【11/27(水)〜12/3(火)】芸術未来研究場展&関連イベントのご案内
平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
この度、東京藝術大学キュレーション教育研究センター(以下、CCS)は、11月27日(水)〜12月3日(火)に本学大学美術館(本館)で開催される「芸術未来研究場展」に参加する運びとなりましたのでご案内申し上げます。
本学は、アートの礎である「いまここにないものをイメージする力」をもとに、伝統の継承と新しい表現の創造のための教育研究機関であると同時に、様々なステークホルダーと共に社会を形づくる主体を目指し、「芸術未来研究場」を設置しました。
日比野克彦学長が打ち出した「芸術未来研究場」は、全学横断的に企業・官公庁・他の教育研究機関との連携を強化/推進する新たなプラットフォームとして5つの領域実践:[ケア・コミュニケーション][アートDX][クリエイティヴアーカイヴ][キュレーション][芸術教育・リベラルアーツ]を据えています。CCSはこのうちの[キュレーション]領域を担う組織として、特に期待が寄せられています。
本展覧会の「キュレーション教育研究センター」展示ブースでは、この一環として取り組んでいる「社会共創科目(公開授業)」や、みずほフィナンシャルグループとの共同事業をご紹介いたします。学内外のハブとして機能しつつあるCCSの姿を、みなさまにわかりやすくお楽しみいただける機会となります。会期中は多彩な関連イベントも開催予定ですので、ぜひともお運びください。みなさまのご来場を心よりお待ち申し上げます。
芸術未来研究場展
<開催概要>
会期:2024年11月27日(水)〜12月3日(火)
開館時間:10:00〜17:00(入館は会館の30分前まで)
会場:東京藝術大学大学美術館本館3F 展示室3・4ほか
観覧無料・申込不要
会期中休館なし
HP:https://museum.geidai.ac.jp/exhibit/2024/11/gmk2024.html
主催:東京藝術大学 芸術未来研究場、共生社会をつくるアートコミュニケーション共創拠点(ケア&コミュニケーション領域)
協力:東京藝術大学大学美術館
*本展覧会は、JST 共創の場形成支援プログラム「共生社会をつくるアートコミュニケーション共創拠点」(JPMJPF2105)の支援を受けています。
<キュレーション教育研究センターの関連イベント(開催日順、11/19最終更新)>
開催中〜12月3日(火)|丸の内Drippin’ Tripper(ドリッピン・トリッパー)サテライト企画
11月27日(水)|「アートとジェンダー研究会」リサーチャー企画『朗読劇 ポスター』
11月27日(水)|「I LOVE YOU」採択者による持ち込み企画・「ハキダシラヂオ」公開収録
11月29日(金)|「I LOVE YOU」採択者による持ち込み企画・トリオコンサート
11月30日(土)|シンポジウム「アートとジェンダー:ケアの視点から」
11月30日(土)|CCSミニトーク
12月1日(日)|「I LOVE YOU」採択者による持ち込み企画・吐き出し喫茶
関連イベント①
丸の内Drippin’ Tripper(ドリッピン・トリッパー)
サテライト企画
撮影:中川陽介
【SHOWCASE UENO】#013.
丸の内Drippin’ Tripper(ドリッピン・トリッパー)
サテライト企画:久保ガエタン 武田萌花
会期:10月18日(金)〜12月3日(火)
開催場所:ショーケース上野
東京藝術大学 上野キャンパス 美術学部 藝大食樂部内
http://geidaishokudo.com/
10月19日(土)から26日(日)までYAU CENTER、Slit Park YURAKUCHOで開催された東京藝術大学キュレーション教育研究センター「展覧会設計演習」企画展 丸の内Drippin’ Tripper (ドリッピン・トリッパー)に参加した2名の作家の新作をスピンオフ展示しています。
本展覧会詳細&記録集はこちら:https://ccs.geidai.ac.jp/2024/09/24/marunouchidrippintripper/
関連イベント②
シンポジウム「アートとジェンダー:ケアの視点から」
東京藝術大学キュレーション教育研究センター(以下、CCS)とみずほフィナンシャルグループ(以下、みずほFG)は、2023年度より「アートとジェンダー」をテーマに共同研究を実施してまいりました。(*1)
この一環として、11月30日(土)にシンポジウム「アートとジェンダー:ケアの視点から」を開催する運びとなりましたので、ご案内申し上げます。
https://ccs.geidai.ac.jp/2024/10/17/agc/
第1部のトーク&ディスカッションでは伊藤亜紗氏(美学者)をお迎えし、海外でリサーチされているアートとケアにまつわるユニークな事例についてお話していただきます。そして、「アートとジェンダー」研究会のコアメンバーとして活動してきた清水知子(本学大学院国際芸術創造研究科教授)を交えて、「ケアと芸術—音・身体・フィクション」をテーマに意見を交わします。
