 イラン映画に響く声― Woman’s Voices from Iranian Films ―(*2)の関連イベントを実施します。

この対談を聞いた小沢剛(美術家 / 本学美術学部先端芸術表現科教授)は、かつてイランで映画のポスター描きを訪ねた記憶が蘇ったといいます。このエピソードを基に、残された一枚のポスターに込められた、革命前のイランの人々の声に耳を傾ける機会として、短い朗読劇を発表します。
(*1)2023年度の東京藝大 x みずほFG「アートとジェンダー」共同研究プロジェクト「アートとジェンダー研究会」レクチャーシリーズ&リサーチプログラムのレポートはこちらからご覧いただけます
https://ccs.geidai.ac.jp/event/mizuho-art-and-gender23/
(*2)イベントレポートはこちらで公開中です
https://ccs.geidai.ac.jp/2024/08/29/voice_report/

※11/19:情報更新しました
日時:2024年11月27日(水)16時20分〜16時30分
会場:『芸術未来研究場展』展示室内イベントスペース、東京藝術大学大学美術館(本館)3F
料金:無料
定員:20名(先着順、予約不要、入退場自由)
※学内、学外問わずどなたでもご参加いただけます
企画・脚本:大石みちこ(脚本家 / 本学大学院映像研究科教授)
出演:小沢剛(美術家 / 本学美術学部先端芸術表現科教授)
映像:桐山孝司(本学大学院映像研究科教授)
公演時間(予定):約10分
主催:東京藝術大学キュレーション教育研究センター

関連イベント⑤
「I LOVE YOU」採択者による持ち込み企画

キュレーション教育研究センター(CCS)とみずほフィナンシャルグループは、本学卒業生・修了生対象の企画公募事業「I LOVE YOU」プロジェクト2024(*3)を共同で実施しております。
今年度採択した8件のうち、有志の団体が「芸術未来研究場展」で活動を紹介します。

(*3)詳細はこちらをご覧ください
https://www.geidai.ac.jp/news/20240314135330.html

トリオコンサート
採択企画:CROSSWORLD_MUSIC vol.1~「女性作曲家」その先へ~

※11/19:情報更新しました
日時:2024年11月29日(金)12時30分〜13時00分
会場:『芸術未来研究場展』展示室内イベントスペース、東京藝術大学大学美術館(本館)3F
料金:無料
定員:20名(先着順でご案内、予約不要、入退場自由)
公演時間(予定):約30分
※学内、学外問わずどなたでもご参加いただけます
出演:尾池亜美(ヴァイオリン)、鴇田恵利花(ピアノ)、福田恭子(箏)

「ハキダシラヂオ」公開収録&吐き出し喫茶
採択企画:Projects HAKI-DASHI

▼「ハキダシラヂオ: 生き延びるためのダイアローグプラクティス」公開収録


「ハキダシラヂオ」は、身体的・精神的・社会的な生きづらさに対して一人一人がどのように応じられるか、未来社会がどのように応答していけるか、様々なゲストをお迎えしてお話していくプログラムです。
今回は、キュレーターの田中みゆきさんをお迎えし、彼女の実践や生き延びるための知恵をお伺いします。
日時:2024年11月27日(水)10時45分~11時45分
会場:『芸術未来研究場展』展示室内イベントスペース、東京藝術大学大学美術館(本館)3F
料金:無料
定員:20名(先着順でご案内、予約不要、入退場自由)
収録時間(予定):約60分
※学内、学外問わずどなたでもご参加いただけます
出演:田中みゆき(キュレーター)、檜皮一彦(現代美術家)、戸島由浦(アートマネージャー)

