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おしらせ
【イベントレポート】ショーレ・ゴルパリアン× 大石みちこ〈V O I C E ―Art & Gender―〉対談 イラン映画に響く声― Woman’s Voices from Iranian Films ―
2024年5月14日に開催された、ショーレ・ゴルパリアン× 大石みちこ〈V O I C E ―Art & Gender―〉対談 イラン映画に響く声― Woman’s Voices from Iranian Films ―の当日の様子から、一部対談をレポートにして公開いたしました。
本イベントでは、イランの女性映画プロデューサーである、ショーレ・ゴルパリアン氏を登壇者として迎えました。ショーレ氏は1979年に来日して以来、今日に至るまでイランと日本の映画・映像に携わってきました。
大石教授が聞き手となり、イラン映画に描かれた女性や、イラン映画を作る女性たちについて、またショーレ氏が審査員を務めた2023年の愛知女性映画祭、世界の映画が語るジェンダーなどのトピックについて、対談を行いました。
また、対談の終了後には、参加者を交えてのささやかな茶話会を開催しました。2024年現在のイラン女性の暮らしやファッション等の話題を織り交ぜながら、参加者と共にイランと世界のジェンダーの未来を語り合う場となりました。
当日お越しになれなかった方も、ぜひこの機会にご一読ください。
※本企画は東京藝大 x みずほFG「アートとジェンダー」共同研究プロジェクト「アートとジェンダー研究会」リサーチャー企画シリーズの一環として実施されました。
【8/25(日) 14:00〜】トークイベント「展覧会、演奏会をより安全な場所にしていくためのトークイベント」開催のお知らせ|東京藝大×みずほFG「アートとジェンダー」共同研究プロジェクト
キュレーション教育研究センター(CCS)より、トークイベントのお知らせです。
この度、学生の創造活動をより安全で健全に行うための取り組みとして「展覧会、演奏会をより安全な場所にしていくためのトークイベント」を開催いたします。
近年、芸術系大学ではギャラリーストーカーの被害が増加しています。ギャラリーストーカーとは、展覧会や演奏会などの文化芸術の場において、執拗に付き纏ったり、繰り返し声掛けを行ったりする迷惑行為をする人のことです。本イベントでは、このような行為が及ぼす影響と、大学に求められる対策について、ゲストや来場者の皆様と一緒に考える場をつくります。安全で健全な環境で学び、創作する経験が、学生の成長に繋がることを目指します。
参加ご希望の方は、Googleフォームよりお申し込みください。
https://forms.gle/PwKm7uBufc1jmkfN6
※このイベントは学外の方もお申し込み可能です。
■イベント概要
展覧会、演奏会をより安全な場所にしていくためのトークイベント
〈登壇者〉
ゲスト:
猪谷千香 https://book.asahi.com/article/14863646
西原珉 https://www.artscenter-akita.jp/staff/staff-49982
聞き手:
寺田健人 https://researchmap.jp/terada.kento
〈日時〉2024年8月25日(日)14:30~16:00(開場:14:00)
〈会場〉上野キャンパス 国際交流棟3階 コミュニティサロン
〈使用言語〉日本語
〈定員〉30名
〈入場料〉無料
〈参加申込〉右記リンクよりお手続きください。https://forms.gle/PwKm7uBufc1jmkfN6
〈イベント特設ウェブサイト〉https://2createsaferspace4us.myportfolio.com
〈主催〉東京藝術大学キュレーション教育研究センター
※本イベントは、〈東京藝大×みずほFG 「アートとジェンダー」共同研究プロジェクト〉の一環として開催されます。
〈問い合わせ〉https://ccs.geidai.ac.jp/contact/
※8/10(土)〜8/18(日)は夏季休業となります。当該期間中にいただいたお問い合わせにつきましては8/19(月)以降のお返事となりますので、あらかじめご了承ください。※
■登壇者プロフィール
猪谷千香
弁護士ドットコムニュース編集部。
新聞記者→ニコニコ動画ニュース記者→ハフポスト日本版レポーターを経て現職。著書に「ギャラリーストーカー 美術業界を蝕む女性差別と性被害」「小さなまちの奇跡の図書館」「つながる図書館」「町の未来をこの手でつくる」「その情報はどこから?」「日々、きものに割烹着」、共著に「ナウシカの飛行具、作ってみた」など。
西原珉
90年代の現代美術シーンで活動後、渡米。ロサンゼルスでソーシャルワーカー兼臨床心理療法士として働く。
心理療法を行うほか、シニア施設、DVシェルターなどでコミュニティを基盤とするアートプロジェクトを実施。
2018年からは日本を拠点にアーティストや作り手のための相談と心理カウンセリングのほか、アートプロジェクトやセラピューティックな手法を通じたコミュニティのケアを探究。秋田公立美術大学教授を経て、2024年4月より現職。同時に秋田市文化創造館館長を務める。
寺田健人
東京藝術大学 美術学部先端芸術表現科 助教、京都芸術大学通信教育部美術科写真コース 業務担当非常勤講師。
社会が作り出した「性」や「生まれ」に関する諸規範によって人々の行動・思考が決定されていく生政治に関心を持ち、ラディカル・フェミニズムが生み出した「個人的なことは政治的なこと」の実践として、主にパフォーマンスと写真を軸にして制作を行なっている。
The Center for Curatorial Studies , Tokyo Geidai (CCS) will host a talk event 〈Talk Event on Making Exhibitions and Performances Safer Places〉 in an efforts to make student creative activities safer and healthier.