また、第2部では、学内公募によって集った「アートとジェンダー」研究会のリサーチャー4名が登壇します。「ジェンダー」を取り巻く各自の問題意識から生まれた企画や調査研究の進捗について報告会を実施します。
(*1)2023年度の東京藝大 x みずほFG「アートとジェンダー」共同研究プロジェクト「アートとジェンダー研究会」レクチャーシリーズ&リサーチプログラムのレポートはこちらからご覧いただけます
https://ccs.geidai.ac.jp/event/mizuho-art-and-gender23/
■開催概要
東京藝大 x みずほFG「アートとジェンダー」共同研究プロジェクト「アートとジェンダー研究会」
シンポジウム「アートとジェンダー:ケアの視点から」
イベント詳細:https://ccs.geidai.ac.jp/2024/10/17/agc/
日時:2024年11月30日(土)14:00〜16:00 (13:30開場)
会場:東京藝術大学 上野キャンパス 音楽学部 5-109
料金:無料
定員:200名(先着順、事前予約制)
※学内、学外問わずどなたでもご参加いただけます
予約フォーム:https://forms.gle/SExEBHF9oru9TciE6
主催:東京藝術大学キュレーション教育研究センター
■当日スケジュール(予定)
□イントロダクション:14:00〜14:10
□第1部|14:10〜15:10
トーク&ディスカッション「ケアと芸術—音・身体・フィクション」
ゲスト:伊藤亜紗(美学者)
聞き手:清水知子(東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授)
モデレーター:難波祐子(東京藝術大学キュレーション教育研究センター特任准教授)
□第2部|15:20~16:00
リサーチ企画報告会
登壇者:伊志嶺絵里子、大石みちこ、Cho Hyesu、寺田健人
関連イベント③
CCSミニトーク
2023年度に本格始動したキュレーション教育研究センター(CCS)。
センター長・今村有策、副センター長・熊倉純子、当センター特任准教授・難波祐子が登壇し、センターが描く未来と、その可能性を語るミニトークを実施します。
日時:2024年11月30日(土)16:15〜16:45 (16:00開場)
会場:東京藝術大学 上野キャンパス 音楽学部 5-109
料金:無料(先着順、予約不要)
※学内、学外問わずどなたでもご参加いただけます
※会場が満員の場合はご案内できない場合がございます。あらかじめご了承ください。
主催:東京藝術大学キュレーション教育研究センター
関連イベント④
「アートとジェンダー研究会」リサーチャー企画
『朗読劇 ポスター』
東京藝術大学キュレーション教育研究センター(以下、CCS)とみずほフィナンシャルグループ(以下、みずほFG)は、2023年度より「アートとジェンダー」をテーマにさまざまな共同研究を実施しています。(*1)
この一環である「アートとジェンダー研究会」リサーチャー企画シリーズのうち、2024年5月14日に開催した、ショーレ・ゴルパリアン× 大石みちこ〈VOICE — Art & Gender ― 〉対談 イラン映画に響く声― Woman’s Voices from Iranian Films ―(*2)の関連イベントを実施します。
この対談を聞いた小沢剛(美術家 / 本学美術学部先端芸術表現科教授)は、かつてイランで映画のポスター描きを訪ねた記憶が蘇ったといいます。このエピソードを基に、残された一枚のポスターに込められた、革命前のイランの人々の声に耳を傾ける機会として、短い朗読劇を発表します。
(*1)2023年度の東京藝大 x みずほFG「アートとジェンダー」共同研究プロジェクト「アートとジェンダー研究会」レクチャーシリーズ&リサーチプログラムのレポートはこちらからご覧いただけます
https://ccs.geidai.ac.jp/event/mizuho-art-and-gender23/
(*2)イベントレポートはこちらで公開中です
https://ccs.geidai.ac.jp/2024/08/29/voice_report/
※11/19:情報更新しました
日時:2024年11月27日(水)16時20分〜16時30分
会場:東京藝術大学大学美術館内
料金:無料
定員:20名(先着順、予約不要、入退場自由)
※学内、学外問わずどなたでもご参加いただけます
企画・脚本:大石みちこ(脚本家 / 本学大学院映像研究科教授)
出演:小沢剛(美術家 / 本学美術学部先端芸術表現科教授)
映像:桐山孝司(本学大学院映像研究科教授)
公演時間(予定):約10分
主催:東京藝術大学キュレーション教育研究センター
関連イベント⑤