▼吐き出し喫茶


カフェドリンクの代わりに、アーティストオリジナルのレクリエーションメニュー「セルフガーデニングガイド」を提供します。「吐き出し喫茶」プログラムは、1DAY喫茶店の姿を借りた、アートイベントであり社会実験。おしゃべり以上カウンセリング未満の空間へ、ぜひ遊びに来てください。
日時:2024年12月1日(日)13時00分〜17時00分
会場:『芸術未来研究場展』展示室内、東京藝術大学大学美術館(本館)3F
料金:無料
予約不要、入退場自由
※学内、学外問わずどなたでもご参加いただけます
喫茶店主(役):平尾拓也(ダンサー)、戸島由浦(アートマネージャー)

2025-01-09T13:40:52+09:002024/11/07|NEWS, お知らせ, 募集(実施)終了|

東京藝大×みずほFG「アートとジェンダー」共同研究プロジェクト:《the ghost project 2024 – 現代百物語×百鬼夜行》開催のご案内

東京藝術大学キュレーション教育研究センター(以下、CCS)とみずほフィナンシャルグループ(以下、みずほFG)は、2023年度より「アートとジェンダー」をテーマにさまざまな共同研究を実施しています。(*1)

この一環である「アートとジェンダー研究会」リサーチャー企画シリーズ(*2)のうち、Cho Hyesu(インディペンデント・キュレーター、東京藝術大学大学院国際芸術研究科博士課程在籍)が主宰する「the ghost project」のイベントが開催されますのでご案内申し上げます。

(*1)2023年度の東京藝大 x みずほFG「アートとジェンダー」共同研究プロジェクト「アートとジェンダー研究会」レクチャーシリーズ&リサーチプログラムのレポートはこちらからご覧いただけます
https://ccs.geidai.ac.jp/event/mizuho-art-and-gender23/

(*2)同じ「リサーチャー企画シリーズ」として2024年5月14日に開催された、ショーレ・ゴルパリアン× 大石みちこ〈V O I C E ―Art & Gender―〉対談 イラン映画に響く声― Woman’s Voices from Iranian Films ―のイベントレポートはこちらで公開中です
https://ccs.geidai.ac.jp/2024/08/29/voice_report/

藝大の博士、修士学生が中心になり立ち上げたキュレトリアル・コレクティブ「the ghost project」は、2024年ハロウィンの企画として、オンライン・プロジェクト《現代百物語》、参加型パフォーマンス《百鬼夜行》を開催します。

世界中の作家99人から神話や都市伝説、怪談をもとに、ジェンダー、フェミニズム、ケアなどのテーマに基づく新しい「ゴーストストーリー」を依頼し、制作・アーカイブした《現代百物語》は、10月21日からオンライン上で公開されました。
本企画は、誰でもこの「現代百物語」にインスピレーションを受けることができるように、無料閲覧を許可し、ジェンダー センシティブな一次テキストの多様性拡大のため、個人的な次元での配布や使用を無料許可しています。the ghost projectは、「怪談や噂のように、これらの物語を広めることを目指した」とといいます。

また、韓国のアーティストコレクティブkoldsleepのみなさんをお迎えし、連携イベントとして観客参加型パフォーマンス《百鬼夜行》を松戸のPARADISE AIRを拠点に行います。koldsleepは夢をモチーフに、真夜中の公演やアートプロジェクトを手掛ける団体です。マイノリティのナラティブを基にしたパフォーマンスの過程で、お互いがお互いを「目撃」するシーンを生み出してきました。「公演中」という一時的な約束のもと、観客自身が身体を通じて何かを表現し、社会や場所に新たなひび割れを生み出してきました。今回はthe ghost projectとのコラボレーションとして、ゴーストイベントを開催します。

イベントは学外の方もご参加いただけます。事前の予約が必要ですので、以下の連絡先までお問い合わせください。


【the ghost project 関連 詳細情報】

《現代百物語》
the ghost projectが世界の作家から99の物語を集め、社会構造における暴力性を可視化するプロジェクト。無料閲覧。theghostproject.com/about/

