【CCS×〈みずほ〉】東京藝大「I LOVE YOU」プロジェクト2025・企画実施のお知らせ

キュレーション教育研究センター(CCS)とみずほフィナンシャルグループは、本学卒業生・修了生対象の企画公募事業「I LOVE YOU」プロジェクト2025を共同で実施しております。2025年度採択企画の実施について、以下の通りご案内申し上げます。この機会にぜひご来場いただけましたら幸いです。
採択企画:赤ちゃん観察プロジェクト 赤ちゃん観察会 in 藝大部屋


日時:
■赤ちゃん観察会(乳幼児の親子対象)
2025年
9月19日(金)10:00/13:00/15:00
9月20日(土)10:00/13:00 /15:00
■トークイベント(一般向け)
「赤ちゃんをともに観察する:『赤ちゃん観察学』に向けて」
2025年 9月19日(金)17:30〜19:00
開催場所:藝大部屋(東京都台東区上野桜木2-14-3 )
参加費:全ての回 無料(要予約)
概要:
赤ちゃん観察会は、赤ちゃんが世界と出会い、意味を見出していく様子を子育て中の方と多様な専門性をもつ人がともに見つめ、共有する開かれた観察の場です。
トークイベントでは、これまでの取り組みを振り返りながら、養育者、地域の方、アーティスト、心理学や保育の専門家など、異なる立場をつなぐ場としての「赤ちゃん観察学」の展開の可能性を語り合います。
参加方法および詳細はホームページをご覧ください。
https://www.imatheater.com/akachan_kansatsu2025_geidaibeya2.html
主催・問い合わせ:西尾千尋、居間 theater ima.theater@gmail.com
東京藝大×酒田市連携企画 アーティスト・イン・レジデンスさかた《はじめて来た日のことを教えてください》のご案内
日頃より東京藝術大学キュレーション教育研究センター(CCS)の活動にご協力とご関心を賜り、厚く御礼申し上げます。
CCSは、2024年度より、山形県酒田市が実施する事業「アーティスト・イン・レジデンスさかた」に協力しています。アーティスト・和氣光凜が田中ジョン直人とともに《はじめて来た日のことを教えてください》を実施するはこびとなりましたので、ご案内申し上げます。
みなさま万障お繰り合わせの上、ぜひともお運びください。
https://www.city.sakata.lg.jp/bunka/geijyutsu/tenjievent/hajimete.html
はじめて来た日、覚えていますか?
清亀園に「はじめて来た日」の記憶について手紙で教えてください。
清亀園のほかに、ミライニ、にぎわい健康プラザにも「はじめて来た日」のことを自由に書ける手紙コーナーを設けます。昔の思い出でも、今日訪れたばかりの新鮮な気持ちでもかまいません。便箋にそっと書き留めて、あなたの記憶を残してみませんか。
世代や暮らし方の異なる人たちが、それぞれに「はじめて来た日」の記憶を分かち合うことで、酒田のまちにあるたくさんの視点や物語が浮かび上がってきます。
ぜひ、お気軽にご参加ください。
手紙は、記名/匿名どちらでもかまいません。
みなさんが書いた手紙は、各会場で誰でも読めるようにファイリングして残していきます。
他の人の手紙を読みに来るだけの参加も歓迎します。
■開催概要
□メイン会場
清亀園(酒田市浜田1丁目11-13)
※お車でお越しの場合は、浜田コミュニティセンターの駐車場をご利用ください
□サブ会場
酒田市立中央図書館2階(酒田市幸町1丁目10-1 酒田駅前交流拠点施設ミライニ内)
にぎわい健康プラザ 集いのスペース(酒田市中町2丁目4-12)
□日時
清亀園
7月26日(土曜)、27日(日曜)、8月2日(土曜)、3日(日曜)、9日(土曜)、10日(日曜)、11日(月・祝)
午前9時-12時、午後3時-6時
中央図書館(ミライニ)
7月28日(月曜)-8月12日(火曜)
午前9時-午後9時(日曜日及び祝日は午後7時まで)
にぎわい健康プラザ 集いのスペース
7月28日(月曜)-8月12日(火曜)
午前9時-午後9時
□共通
無料、予約不要、出入り自由
※イベント期間中にアーティストが会場に滞在していることがあります。気軽に声を掛けてください。
東京藝大×酒田市連携企画 アーティスト・イン・レジデンスさかた《酒田散漫さんぽ》第2期のご案内
日頃より東京藝術大学キュレーション教育研究センター(CCS)の活動にご協力とご関心を賜り、厚く御礼申し上げます。
CCSは、2024年度より、山形県酒田市が実施する事業「アーティスト・イン・レジデンスさかた」に協力しています。アーティスト・佐藤悠が《酒田散漫さんぽ》第2期を実施するはこびとなりましたので、ご案内申し上げます。
みなさま万障お繰り合わせの上、ぜひともお運びください。
https://www.city.sakata.lg.jp/bunka/geijyutsu/tenjievent/sansan-season2.html
《酒田散漫さんぽ》第2期では、みんなで本棚を巡りながらお気に入りの1冊を紹介し合ったり、本にまつわる思い出や記憶を自由に語り合ったりする時間をお楽しみいただけます。
他愛ない会話から生まれる偶然の発見や、長く忘れていた子どもの頃の感覚を再び味わう喜びが広がります。
語り合いを重ねることで、見過ごしていた感情や思いが鮮やかに色づき、これまで気づかなかった「私だけの酒田」を発見できるかもしれません。
見慣れた風景を彷徨いながら、あなた自身の新しい物語をぜひ一緒に紡いでみませんか?
第1回「図書館を歩こう」
図書館で本との出会いや思い出を共有します。
館内の普段入れない書庫も見学しながら参加者同士で図書館の楽しみ方を交換し合います。
●日時/6月14日(土曜)午後5時30分~8時30分
●集合場所/ミライニ3階研修室
●定員/40名
第2回「遊びと移住」
移住者の案内人とともに「遊び」を通して見える酒田の新しい魅力について語り合います。
●日時/6月29日(日曜)午前9時~正午
●集合場所/ボードゲームカフェ&バー「シェ・ピエール」(酒田市二番町9-17)
●定員/30名
【7/4〜8/3】東京藝大×〈みずほ〉「アートとジェンダー」共同研究プロジェクト 「夜明けの荒野を走ってー池口史子×碓井ゆい展」(Chasing the Horizon at Daybreak)開催のお知らせ

