【CCS×〈みずほ〉】
東京藝大「I LOVE YOU」プロジェクト2024

本事業は、2019 年度より東京藝術大学が実施している企画公募事業『東京藝大「I LOVE YOU」プロジェクト』のリニューアルに伴い、新たに設けられた枠組みです。
『東京藝大「I LOVE YOU」プロジェクト2024』は、本学の「芸術未来研究場」が主催する共同研究企画公募事業として実施されます。「芸術未来研究場」は、多様性を認め合える社会の実現に向け、「アートは人が生きる力である」という確信及び「人の心」への眼差しを根幹として、新たな価値の創造や社会的課題の解決に係る実験と実践を重ねることを通じ、人類と地球のあるべき姿を探究することを目的としています。
キュレーション教育研究センターも、この「芸術未来研究場」が掲げる6つの基幹領域:「ケア・コミュニケーション」「アートDX」「クリエイティヴアーカイヴ」「キュレーション」「芸術教育・リベラルアーツ」「アートとビジネス」のうち、キュレーション領域を担う組織として期待が寄せられています。
本事業が本学卒業生・修了生にとって芸術が持つ無限の可能性を社会に向けて伝え、実践によって示すための一助になること、そして「芸術未来研究場」の目指す芸術と社会の未来を切り拓く新たなプラットフォームづくりに資することを祈っています。
Projects HAKI-DASHI:吐き出し喫茶・ハキダシラヂオ



実施企画「吐き出し喫茶 札幌店」
日時&開催場所:
2024年9月21日(土)13:00‐17:00 @苗穂基地
10月5日(土)13:00‐17:00@苗穂基地
10月26日(土)13:00‐17:00@高野山真言宗 観音寺
11月24日(日)13:00‐17:00@絵本とカフェ ゴルディロックス
12月14日(土)13:00‐17:00@絵本とカフェ ゴルディロックス
参加費:全ての日程 500円/日
詳細:https://hakidashi.piyopiyoarts.com/sapporo2024/
概要:
「吐き出し喫茶」プログラムは、1DAY喫茶店の姿を借りた、アートイベントであり社会実験です。2023年に東京で始まった「吐き出し喫茶」が、店主を変え、場所を変え、展開中。プログラムの軸は、「アーティストがいること」「ただ吐き出すだけの場であること」。一人一人の声が可視化されにくい、時に生きづらいこの社会で、パーソナルな悩みや夢、愚痴や希望を吐き出せる場として、おしゃべり以上、カウンセリング未満のニッチな事業を目指しています。
実施企画「ハキダシラヂオ: 生き延びるためのダイアローグプラクティス」
詳細:https://hakidashi.piyopiyoarts.com/radio/
概要:
ポッドキャスト配信「ハキダシラヂオ: 生き延びるためのダイアローグプラクティス」は、今不自由と向き合っている人、将来不自由を抱えるかもしれない人、目には見えない生きづらさを感じている人、それでも生きづらさを受け入れたくない人、そんな家族と生きる人、子どもを育てている人、家族のケアをする人、子どもたち、なんらかの加害者と被害者、孤独になってしまった人、全ての人にとって生きやすい社会をデザインします。
主催・問い合わせ:Projects HAKI-DASHI運営事務局 hakidashi@piyopiyoarts.com
みらいのおんがくかい ~ヴァイオリン、こと、ピアノでつむぐ~

日時:2025年3月2日(日)13:00 – 14:00
場所:クレモニア・スタジオ ホール(東京都杉並区荻窪5-22-7)
入場:子ども無料 / 大人3000円 / 大人(子ども同伴)1000円
出演:尾池亜美(ヴァイオリン)、福田恭子(箏)、鴇田恵利花(ピアノ)
詳細(予約ページ):https://mirainoconcert.peatix.com/
概要:
赤ちゃんや未就学児、そして保護者の皆様が、アートや音楽を安心して楽しめる、未来型のコンサートです。演奏者も、子どもたちの素直な反応や歌声に寛容であり、お客様にリラックスして楽しんでいただきたいと考えています。
ジェンダーや国籍など、多様なバックグラウンドの作曲家の作品を、子育て中の演奏家が、子育て中の皆さんにお届けします。
お問合せ:cwmusic668@gmail.com


子どもが演じるとき〜廣原暁監督特集上映会&トークイベント〜

日時:2025年3月31日(月)13:30 – 16:40
場所:川崎市アートセンター映像館/神奈川県川崎市麻生区万福寺6-7-1
入場:無料・要予約・自由席(98席)
詳細:https://aurochsandco.com/news/250331
概要:
子どもを主人公にした映画を多数作ってきた廣原暁監督の特集上映会とトークイベントを行います。トークには、廣原監督、出演した子どもたち、『ユキとニナ』『ライオンは今夜死ぬ』の諏訪敦彦監督を迎え、演じること、ジェンダーと表現についてなど語り合います。
▶チラシはこちら
主催・お問合せ: Aurochs and Company hirohara.info@gmail.com


This is (not) my lullaby

『This is (not) my lullaby』書影
制作期間:2024年7月〜2025年3月
概要:
「明治・大正期の日本におけるフェミニズム実践」と「同時期の日本人女性音楽家」に関するリサーチをもとに、課題として浮き彫りになったのが、音楽における女性・フェミニズム・ジェンダーについて語るための場がないこと、そして互いに安心して連帯できるようなコミュニティがないことの2点です。これらは音楽における女性のアーカイブが極端に少ないという事実とも繋がっています。
本企画ではそのため、芸術業界に生きる人たちがフェミニズムに関心を持ったときにアクセスできるプラットフォーム、また言説の場の形成として、jwcm (女性作曲家会議)と「音楽とフェミニズム」をテーマにしたマガジンの作成・出版を行います。
土弄りのお色直し:土着の伝統文化をクィアに着熟すための催し