<2024 ゴーストメンバー>
ディレクター:チョ・ヘス
アーキビスト:ムン・ソル
キュレーター:谷口明日香
アーティスト・リエゾン:エリザベス・ジェシー、シュ・ペレラ、杉本温子
プロジェクト・サポーター:ジーニ
主催:the ghost project
助成:東京藝大×みずほFG「アートとジェンダー」共同研究プロジェクト
協力:東京藝術大学キュレーション教育研究センター
アドバイザー:難波祐子、清水知子
翻訳:エリザベス・ジェシー 、チョ・ヘス、ムン・ソル、谷口明日香、シュウ・ペレラ、杉本温子、竹山真煕、佐藤小百合、ジェイムズ・ヨンハ・ファン、久保木千草

《百鬼夜行》※2024/10/25追記※ 定員に達したため募集終了しました
the ghost project × koldsleepの対面イベント
日時:11月1日(金) 18:00〜、21:00〜 (2回のみ)
場所:パラダイスエア(PARADISE AIR) 〒271-0091 千葉県松戸市本町15-4 ハマトモビル
料金:無料 (予約)
詳細:theghostproject.com/100kiyakou/

<2024年 ゴーストメンバー>
プロデューサー:チョ・ヘス、ムン・ソル、エリザベス・ジェシー
パフォーマンス・チーム:シュ・ペレラ (2024 ゴーストメンバー)
アーカイブビデオ・アーティスト:ヨンハ・ジェイムズ・ファン
翻訳・通訳:チョ・ヘス、佐藤小百合、ムン・ソル、エリザベス・ジェシー
主催:ザ・ゴーストプロジェクト (the ghost project)
共催:ザ・ゴーストプロジェクト (the ghost project) × コールドスリープ (koldsleep)
助成:東京藝大×みずほFG「アートとジェンダー」共同研究プロジェクト
協力:パラダイスエア (PARADISE AIR)、東京藝術大学キュレーション教育研究センター
協賛:YUMEGIWA


特別公開講義:koldsleep講演会 「パフォーマンスアートとパーソナル・ナラティヴの在り方——『連鎖』プロジェクトとアーカイブ」
日時:2024年10月29日(火) 18:00-20:00
会場:東京藝術大学上野キャンパス 国際交流棟3Fコミュニティサロン(MAP No.19)
登壇者:キム・ミヒョン(コールドスリープ)、ハン・ジュヨン(コールドスリープ)、ザ・ゴースト・プロジェクト・メンバー
料金:無料(要予約)
詳細:https://ga.geidai.ac.jp/2024/10/15/koldsleep/
主催:東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科 清水知子研究室、the ghost project

【the ghost project】

創設者・代表:チョ・ヘス
共同ディレクター:チョ・ヘス、ムン・ソル、谷口明日香

デザイン
ビジュアル・ディレクション:ムン・ソル
ロゴ:ゾ・ミンジョン

【お問い合わせ】
theghostproject.official@gmail.com

2025-01-09T13:40:05+09:002024/10/23|NEWS, 募集(実施)終了|

2023年度 東京藝術大学キュレーション教育研究センター 年報発行のお知らせ

平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

この度、東京藝術大学キュレーション教育研究センター(CCS)は、2023年度年報を発行いたしました。

本冊子では、2023年度に新規開設した全学向けの6授業のほか、当センターの主催キックオフシンポジウム「いま、キュレーションを問い直す」、さらに、みずほフィナンシャルグループ、アーツカウンシルさいたまをパートナーに迎え実施した2事業をご紹介いたします。

藝大生対象の正規授業をどなたでも受講可能な特別科目「社会共創科目(公開授業)」をはじめ、当センターが本格始動してから、みなさまの多大なるご支援とご協力を賜り、初年度を無事に終了できました。改めまして御礼申し上げます。

なお、キュレーション教育研究センターでは、今秋も多様な授業や事業を予定しています。最新情報は公式ホームページにて公開いたしますので、引き続きご注目ください。今後とも変わらぬお引き立てを賜りますよう、お願い申し上げます。

