【10/17(土)開催】『女子と男子』映画上映会&トークのご案内
東京藝術大学キュレーション教育研究センター(以下、CCS)は、みずほフィナンシャルグループと共同で本学卒業生・修了生対象の企画公募事業「I LOVE YOU」プロジェクトを実施しています。
この度、2024年度に採択した〈Aurochs and Company〉が、10月17日(土)に映画のイベントを開催する運びとなりましたのでご案内申し上げます。今回も子どもを主人公にした作品を多数作ってきた廣原暁監督の『女子と男子』を上映します。
https://act-5.jp/2025/09/27/act-2025act4-2-zyoshitodanshi/
みなさまぜひご参加ください。
【10/18〜26開催】東京藝術大学キュレーション教育研究センター「展覧会設計演習」企画展「瞬きの栞—小径を抜けて」のご案内
東京藝術大学キュレーション教育研究センター「展覧会設計演習」企画展
「瞬きの栞—小径を抜けて」 Wandering Through the Blinking Moments
・展覧会概要
出展作家|橋本晶子
会期|2025年10月18日(土) – 26日(日) 11:00 – 19:00(会期中無休)*最終日は18:00まで
開催場所|Slit Park YURAKUCHO
入場料|無料
「瞬きの栞—小径を抜けて(またたきのしおり—こみちをぬけて)」展は、アーティストの橋本晶子による有楽町の街なかで開催される展覧会です。会場であるSlit Park YURAKUCHOは、オフィス街の隙間を生かした緑豊かな憩いのスペースです。本展では、細密な鉛筆画によるインスタレーション作品を手がける橋本が、屋外空間に点在する杭を紐で結び、映像作品とともに展示します。
歴史に残る大きな出来事がある一方で、記録されることのない日常の営みや何気ない時間もまた確かに存在します。ここに積み重なった時間や記憶は、過ぎ去ったものなのか、それとも今もどこかに息づいているのでしょうか。人々が行き交い、小さな時間が重なり続ける場所に打ち込まれた杭は、そうしたささやかな瞬間を栞のように示します。この栞を手がかりに、都市を通り過ぎるだけでは見えないもう一つの風景が立ち現れます。
本展は、東京藝術大学キュレーション教育研究センターが開講する 2025 年度社会共創科目(公開授業)「展覧会設計演習」の授業の一環として開催されます。
・関連イベント
〈イベント①:橋本晶子 アーティストトーク〉
10月18日(土)18:00-19:00
集合場所 Slit Park YURAKUCHO
事前予約制
予約はこちら
https://forms.gle/S8kWyxcY4wKpeELB9
〈イベント②:「またた木の栞」ワークショップ〉
10月25日(土)12:00-16:00
集合場所 Slit Park YURAKUCHO
随時開催、事前予約不要(先着順)
・出展作家
橋本晶子|Akiko Hashimoto

撮影:Nigel Peake
橋本晶子は、膨大な作業に基づく鉛筆画を中心に、空間と呼応するインスタレーションを展開する作家である。展示空間を徹底的にリサーチし、その場所の光や影を取り込むことで、サイト・スペシフィックな作品を生み出す。
紙と鉛筆という軽やかな素材で距離や時間を描き出し、離れた場所と「今ここ」を重ね合わせる風景をつくる。絵画と空間が呼応する一回性の体験として、鑑賞者を「その先の世界」へと誘う。
主な個展に、 「Yesterday’s story」(Cite internationale des arts、2018年、フランス)、「Ask him」(資生堂ギャラリー、2020年、東京)、「I saw it, it was yours.」(ギャラリー小柳、2021年、東京)などがある。
https://www.akikoh.com/

[参考画像] 1:Shadowy 鉛筆、アルシュ紙、和紙、ねじ 各H293×W390mm 2025 ©Akiko Hashimoto Photo by Keizo Kioku

[参考画像] 2:Untitled 鉛筆、アルシュ紙 162×256mm 2025 ©Akiko Hashimoto Photo by Keizo Kioku
展覧会設計演習とは?
東京藝術大学キュレーション教育研究センターが藝大生・社会人受講生を対象に、2023年度より開講している公開授業(社会共創科目)で、受講生は現代美術の展覧会の企画から制作、運営までのプロセスを実践的に学びます。https://ccs.geidai.ac.jp/learn_with_us/2025-004/
有楽町藝大キャンパスとは?
「有楽町藝大キャンパス」はビジネスのまち・有楽町を会場として、東京藝術大学の教員やゲスト講師たちによって開講され、現役の藝大生と社会人が共に学ぶ授業シリーズです。
アートと社会を結ぶコーディネーターの育成を目指し、東京藝術大学・東京都・有楽町アートアーバニズム YAUの三者が連携して実施します。
具体的なテーマの下で、社会を批評的に見る目を養い、考え、表現する実践型と、最先端の知的な学びが得られる講義型があり、2025年度は合計6講座を開講しています。
https://yurakucho-geidai-campus.jp/
Slit Park YURAKUCHOとは?