展覧会名
東京藝大×〈みずほ〉「アートとジェンダー」共同研究プロジェクト
「夜明けの荒野を走ってー池口史子×碓井ゆい展」(Chasing the Horizon at Daybreak)
会期
2025年7月4日(金)〜8月3日(日)11:00-17:00 (最終入場16:30)
開館日:金、土、日
ただし7月21日(月・祝)は開館
入場無料
開催場所
堺屋太一記念 東京藝術大学 美術愛住館(東京都新宿区愛住町2-5)
参加作家
池口史子、碓井ゆい
主催
東京藝術大学キュレーション教育研究センター
企画
難波祐子(東京藝術大学キュレーション教育研究センター特任准教授)
展覧会概要
東京藝術大学キュレーション教育研究センターは、洋画家・池口史子と現代美術作家・碓井ゆいの二人の日本人女性アーティストによる展覧会を、池口がかつて生活し、創作活動を行った美術愛住館(東京・四ツ谷)で開催いたします。
池口は、1960年代に東京藝術大学で油画を学び、長く作家・経済評論家の堺屋太一の妻として知られるなかで、1988年にアメリカ北西部とカナダの国境沿いの小麦の穀倉地帯を堺屋と旅しました。そこで目にした風景との出会いを機に作風を一新し、90年代に独自の表現を確立します。また2012年には女性洋画家として初めて日本藝術院会員となりました。
一方で碓井は、社会や歴史の見過ごされがちな事象を、丹念なリサーチを通して掘り起こし、刺繍やパッチワーク、アップリケなど手芸を使った作品を中心に発表してきました。
本展に際して、碓井は、池口と同時代を生き、90年代に池口の個展に触れてキルトによる創作を本格化させた、とある女性の物語を展開します。本展では、その女性が訪れた架空の池口の個展会場として、美術愛住館1階ギャラリーを中心に池口の画業の転機となった90年代の作品を展示します。また3・4階の元居住スペースとアトリエでは、物語のなかで生み出されたキルト作品が碓井によるテキストと共に展示されます。
池口の絵画と碓井の手芸を媒介とする現代美術。時代と表現手法を異にする二人の作品は、日本社会のなかで創作活動に携わる者のみならず、さまざまな場所で自分の道を切り拓いてきた女性たちの姿と重なることでしょう。二人の作家が見つめ、走り抜けてきた「夜明けの荒野」とその先に見える光を、ぜひご覧ください。
*本展は、東京藝術大学キュレーション教育研究センターと〈みずほ〉が2023年度から実施している共同研究プロジェクト「アートとジェンダー研究会」の事業の一環として実施されます。
◎本展覧会の見どころ◎
- フィクションと現実を織り交ぜた物語的手法で手芸による現代美術を展開する碓井ゆいと女性洋画家として初の日本藝術院会員となった池口史子による異色のコラボレーション
- 池口史子の転機となった90年代作品を中心とした個展会場の再現に、碓井ゆいの物語的な仕掛けが巧みに織り込まれた展示空間
- 美術愛住館で初めて実現する異世代・異ジャンル作家による全館展示ー普段は非公開の3・4階元居住空間・アトリエも含む貴重な機会
本展覧会チラシ
参加作家
池口史子 (Chikako IKEGUCHI)