2023年度年報はこちらからご覧いただけます:https://ccs.geidai.ac.jp/archives/

2024-10-21T18:11:52+09:002024/10/21|NEWS, お知らせ|

【11/30(土)開催】シンポジウム「アートとジェンダー:ケアの視点から」のご案内

東京藝術大学キュレーション教育研究センター(以下、CCS)とみずほフィナンシャルグループ(以下、みずほFG)は、2023年度より「アートとジェンダー」をテーマに共同研究を実施してまいりました。(*1)

この一環として、11月30日(土)にシンポジウム「アートとジェンダー:ケアの視点から」を開催する運びとなりましたので、ご案内申し上げます。

第1部のトーク&ディスカッションでは伊藤亜紗氏(美学者)をお迎えし、海外でリサーチされているアートとケアにまつわるユニークな事例についてお話しいただきます。そして、「アートとジェンダー」研究会のコアメンバーとして活動してきた清水知子(本学大学院国際芸術創造研究科教授)を交えて、「ケアと芸術—音・身体・フィクション」をテーマに意見を交わします。

また、第2部では、学内公募によって集った「アートとジェンダー」研究会のリサーチャー4名が登壇します。「ジェンダー」を取り巻く各自の問題意識から生まれた企画や調査研究の進捗について報告会を実施します。

(*1)2023年度の東京藝大 x みずほFG「アートとジェンダー」共同研究プロジェクト「アートとジェンダー研究会」レクチャーシリーズ&リサーチプログラムのレポートはこちらからご覧いただけます
https://ccs.geidai.ac.jp/event/mizuho-art-and-gender23/

■開催概要

東京藝大 x みずほFG「アートとジェンダー」共同研究プロジェクト「アートとジェンダー研究会」
シンポジウム「アートとジェンダー:ケアの視点から」

日時:2024年11月30日(土)14:00〜16:00 (13:30開場)
会場:東京藝術大学 上野キャンパス 音楽学部 5-109
料金:無料
定員:200名(先着順、事前予約制)
※学内、学外問わずどなたでもご参加いただけます
予約フォーム:https://forms.gle/SExEBHF9oru9TciE6
主催:東京藝術大学キュレーション教育研究センター

■当日スケジュール(予定)

□イントロダクション:14:00〜14:10
□第1部|14:10〜15:10
トーク&ディスカッション「ケアと芸術—音・身体・フィクション」
ゲスト:伊藤亜紗(美学者)
聞き手:清水知子(東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授)
モデレーター:難波祐子(東京藝術大学キュレーション教育研究センター特任准教授)
□第2部|15:20~16:00
リサーチ企画報告会
登壇者:伊志嶺絵里子、大石みちこ、Cho Hyesu、寺田健人

■第1部|登壇者プロフィール

ゲスト:伊藤亜紗(美学者)

東京科学大学未来社会創成研究院/リベラルアーツ研究教育院教授。MIT客員研究員(2019)。もともと生物学者を目指していたが、大学3年次より文転。2010年に東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻美学芸術学専門分野博士課程を単位取得のうえ退学。同年、博士号を取得(文学)。主な著作に『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社)、『どもる体』(医学書院)、『記憶する体』(春秋社)、『手の倫理』(講談社)。第13回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞、第42回サントリー学芸賞、第19回日本学術振興会賞、日本学士院学術奨励賞受賞。

□聞き手:清水知子(東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授)

東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授。専門は文化理論、メディア文化論。英国バーミンガム大学大学院MA(社会学・カルチュラル・スタディーズ)修了、筑波大学大学院博士課程文芸・言語研究科修了。博士(文学)。著書に『文化と暴力―揺曳するユニオンジャック』(月曜社)、『ディズニーと動物―王国の魔法をとく』(筑摩選書)、共訳書にジュディス・バトラー『アセンブリー行為遂行性・複数性・政治』(青土社)、『非暴力の力』(青土社)、アントニオ・ネグリ、マイケル・ハート『叛逆』(NHK出版)、デイヴィッド・ライアン『9・11以後の監視』(明石書店)他。