Slit Park YURAKUCHOは、“アーバンオアシスを都市へ”というコンセプトを持つ株式会社SpAcEがビジネス×アート×グリーンを用い地域を育む取り組みです。
新国際ビルにある自転車置き場として利用されていたL字の路地を、多種多様な緑を軸にリノベーションし、休憩スポットや飲食サービスを備えた「路地の森」として近隣で働く人たちが行き交い、集う場所としてオープンしました。
https://www.instagram.com/slitpark_yurakucho/
主催|東京藝術大学キュレーション教育研究センター、有楽町藝大キャンパス(東京藝術大学、東京都、YAU)
特別協力|Slit Park YURAKUCHO、株式会社SpAcE
【8/18(月)15:00スタート】2025年度「社会包摂のためのアートプロジェクト:音楽×身体表現×福祉(理論編)」社会人受講生募集



写真:中川周
キュレーション教育研究センターは、来る8月18日(月)15:00より、後期開講の「社会包摂のためのアートプロジェクト:音楽×身体表現×福祉(理論編)」(*1、*2)の受講生募集をスタートする運びとなりましたので、お知らせ申し上げます。
この授業では、「共創的ウェルビーイング」を考えます。社会包摂の視点を大切にした芸術実践、特に自治体や福祉施設等と連携して行うアートプロジェクトの企画・運営について、背景理論や実例を参照しながら学ぶ予定です。
座学とワークショップを通して、クラシック音楽と身体表現を融合させた体験型プログラム「ムジタンツ」の活動を参考事例として扱うほか、現場で活躍する実演家や研究者等をゲストに招き、多角的な見地をもってアートプロジェクトを具現化するプロセスや意義について考えていきます。
受講にあたっての注意事項をよくお読みになってから、以下のリンクよりお申し込みください。
https://ccs.geidai.ac.jp/learn_with_us/2025-005/
*1……本授業は藝大生対象の正規授業を社会人(一般の方はどなたでも)が受講できる特別科目「社会共創科目(公開授業)」として開講されます。
*2……本授業は「有楽町藝大キャンパス」の一環として実施します。
▼「社会包摂のためのアートプロジェクト:音楽×身体表現×福祉Ⅰ(理論編)」
開講日時 : 11/15(土)、11/22(土)、11/29(土)、12/13(土)、1/10(土)、1/17(土)
各日 13:30〜18:30
※11/29(土)のみ午前開講の予定
※開講時間の詳細は WEB サイトをご確認ください
開講場所:有楽町 YAU STUDIO[東京都中央区銀座一丁目 3 番先 東京高速道路北有楽ビル 1 階]
※11/15(土)、11/29(土)は、東京藝術大学
定員:20名 ※選考あり
受講料:¥50,000(税込)
受講生募集期間:2025年8月18日(月)15:00~10月3日(金)23:59
【10/8追記:募集期間を延長しました。10月12日(日)23:59まで受付中です。】
https://ccs.geidai.ac.jp/learn_with_us/2025-005/
担当教員(コーディネーター・酒井雅代)より:近年、パフォーミングアーツにおける非言語コミュニケーションの側面に注目が集まり、芸術のみならず教育や福祉など幅広い分野でその活用が模索・実践されています。本授業では、クラシック音楽と身体表現を融合させた体験型プログラム「ムジタンツ」の活動を中心に、福祉分野と連携して行うアートプログラムの実例について学びながら、音楽や身体表現を用いたプログラムをどのように地域に実装することができるか思考します。地域コミュニティや地域福祉と芸術文化を繋ぐことに関心のある方々のご受講をお待ちしています。
先輩受講生の声:
- 私はまだ社会に出たことがなく、世間では音楽や芸術がどのように捉えられているのかわかっていなかったが、ワークショップやグループワークを通して社会人の方と交流し、世の中には芸術の可能性を信じている方が必ずいること、自分の周りの世界をより良いものにしようと考え行動に移している人がたくさんいることを知り、私が普段藝大で取り組んでいることを肯定してもらえたような気がした。(2024年度受講、藝大生・作曲科)
- 周りの人がある種、特殊であることをあらためて感じた。また社会にあまり期待していなかったが、自分がもやもや考えていることを受け入れてくれる大人がいる事実を知ることができてよかった。アーティスト以外にも面白い大人っているんだと思えた。(2023年度受講、藝大生)
【お問い合わせ】
「有楽町藝大キャンパス」事務局
MAIL:info@yurakucho-geidai-campus.jp
HP:https://yurakucho-geidai-campus.jp/
【8/18(月)正午スタート】2025年度「現代美術キュレーション概論」社会人受講生募集