「I LOVE YOU」採択者による持ち込み企画
キュレーション教育研究センター(CCS)とみずほフィナンシャルグループは、本学卒業生・修了生対象の企画公募事業「I LOVE YOU」プロジェクト2024(*3)を共同で実施しております。
今年度採択した8件のうち、有志の団体が「芸術未来研究場展」で活動を紹介します。
(*3)詳細はこちらをご覧ください
https://www.geidai.ac.jp/news/20240314135330.html
トリオコンサート
採択企画:CROSSWORLD_MUSIC vol.1~「女性作曲家」その先へ~
※11/19:情報更新しました
日時:2024年11月29日(金)12時30分〜13時00分
会場:『芸術未来研究場展』展示室内イベントスペース、東京藝術大学大学美術館2F
料金:無料
定員:20名(先着順でご案内、予約不要、入退場自由)
公演時間(予定):約30分
※学内、学外問わずどなたでもご参加いただけます
出演:尾池亜美(ヴァイオリン)、鴇田恵利花(ピアノ)、福田恭子(箏)
「ハキダシラヂオ」公開収録&吐き出し喫茶
採択企画:Projects HAKI-DASHI
▼「ハキダシラヂオ: 生き延びるためのダイアローグプラクティス」公開収録
「ハキダシラヂオ」は、身体的・精神的・社会的な生きづらさに対して一人一人がどのように応じられるか、未来社会がどのように応答していけるか、様々なゲストをお迎えしてお話していくプログラムです。
今回は、キュレーターの田中みゆきさんをお迎えし、彼女の実践や生き延びるための知恵をお伺いします。
日時:2024年11月27日(水)10時45分~11時45分
会場:『芸術未来研究場展』展示室内イベントスペース、東京藝術大学大学美術館2F
料金:無料
定員:20名(先着順でご案内、予約不要、入退場自由)
収録時間(予定):約60分
※学内、学外問わずどなたでもご参加いただけます
出演:田中みゆき(キュレーター)、檜皮一彦(現代美術家)、戸島由浦(アートマネージャー)
▼吐き出し喫茶
カフェドリンクの代わりに、アーティストオリジナルのレクリエーションメニュー「セルフガーデニングガイド」を提供します。「吐き出し喫茶」プログラムは、1DAY喫茶店の姿を借りた、アートイベントであり社会実験。おしゃべり以上カウンセリング未満の空間へ、ぜひ遊びに来てください。
日時:2024年12月1日(日)13時00分〜17時00分
会場:『芸術未来研究場展』展示室内、東京藝術大学大学美術館2F
料金:無料
予約不要、入退場自由
※学内、学外問わずどなたでもご参加いただけます
喫茶店主(役):平尾拓也(ダンサー)、戸島由浦(アートマネージャー)
【11/30(土)開催】シンポジウム「アートとジェンダー:ケアの視点から」のご案内
東京藝術大学キュレーション教育研究センター(以下、CCS)とみずほフィナンシャルグループ(以下、みずほFG)は、2023年度より「アートとジェンダー」をテーマに共同研究を実施してまいりました。(*1)
この一環として、11月30日(土)にシンポジウム「アートとジェンダー:ケアの視点から」を開催する運びとなりましたので、ご案内申し上げます。
第1部のトーク&ディスカッションでは伊藤亜紗氏(美学者)をお迎えし、海外でリサーチされているアートとケアにまつわるユニークな事例についてお話しいただきます。そして、「アートとジェンダー」研究会のコアメンバーとして活動してきた清水知子(本学大学院国際芸術創造研究科教授)を交えて、「ケアと芸術—音・身体・フィクション」をテーマに意見を交わします。
また、第2部では、学内公募によって集った「アートとジェンダー」研究会のリサーチャー4名が登壇します。「ジェンダー」を取り巻く各自の問題意識から生まれた企画や調査研究の進捗について報告会を実施します。
(*1)2023年度の東京藝大 x みずほFG「アートとジェンダー」共同研究プロジェクト「アートとジェンダー研究会」レクチャーシリーズ&リサーチプログラムのレポートはこちらからご覧いただけます
https://ccs.geidai.ac.jp/event/mizuho-art-and-gender23/
■開催概要
東京藝大 x みずほFG「アートとジェンダー」共同研究プロジェクト「アートとジェンダー研究会」
シンポジウム「アートとジェンダー:ケアの視点から」
日時:2024年11月30日(土)14:00〜16:00 (13:30開場)
会場:東京藝術大学 上野キャンパス 音楽学部 5-109
料金:無料
定員:200名(先着順、事前予約制)
※学内、学外問わずどなたでもご参加いただけます
予約フォーム:https://forms.gle/SExEBHF9oru9TciE6
主催:東京藝術大学キュレーション教育研究センター
■当日スケジュール(予定)
□イントロダクション:14:00〜14:10
□第1部|14:10〜15:10
トーク&ディスカッション「ケアと芸術—音・身体・フィクション」