□モデレーター:難波祐子(東京藝術大学キュレーション教育研究センター特任准教授)

東京都現代美術館学芸員、国際交流基金文化事業部企画役(美術担当)を経て、国内外で現代美術の展覧会企画に関わる。 企画した主な展覧会に「こどものにわ」(東京都現代美術館、2010年)、「呼吸する環礁(アトール)―モルディブ-日本現代美術展」(モルディブ国立美術館、マレ、2012年)、「大巻伸嗣 – 地平線のゆくえ」(弘前れんが倉庫美術館、青森、2023年)など。また坂本龍一の大規模インスタレーション作品を包括的に紹介する展覧会(2021年:M WOODS/北京、23年:M WOODS/成都、24年:東京都現代美術館)のキュレーターを務める。札幌国際芸術祭2014プロジェクト・マネージャー(学芸担当)、ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014キュレーター。著書に『現代美術キュレーターという仕事』、『現代美術キュレーター・ハンドブック』『現代美術キュレーター10のギモン』(すべて青弓社)など。

■第2部|リサーチャープロフィール

□伊志嶺絵里子(東京藝術大学、慶應義塾大学、静岡文化芸術大学他 非常勤講師)

リサーチ/企画タイトル
オーケストラの楽員及び事務局職員のワーク・ライフ・バランスとジェンダー・ギャップに関する研究
リサーチ/企画概要
本研究の目的は、クラシック音楽業界におけるワーク・ライフ・バランスとジェンダー・ギャップの実態を把握することである。日本オーケストラ連盟の協力のもと、27のプロオーケストラを対象にアンケート及びインタビュー調査を実施した。
共同研究者:佐野直哉(東京藝術大学特任講師)、赤木舞(武蔵野音楽大学准教授)
研究協力者:箕口一美(東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授)

□大石みちこ(東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻教授)

リサーチ/企画タイトル
VOICE -Art &Gender- 対談「イラン映画に響く声」
リサーチ/企画概要
イランと日本の映画に長年たずさわってきたショーレ・ゴルパリアンにジェンダーについて聞く。イランと映画の歴史をベースに、映画を作る人々、俳優、映画の中の登場人物、観客の変遷についてひもとく。

2024年5月に開催したイベントのレポートはこちらからご覧いただけます:https://ccs.geidai.ac.jp/2024/08/29/voice_report/

□Cho Hyesu(インディペンデント・キュレーター、東京藝術大学大学院国際芸術研究科博士課程在籍)

リサーチ/企画タイトル
The Ghost Project「現代百物語」+「百鬼夜行」
リサーチ/企画概要
The Ghost Projectは、日本の伝統的な怪談会「百物語」をモチーフに「現代百物語」を制作。脆弱性、多様性、ジェンダー、ケアなどのテーマを中心に、世界各地のクリエイター99人から現代社会を反映させる物語を集め、社会の中心から追い出された他者を描く。

□寺田健人(東京藝術大学美術学部先端芸術表現科助教)

リサーチ/企画タイトル
「展覧会、演奏会をより安全な場所にしていくための実践」
リサーチ/企画概要
芸術大学におけるギャラリーストーカー問題をテーマに、トークイベントとアンケート調査を通じて迷惑行為の影響と大学が求められる対策を整理し、被害状況の把握と改善策をリサーチした。

■お問い合わせ

https://ccs.geidai.ac.jp/contact/

2024-10-18T15:25:28+09:002024/10/17|NEWS, お知らせ, 募集(実施)中|

【10/19〜26開催】東京藝術大学キュレーション教育研究センター「展覧会設計演習」企画展 丸の内Drippin’ Tripper (ドリッピン・トリッパー)のご案内


東京藝術大学キュレーション教育研究センター「展覧会設計演習」企画展

丸の内Drippin’ Tripper (ドリッピン・トリッパー) 