洋画家。1943年旧満州大連生まれ。62年に東京藝術大学油画科入学、山口薫教室に学ぶ。68年同大学院修了。外国風景・人物・花をモチーフに独自の世界を追求。93年、《もうすぐ晴れる・Ⅰ》で倫雅美術奨励賞受賞。2004年《ワイン色のセーター》で損保ジャパン東郷青児美術館大賞受賞。12年、女性洋画家として初めて恩賜賞・日本藝術院賞を受賞し日本藝術院会員となる。24年に旭日中授章受章。
日本画壇を代表する洋画家の一人であるとともに、2018年に夫で作家・経済評論家の堺屋太一(本名=池口小太郎)と旧邸宅を改修し「美術愛住館」を設立。日本人洋画家の作品を中心に展覧会を行い、2019年に同館を東京藝術大学に寄贈する。日本藝術院会員、立軌会同人、堺屋太一記念 東京藝術大学 美術愛住館名誉館長。
碓井ゆい (Yui USUI)

撮影:中尾あづさ
アーティスト。1980年東京都出身、埼玉県在住。 身の回りの素材や手芸の技法を用い、社会制度や歴史についての批評や考察を平面・立体作品で表現する。 近年の主な展覧会に「SENSE ISLAND/LAND 感覚の島と感覚の地 2024」(横須賀市内、2024年)、「ケアリング/マザーフッド:「母」から「他者」のケアを考える現代美術」(水戸芸術館現代美術ギャラリー、2023年)などがある。

池口史子|WHEAT POOL|1991

碓井ゆい|家は歌っている|2022 撮影:加藤甫

池口史子|夕陽|1991

碓井ゆい|だれかの記念品|2024
撮影:TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH
東京藝大 ×〈みずほ〉「アートとジェンダー」共同研究プロジェクト
「アートとジェンダー研究会」とは?
東京藝術大学(以下、東京藝大)と〈みずほ〉は、2022年より「経済だけでなく、アートの力で文化や社会・人びとの生活も豊かで彩ある未来」をともに目指して、さまざまな連携を深めてきました。その連携をさらに強固にし、かつ持続したものにするため、2023年に包括連携協定を締結しました。
キュレーション教育研究センター(以下、CCS)では、東京藝大×〈みずほ〉の連携事業の一環として、「アートとジェンダー」をテーマにしたさまざまなプロジェクトを展開しています。2023年度に立ち上げた「アートとジェンダー研究会」では、「アートの現場における女性の社会進出」をテーマに全5回のレクチャーを実施すると同時に、藝大生・教職員有志と〈みずほ〉の社員によるリサーチチームを結成して、アートとジェンダーを取り巻くさまざまな課題について議論を深めてきました。2024年度は研究会のリサーチャーによる4つの企画について、研究助成を行いました。またシンポジウム「アートとジェンダー:ケアの視点から」を実施しました。
「アートとジェンダー研究会」の3年目となる2025年度は、これまでの研究活動を総括することを目的に、2023年度の研究会のレクチャーで講師としてお招きした現代美術作家の碓井ゆいに、日本藝術院で女性洋画家として初めて会員となった東京藝大出身の画家、池口史子の作品に着想を得た新作の制作を依頼し、女性であること、つくることをテーマに展覧会を開催します。また展覧会では、これまでの「アートとジェンダー」共同研究プロジェクトを振り返るドキュメント展示や、〈みずほ〉の社員によるガイドツアーも予定しています。
関連イベント
◎アーティストトーク《碓井ゆい(アーティスト)、聞き手:難波祐子(キュレーター)》
7月13日(日)14:00-15:00
◎ガイドツアー(所要時間約30分、定員15名)
7月26日(土)14:00〜、15:00〜
7月27日(日)11:00〜、14:00〜、15:00〜
事前予約フォーム:https://forms.gle/oxHXJa2FDU2qSx5W9
アクセス

美術愛住館
〒160-0005 東京都新宿区愛住町2-5
TEL: 03-6709-8895
FAX: 03-6709-8896
東京メトロ丸の内線「四谷三丁目」駅2番出口より徒歩3分
都営新宿線「曙橋」駅より徒歩8分
美術愛住館ウェブサイト
www.aizumikan.com
東京藝術大学キュレーション教育研究センターウェブサイト
https://ccs.geidai.ac.jp
みずほフィナンシャルグループ ウェブサイト
https://www.mizuho-fg.co.jp/company/info/brand/culture/art/index.html