キュレーション教育研究センターは、来る8月18日(月)正午より、後期開講の「現代美術キュレーション概論」(*1)の受講生募集をスタートする運びとなりましたので、お知らせ申し上げます。
「現代美術キュレーション概論」は、美術館での展覧会から街なかでのアートプロジェクトに至るまで、さまざまな形でアートと社会をつなぐキュレーションの実践について取り上げる講義で、学内外で活躍する12名の講師陣がオムニバス方式で登壇します。10月から1月までの全14回で構成され、藝大生は対面参加、社会人はオンライン受講を通じて、共に学ぶ機会を創出し、活発な議論を目指します。
なお、今年度は最終回のゲストとして、新たに青木彬(インディペンデント・キュレーター)が登壇予定です。
ビジネスパーソンやプロフェッショナル人材に求められる「リスキリング」に、あるいは身近に「アート」を学んでキャリアシフトのきっかけに、ぜひこの機会を皆様にご利用いただきたくご案内申し上げます。
受講にあたっての注意事項をよくお読みになってから、以下のリンクよりお申し込みください。
https://ccs.geidai.ac.jp/learn_with_us/2025-001/
※8/18(月)23:30情報更新※
2025年度の「現代美術キュレーション概論」受講生募集は定員に達しました。大変多くのお申し込み、ありがとうございました。
※8/19(火)13:00情報更新※
2025年度の「現代美術キュレーション概論」受講生追加募集/キャンセル待ち受付の予定はございません。あらかじめご了承ください。
*1……本授業は藝大生対象の正規授業を社会人(一般の方はどなたでも)が受講できる特別科目「社会共創科目(公開授業)」として開講されます。
▼「現代美術キュレーション概論」
定員:150名 ※先着順
受講料:¥50,000(税込)
受講生募集期間:2025年8月18日(月)正午〜8月31日(日)18:00
https://ccs.geidai.ac.jp/learn_with_us/2025-001/
担当教員(キュレーション教育研究センター 特任准教授・難波祐子)より:
昨年度の授業では、美術館・博物館関係者はもとより、普段アートとは直接関係のない部署で働いているビジネスパーソンなど多様な受講生が熱心に参加されていました。現代美術は、私たちの少し先の未来を映し出す鏡です。現代美術をとりまく「キュレーション」の今を知ることで、明日を生き抜くためのヒントが得られるかもしれません。
先輩受講生の声:
- そもそもキュレーションという分野を知らなかったので、大きな学びになった。作品展の見方も変わったと思う。(2024年度受講生、藝大生・建築科)
- アートの現場の動向を大きくとらえるとき、授業で紹介された見方が勉強になる。(2023年度受講生、藝大生・芸術学科)
- キュレーションにおける多様な視座と自身の凝り固まった思考の気づきがありました。先生方がそれぞれの専門分野で独自性の高いテーマや問いを持っていることを知り、私自身の社会を見るための新たな視点を与えてくださったように思いました。(2024年度受講生、30代・法人職員)
- 先生方の熱意ある授業に呼応するように、受講生から短時間でするどい質問が飛び交う、毎回の最後の30分のQ&Aがとても面白く、またたくさんの刺激をもらいました。(2024年度受講生、30代・会社員)
- とても有意義な半年間でした。あれほど大学生の時はやる気なく参加していた授業がこんなにありがたく面白く、エネルギーがもらえるというのは社会人になったいまだからこそわかることでもありました。(2024年度受講生、50代・会社員)
- 毎回異なる講師の先生からお話を聞くことができたおかげで、アートへの関わり方に正解はなく、人の数だけあると知れたことも良かったです。(2024年度受講生、20代・美術館学芸員)
- 歴史系博物館に勤務しているため、作家が現存している現代アートとは随分手法がちがうと思っていましたが、授業内で紹介された事例をお聞きして、資料をどのように捉えて、定義して展示するかということは分野を超えて共通するものがあると感じました。(2024年度受講生、40代・博物館学芸員)
- 産休、育休中に受講しました。地方在住で、自分の時間もなかなか取れないなかで、東京藝大の第一線で活躍する先生方の授業が受けられることは代えがたい喜びでした。(2024年度受講生、30代・美術館学芸員)
【お問い合わせ】
東京藝術大学 キュレーション教育研究センター
https://ccs.geidai.ac.jp/contact/
※「展覧会設計演習」「音楽×身体表現×福祉」の申込・お問い合わせは「有楽町藝大キャンパス」事務局までお願いいたします。(MAIL:info@yurakucho-geidai-campus.jp/HP:https://yurakucho-geidai-campus.jp/)