・出展作家
久保ガエタン 武田萌花
・会期
2024年10月19日(土)- 26日(土)13:00 – 19:00(会期中無休)入場無料
・開催場所
YAU CENTER、Slit Park YURAKUCHO、大丸有エリア各所
・主催
東京藝術大学キュレーション教育研究センター、有楽町藝大キャンパス(東京藝術大学、東京都、YAU)
・特別協力
Slit Park YURAKUCHO、東邦レオ株式会社
・協力
株式会社中川ケミカル、画翠 GASUI
・お問い合わせ
geidai.scp@gmail.com

久保ガエタン《御曲輪内抽出之景》(2024)

武田萌花《Reise praxis》(2024)

「丸の内Drippin’ Tripper(ドリッピン・トリッパー)」は、アーティストの久保ガエタンと武田萌花による「抽出」と「移動」をテーマに大丸有エリアの隠れた歴史と見逃しがちな風景を掘り起こすような展覧会です。

大丸有(大手町・丸の内・有楽町)は、かつて諸藩の大名屋敷が立ち並ぶ地域でした。明治期には赤レンガや石造りの建物が誕生し、現在では国内外の企業が集まるビジネス拠点となっています。本展では、このエリアの昔の記憶や現在の姿を手がかりに、2人のアーティストが現実とフィクションを織り交ぜながら、新作を制作し、時と場所を超えた白昼夢のような世界を創り出します。仕事の合間や休日にふらりと気軽に立ち寄って、この街を抽出する不思議な旅に出かけてみませんか?
本展は、東京藝術大学キュレーション教育研究センターが開講する 2024 年度社会共創科目(公開授業)「展覧会設計演習」の授業の一環として開催されます。

久保ガエタン|Gaëtan Kubo
1988年生まれ、アーティスト。展覧会が開催される土地で綿密なリサーチを行い、さまざまな虚実を大胆かつ飛躍的に結びつけながら、独自の装置などを交えたインスタレーションや映像で表現することを得意とする。
2013年東京藝術大学大学院美術研究科修了。公益財団法人ポーラ美術振興財団在外研修員としてフランスにて研修。京都市芸術文化特別奨励者。糺の森会員。
https://gaetankubo.com/

武田萌花 |Moka Takeda
1997年生まれ。アーティスト。「車窓風景」や「工事現場」など都市の日常的な風景から着想を得て、情報やイメージで氾濫した現代におけるリアリティとは何かを問うインスタレーション作品を発表する。
2024年東京藝術大学大学院美術研究科修了。主な展覧会に、2024年『ヨーゼフ・ボイス ダイアローグ展』(GYRE gallery)、2023年 『エマージェンシーズ!045』(NTTインターコミュニケーション・センター)など。2024年「藝大アートプラザ・アートアワード2024」デジタルアート部門「JR東日本賞」受賞。2021年「群馬青年ビエンナーレ2021」入選。https://www.mokatakeda.com/

・関連イベント

久保ガエタン 武田萌花
ツアー&アーティストトーク

10月19日(土)
ツアー 17:00-18:00
集合場所 Slit Park YURAKUCHO
アーティストトーク 18:00-19:00
集合場所 YAU CENTER

事前予約フォーム・詳細はこちら
①ツアー&アーティストトーク
https://x.gd/1Ieqg
②アーティストトークのみ
https://x.gd/NwOHm

久保ガエタン「ランドスコープ」

10月20日(日)14:00-16:00
開催場所 Slit Park YURAKUCHO

来場者を名倉聡美(アーティスト/占い師)がラテアートで占います。
事前申込不要

・サテライト企画

【SHOWCASE UENO】#013.
丸の内Drippin’ Tripper(ドリッピン・トリッパー)
サテライト企画:久保ガエタン 武田萌花

会期
10月18日(金)〜12月3日(火)
開催場所
ショーケース上野
東京藝術大学 上野キャンパス 美術学部 藝大食樂部内
http://geidaishokudo.com/


◾️展覧会設計演習とは?