ゲスト:伊藤亜紗(美学者)
聞き手:清水知子(東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授)
モデレーター:難波祐子(東京藝術大学キュレーション教育研究センター特任准教授)
□第2部|15:20~16:00
リサーチ企画報告会
登壇者:伊志嶺絵里子、大石みちこ、Cho Hyesu、寺田健人
■第1部|登壇者プロフィール
□ゲスト:伊藤亜紗(美学者)
東京科学大学未来社会創成研究院/リベラルアーツ研究教育院教授。MIT客員研究員(2019)。もともと生物学者を目指していたが、大学3年次より文転。2010年に東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻美学芸術学専門分野博士課程を単位取得のうえ退学。同年、博士号を取得(文学)。主な著作に『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社)、『どもる体』(医学書院)、『記憶する体』(春秋社)、『手の倫理』(講談社)。第13回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞、第42回サントリー学芸賞、第19回日本学術振興会賞、日本学士院学術奨励賞受賞。
□聞き手:清水知子(東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授)
東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授。専門は文化理論、メディア文化論。英国バーミンガム大学大学院MA(社会学・カルチュラル・スタディーズ)修了、筑波大学大学院博士課程文芸・言語研究科修了。博士(文学)。著書に『文化と暴力―揺曳するユニオンジャック』(月曜社)、『ディズニーと動物―王国の魔法をとく』(筑摩選書)、共訳書にジュディス・バトラー『アセンブリー行為遂行性・複数性・政治』(青土社)、『非暴力の力』(青土社)、アントニオ・ネグリ、マイケル・ハート『叛逆』(NHK出版)、デイヴィッド・ライアン『9・11以後の監視』(明石書店)他。
□モデレーター:難波祐子(東京藝術大学キュレーション教育研究センター特任准教授)
東京都現代美術館学芸員、国際交流基金文化事業部企画役(美術担当)を経て、国内外で現代美術の展覧会企画に関わる。 企画した主な展覧会に「こどものにわ」(東京都現代美術館、2010年)、「呼吸する環礁(アトール)―モルディブ-日本現代美術展」(モルディブ国立美術館、マレ、2012年)、「大巻伸嗣 – 地平線のゆくえ」(弘前れんが倉庫美術館、青森、2023年)など。また坂本龍一の大規模インスタレーション作品を包括的に紹介する展覧会(2021年:M WOODS/北京、23年:M WOODS/成都、24年:東京都現代美術館)のキュレーターを務める。札幌国際芸術祭2014プロジェクト・マネージャー(学芸担当)、ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014キュレーター。著書に『現代美術キュレーターという仕事』、『現代美術キュレーター・ハンドブック』『現代美術キュレーター10のギモン』(すべて青弓社)など。
■第2部|リサーチャープロフィール
□伊志嶺絵里子(東京藝術大学、慶應義塾大学、静岡文化芸術大学他 非常勤講師)
リサーチ/企画タイトル
オーケストラの楽員及び事務局職員のワーク・ライフ・バランスとジェンダー・ギャップに関する研究
リサーチ/企画概要
本研究の目的は、クラシック音楽業界におけるワーク・ライフ・バランスとジェンダー・ギャップの実態を把握することである。日本オーケストラ連盟の協力のもと、27のプロオーケストラを対象にアンケート及びインタビュー調査を実施した。
共同研究者:佐野直哉(東京藝術大学特任講師)、赤木舞(武蔵野音楽大学准教授)
研究協力者:箕口一美(東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授)
□大石みちこ(東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻教授)
リサーチ/企画タイトル
VOICE -Art &Gender- 対談「イラン映画に響く声」
リサーチ/企画概要
イランと日本の映画に長年たずさわってきたショーレ・ゴルパリアンにジェンダーについて聞く。イランと映画の歴史をベースに、映画を作る人々、俳優、映画の中の登場人物、観客の変遷についてひもとく。
2024年5月に開催したイベントのレポートはこちらからご覧いただけます:https://ccs.geidai.ac.jp/2024/08/29/voice_report/
□Cho Hyesu(インディペンデント・キュレーター、東京藝術大学大学院国際芸術研究科博士課程在籍)