In recent years, the number of gallery stalkers has increased at art universities. A gallery stalker is a person who engages in disruptive behavior by persistently following or repeatedly accosting an artist at an exhibition, concert, or other cultural or artistic event. This event will create a space for guests and attendees to think together about the impact of such behavior and the measures universities are required to take to prevent it. Our goal is to help students grow through the experience of learning and creating in a safe and healthy environment.
Below is a summary of the event.
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Talk Event on Making Exhibitions and Performances Safer Places
〈Speakers〉
Chika Igaya https://book.asahi.com/article/14863646
Min Nishihara https://www.artscenter-akita.jp/staff/staff-49982
Kento Terada https://researchmap.jp/terada.kento
〈Date〉Sunday, 25 August 2024 14:30-16:00 (doors open 14:00)
〈Venue〉Community Salon, 3F, TAKIPLAZA, Ueno Campus
〈Language〉Japanese only
〈Capacity〉30
〈Admission〉Free of charge
〈Application〉Please click on the link below.
https://forms.gle/PwKm7uBufc1jmkfN6
〈Website〉https://2createsaferspace4us.myportfolio.com
〈Organized by〉Center for Curatorial Studies, Tokyo Geidai
※This event will be held as part of the collaborative research project “Art and Gender” by Mizuho Financial Group×Center for Curatorial Studies, Tokyo Geidai.
〈Contact〉https://ccs.geidai.ac.jp/contact/
Inquiries given thru Aug.10〜18 will be replied after Aug.19, due to the university’s official summer break. Thank you for your cooperation.
【CCS×みずほFG】東京藝大「I LOVE YOU」プロジェクト2024・企画実施のお知らせ
キュレーション教育研究センター(CCS)とみずほフィナンシャルグループは、本学卒業生・修了生対象の企画公募事業「I LOVE YOU」プロジェクト2024を共同で実施しております。2024年度採択企画の実施について、以下の通りご案内申し上げます。この機会にぜひご来場いただけましたら幸いです。
「あそびとこころのみかた展」
日時:2024年7月22日(月)~28日(日) 10:00〜18:00 ※最終日は17:00まで
会場:みらい館大明 東京都豊島区池袋3丁目30-8
入場:無料
概要:「誰でも必ずケアとであう。」
子育て、家事に、看病や介護など、私たちは誰かにケアされて生きています。日頃自分が気づかないところにも、人々の暮らしを支えるためのケアがあります。「ケア」は遠い誰かのお話ではなく、あなたのすぐ側に「ある」ものです。様々な「ケア」に出会える場、それが『あそびとこころのみかた展』です。遠くのだれかが一歩身近に感じられるように。そして社会が少しずつ優しくなれるように。
ホームページ:http://pink120632.studio.site
最新情報はこちら:https://www.instagram.com/caresobies?igsh=MXM1ZXlrdTdsemFrNQ
主催・問い合わせ:けあそびーず care.20240324@gmail.com
協力:東京藝術大学Diversity on the Arts Project(DOOR)
みらい館大明ブックカフェ
助成:東京藝大「I LOVE YOU」プロジェクト(みずほフィナンシャルグループ×キュレーション教育研究センターによる「アートとジェンダー」共同研究プロジェクト)
↓チラシPDFは下記よりダウンロードください↓
■【CCS×みずほFG】東京藝大「I LOVE YOU」プロジェクト2024について
本取り組みは、2019 年度より東京藝術大学が実施している企画公募事業「I LOVE YOU」プロジェクトのリニューアルに伴い、新たに設けられた枠組みです。
「I LOVE YOU」プロジェクト2024は、本学の「芸術未来研究場」が主催する共同研究企画公募事業として実施されます。「芸術未来研究場」は、多様性を認め合える社会の実現に向け、「アートは人が生きる力である」という確信及び「人の心」への眼差しを根幹として、新たな価値の創造や社会的課題の解決に係る実験と実践を重ねることを通じ、人類と地球のあるべき姿を探究することを目的としています。
キュレーション教育研究センターも、この「芸術未来研究場」が掲げる5つの基幹領域:[ケア・コミュニケーション][アートDX][クリエイティヴアーカイヴ][キュレーション][芸術教育・リベラルアーツ]のうち、キュレーション領域を担う組織として期待が寄せられています。
本取り組みが本学卒業生・修了生にとって芸術が持つ無限の可能性を社会に向けて伝え、実践によって示すための一助になること、そして「芸術未来研究場」の目指す芸術と社会の未来を切り拓く新たなプラットフォームづくりに資することを祈っています。