東京藝術大学キュレーション教育研究センターが藝大生・社会人受講生を対象に、2023 年度より開講し、2024年度からは東京藝術大学・東京都・YAUの三者連携プログラム「有楽町藝大キャンパス」の一環として展開している社会共創科目(公開授業)です。受講生は現代美術の展覧会の企画から制作、運営までのプロセスを有楽町で実践的に学びます。

https://yurakucho-geidai-campus.jp/
https://ccs.geidai.ac.jp/learn_with_us/2024-005/

◾️YAUとは?
有楽町アートアーバニズム YAU は、アーティストの活動を日本有数のビジネス街、大手町・丸の内・有楽町にあるスタジオを拠点に街に呼び込み、ワーカーとの交流を誘発する実証プログラムとして生まれました。映像・写真といったメディアアートからパフォーミングアーツまで幅広いアーティストやその活動を支えるアートマネージャーが集っています。本演習を通して学生とワーカーが共に参加することで、社会との共創的なコミュニティを育むことにより、社会で活躍するアート人材の育成を目指します
https://arturbanism.jp/

◻︎Slit Park YURAKUCHOについて
Slit Park YURAKUCHOは、グリーンインフラのノウハウを持つ東邦レオ株式会社が、バイオフィリックデザインでコミュニティ醸成を目指す取り組みです。新国際ビルにある自転車置き場として利用されていたL字の路地を、多種多様な緑を軸にリノベーションし、休憩スポットや飲食サービスを備えた「路地の森」として近隣で働く人たちが行き交い、集う場所としてオープンしました。
https://wick-slitpark.studio.site/

・アクセスマップ


YAU CENTER|東京都千代田区丸の内三丁目1-1 国際ビル1階
Slit Park YURAKUCHO|東京都千代田区丸の内三丁目4-1

有楽町藝大キャンパス
https://yurakucho-geidai-campus.jp/
東京藝術大学キュレーション教育研究センター
https://ccs.geidai.ac.jp/
有楽町アートアーバニズム
https://arturbanism.jp/
Slit Park YURAKUCHO
https://wick-slitpark.studio.site
/

■記録集

2024年度に授業の一環として実施した企画展
「丸の内 Drippin’ Tripper」の様子はこちらからご覧いただけます (2024/11/20公開)

2024-11-20T09:51:45+09:002024/09/24|NEWS, お知らせ, 募集(実施)終了|

【CCS×みずほFG】東京藝大「I LOVE YOU」プロジェクト2024・企画実施のお知らせ

キュレーション教育研究センター(CCS)とみずほフィナンシャルグループは、本学卒業生・修了生対象の企画公募事業「I LOVE YOU」プロジェクト2024を共同で実施しております。2024年度採択企画の実施について、以下の通りご案内申し上げます。この機会にぜひご来場いただけましたら幸いです。

採択企画1:「吐き出し喫茶 札幌店」

日時&開催場所:
2024年
9月21日(土)13:00‐17:00 @苗穂基地
10月5日(土)13:00‐17:00@苗穂基地
10月26日(土)13:00‐17:00@高野山真言宗 観音寺
11月24日(日)13:00‐17:00@絵本とカフェ ゴルディロックス
12月14日(土)13:00‐17:00@絵本とカフェ ゴルディロックス

参加費:全ての日程 500円/日

概要:
「吐き出し喫茶」プログラムは、1DAY喫茶店の姿を借りた、アートイベントであり社会実験です。2023年に東京で始まった「吐き出し喫茶」が、店主を変え、場所を変え、展開中。プログラムの軸は、「アーティストがいること」「ただ吐き出すだけの場であること」。一人一人の声が可視化されにくい、時に生きづらいこの社会で、パーソナルな悩みや夢、愚痴や希望を吐き出せる場として、おしゃべり以上、カウンセリング未満のニッチな事業を目指しています。