リサーチ/企画タイトル
The Ghost Project「現代百物語」+「百鬼夜行」
リサーチ/企画概要
The Ghost Projectは、日本の伝統的な怪談会「百物語」をモチーフに「現代百物語」を制作。脆弱性、多様性、ジェンダー、ケアなどのテーマを中心に、世界各地のクリエイター99人から現代社会を反映させる物語を集め、社会の中心から追い出された他者を描く。
□寺田健人(東京藝術大学美術学部先端芸術表現科助教)
リサーチ/企画タイトル
「展覧会、演奏会をより安全な場所にしていくための実践」
リサーチ/企画概要
芸術大学におけるギャラリーストーカー問題をテーマに、トークイベントとアンケート調査を通じて迷惑行為の影響と大学が求められる対策を整理し、被害状況の把握と改善策をリサーチした。
【CCS×みずほFG】東京藝大「I LOVE YOU」プロジェクト2024・企画実施のお知らせ
キュレーション教育研究センター(CCS)とみずほフィナンシャルグループは、本学卒業生・修了生対象の企画公募事業「I LOVE YOU」プロジェクト2024を共同で実施しております。2024年度採択企画の実施について、以下の通りご案内申し上げます。この機会にぜひご来場いただけましたら幸いです。
採択企画1:「吐き出し喫茶 札幌店」
日時&開催場所:
2024年
9月21日(土)13:00‐17:00 @苗穂基地
10月5日(土)13:00‐17:00@苗穂基地
10月26日(土)13:00‐17:00@高野山真言宗 観音寺
11月24日(日)13:00‐17:00@絵本とカフェ ゴルディロックス
12月14日(土)13:00‐17:00@絵本とカフェ ゴルディロックス
参加費:全ての日程 500円/日
概要:
「吐き出し喫茶」プログラムは、1DAY喫茶店の姿を借りた、アートイベントであり社会実験です。2023年に東京で始まった「吐き出し喫茶」が、店主を変え、場所を変え、展開中。プログラムの軸は、「アーティストがいること」「ただ吐き出すだけの場であること」。一人一人の声が可視化されにくい、時に生きづらいこの社会で、パーソナルな悩みや夢、愚痴や希望を吐き出せる場として、おしゃべり以上、カウンセリング未満のニッチな事業を目指しています。
参加方法および詳細はホームページをご覧ください。
https://hakidashi.piyopiyoarts.com/sapporo2024/
主催・問い合わせ:Projects HAKI-DASHI運営事務局 hakidashi@piyopiyoarts.com
採択企画2:「まちへ飛び出せ!子ども自習室〜身近な自然・産業から学ぼう〜」
開催日時:2024年10月12日(土)、10月26日(土)、11月16日(土)
*2025年2月に成果展覧会を行います
会場:都立水元公園、カナマチぷらっと、株式会社日伸鉄工株式会社(工場)
定員:5組(1組の最大人数3名)
対象:小学3年生〜中学2年生
参加費:無料
概要:今回のプログラムでは、子どもたちが生きる「まち」全体を一つのフィールドと捉え、まちの中を探索し、様々なものと出会いながら、制作を行います。ぜひ私たちと一緒に、ものづくりの世界を体験してみませんか?
参加申し込みフォーム:https://forms.gle/AZRkBgio4oyTc4Kp6
主催・問い合わせ:子ども自習室 summer.kids0506@gmail.com
イベントページ:https://www.instagram.com/p/C_pVP5BSvSO/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==
■【CCS×みずほFG】東京藝大「I LOVE YOU」プロジェクト2024について
本取り組みは、2019 年度より東京藝術大学が実施している企画公募事業「I LOVE YOU」プロジェクトのリニューアルに伴い、新たに設けられた枠組みです。
「I LOVE YOU」プロジェクト2024は、本学の「芸術未来研究場」が主催する共同研究企画公募事業として実施されます。「芸術未来研究場」は、多様性を認め合える社会の実現に向け、「アートは人が生きる力である」という確信及び「人の心」への眼差しを根幹として、新たな価値の創造や社会的課題の解決に係る実験と実践を重ねることを通じ、人類と地球のあるべき姿を探究することを目的としています。
キュレーション教育研究センターも、この「芸術未来研究場」が掲げる5つの基幹領域:[ケア・コミュニケーション][アートDX][クリエイティヴアーカイヴ][キュレーション][芸術教育・リベラルアーツ]のうち、キュレーション領域を担う組織として期待が寄せられています。
本取り組みが本学卒業生・修了生にとって芸術が持つ無限の可能性を社会に向けて伝え、実践によって示すための一助になること、そして「芸術未来研究場」の目指す芸術と社会の未来を切り拓く新たなプラットフォームづくりに資することを祈っています。