参加方法および詳細はホームページをご覧ください。

https://hakidashi.piyopiyoarts.com/sapporo2024/

主催・問い合わせ:Projects HAKI-DASHI運営事務局 hakidashi@piyopiyoarts.com

採択企画2:「まちへ飛び出せ!子ども自習室〜身近な自然・産業から学ぼう〜」

開催日時:2024年10月12日(土)、10月26日(土)、11月16日(土)
*2025年2月に成果展覧会を行います

会場:都立水元公園、カナマチぷらっと、株式会社日伸鉄工株式会社(工場)
定員:5組(1組の最大人数3名)
対象:小学3年生〜中学2年生
参加費:無料

概要:今回のプログラムでは、子どもたちが生きる「まち」全体を一つのフィールドと捉え、まちの中を探索し、様々なものと出会いながら、制作を行います。ぜひ私たちと一緒に、ものづくりの世界を体験してみませんか?
参加申し込みフォーム:https://forms.gle/AZRkBgio4oyTc4Kp6

主催・問い合わせ:子ども自習室 summer.kids0506@gmail.com
イベントページ:https://www.instagram.com/p/C_pVP5BSvSO/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==

■【CCS×みずほFG】東京藝大「I LOVE YOU」プロジェクト2024について

本取り組みは、2019 年度より東京藝術大学が実施している企画公募事業「I LOVE YOU」プロジェクトのリニューアルに伴い、新たに設けられた枠組みです。
「I LOVE YOU」プロジェクト2024は、本学の「芸術未来研究場」が主催する共同研究企画公募事業として実施されます。「芸術未来研究場」は、多様性を認め合える社会の実現に向け、「アートは人が生きる力である」という確信及び「人の心」への眼差しを根幹として、新たな価値の創造や社会的課題の解決に係る実験と実践を重ねることを通じ、人類と地球のあるべき姿を探究することを目的としています。
キュレーション教育研究センターも、この「芸術未来研究場」が掲げる5つの基幹領域:[ケア・コミュニケーション][アートDX][クリエイティヴアーカイヴ][キュレーション][芸術教育・リベラルアーツ]のうち、キュレーション領域を担う組織として期待が寄せられています。
本取り組みが本学卒業生・修了生にとって芸術が持つ無限の可能性を社会に向けて伝え、実践によって示すための一助になること、そして「芸術未来研究場」の目指す芸術と社会の未来を切り拓く新たなプラットフォームづくりに資することを祈っています。

2024-09-11T14:29:54+09:002024/09/11|NEWS, 募集(実施)中|

【イベントレポート】ショーレ・ゴルパリアン× 大石みちこ〈V O I C E ―Art & Gender―〉対談 イラン映画に響く声― Woman’s Voices from Iranian Films ―

2024年5月14日に開催された、ショーレ・ゴルパリアン× 大石みちこ〈V O I C E ―Art & Gender―〉対談 イラン映画に響く声― Woman’s Voices from Iranian Films ―の当日の様子から、一部対談をレポートにして公開いたしました。

本イベントでは、イランの女性映画プロデューサーである、ショーレ・ゴルパリアン氏を登壇者として迎えました。ショーレ氏は1979年に来日して以来、今日に至るまでイランと日本の映画・映像に携わってきました。
大石教授が聞き手となり、イラン映画に描かれた女性や、イラン映画を作る女性たちについて、またショーレ氏が審査員を務めた2023年の愛知女性映画祭、世界の映画が語るジェンダーなどのトピックについて、対談を行いました。
また、対談の終了後には、参加者を交えてのささやかな茶話会を開催しました。2024年現在のイラン女性の暮らしやファッション等の話題を織り交ぜながら、参加者と共にイランと世界のジェンダーの未来を語り合う場となりました。

当日お越しになれなかった方も、ぜひこの機会にご一読ください。

※本企画は東京藝大 x みずほFG「アートとジェンダー」共同研究プロジェクト「アートとジェンダー研究会」リサーチャー企画シリーズの一環として実施されました。

2024-08-29T10:12:34+09:002024/08/29|NEWS, お知らせ|
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