日時:2025年2月11日(火祝)、2月23日(日)両日とも 13:00 – 16:30
場所:愛媛県教育会館(愛媛県松山市北持田町131-1)
入場無料・予約不要
概要:
2月11日&2月23日、松山・教育会館にて開催!
ジェンダーやクィアの視点から、愛媛の文化や歴史を再解釈する特別な企画。講演、アニメーション上映、そしてアンティーク着物を着た舞踏会となるパフォーマンスなど、盛りだくさんの内容でお届けします。
松山市では、明治時代の偉人や文化を観光資源や歴史教育の素材として活用していますが、 帝国主義、戦争賛美や良妻賢母の価値観が無批判に共有されることもあります。今回のイベントでは、昭和初期の建物である教育会館を舞台に、 戦前の文化をジェンダーの視点から再考し、伝統的な価値観を問い直します。また、クィアやジェンダーの概念が西洋由来であることを踏まえつつ、 愛媛の土着文化を読み解き、地方に根ざした新しいコミュニティや文化の可能性を模索することを目指しています。
▶イベントポスター&チラシはこちら
お問い合わせ:Instagram @queerehime


写真:桑嶋燦(Kuwashima Aria)
◆2月11日(火祝)13:00 – 16:30
講演会「高畠華宵作品に見る近代日本女性の諸相―これが彼女の生きる道!?ー」
登壇者:高畠麻子(高畠華宵大正ロマン館館長、愛媛大学・松山大学非常勤講師、「大正イマジュリィ学会」事務局・常任委員)
https://www.kashomuseum.org/home
https://x.com/kashomuseum
講演会「クィアに読む、噛み付くように読む、地元を読む」
登壇者:近藤銀河(アーティスト、美術史家、パンセクシュアル)
https://gingakondo.wordpress.com
◆2月23日(日)13:00 – 16:30
上映会「染色体の恋人」
監督・アニメーション:矢野ほなみ
https://honamiyano.com/
@beansboy63
Instagram:https://www.instagram.com/honamiyano/
ワークショップ「クィア舞踏会」
劇作家・演出家・ムニ主宰・青年団:宮崎玲奈
https://muniinum.com
https://x.com/muni_6_2
狂言による児童養護施設でのワークショップの実施

「梟山伏」参考画像(提供:萬狂言)
日程:
2024年12月14日 第1回「狂言についておはなしするよ」
2025年2月22日 第2回「衣装をきてみよう、踊りをやってみよう」
2025年3月1日 第3回「お芝居をやってみよう」
2025年3月15日 「狂言『梟山伏』をみよう」
場所:都内の児童養護施設
概要:
さまざまな子どもたちに文化的体験を届けるべく、児童養護施設にて狂言ワークショップを実施します。全4回のシリーズプログラムのうち、3回は事前ワークショップを行い、狂言を体験しながら交流を深めます。最終回には仮設の能舞台を会場内に設置し、狂言師による演目を鑑賞します。
まちへ飛び出せ!子ども自習室〜身近な自然・産業から学ぼう〜

実施企画「まちへ飛び出せ!子ども自習室〜身近な自然・産業から学ぼう〜」
日程:2024年10月12日(土)、10月26日(土)、11月16日(土)
会場:都立水元公園、カナマチぷらっと、株式会社日伸鉄工株式会社(工場)
定員:5組(1組の最大人数3名)
対象:小学3年生〜中学2年生
参加費:無料
詳細:https://www.instagram.com/p/C_pVP5BSvSO/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==
概要:
今回のプログラムでは、子どもたちが生きる「まち」全体を一つのフィールドと捉え、まちの中を探索し、様々なものと出会いながら、制作を行います。ぜひ私たちと一緒に、ものづくりの世界を体験してみませんか?

実施企画「成果報告会・体験ワークショップ」
日時:2025年2月1日(土)〜2月9日(日) 10:00〜17:00
場所:えきこにわ葛飾区新小岩一丁目45番1号 JR新小岩南口ビル6階
ワークショップ開催日:2/1(土) 2/8(土)両日とも13:00〜14:30/15:00〜16:30
参加費:無料
詳細:https://www.instagram.com/p/DFM9uADJHdP/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==
概要:
「まちへ飛び出せ!子ども自習室」の活動の様子をご紹介する展覧会を開催します。この展覧会では、昨年の子ども自習室の活動を、写真と文章で振り返ります。
関連企画として、昨年の取り組みを追体験できるような「らでんのワークショップ」も開催!葛飾区の自然を観察しながら、自分なりの絵を貝のカケラで描いていくワークショップです。
▶展覧会チラシはこちら
主催・問い合わせ:子ども自習室 summer.kids0506@gmail.com


写真:白奉珠圭氣
あそびとこころのみかた展

日時:2024年7月22日(月)~28日(日) 10:00〜18:00 ※最終日は17:00まで
会場:みらい館大明 東京都豊島区池袋3丁目30-8
入場:無料
ホームページ:http://pink120632.studio.site
最新情報:https://www.instagram.com/caresobies?igsh=MXM1ZXlrdTdsemFrNQ==
概要:
「誰でも必ずケアとであう。」
子育て、家事に、看病や介護など、私たちは誰かにケアされて生きています。日頃自分が気づかないところにも、人々の暮らしを支えるためのケアがあります。「ケア」は遠い誰かのお話ではなく、あなたのすぐ側に「ある」ものです。様々な「ケア」に出会える場、それが『あそびとこころのみかた展』です。遠くのだれかが一歩身近に感じられるように。そして社会が少しずつ優しくなれるように。
▶チラシはこちら
主催・問い合わせ:けあそびーず care.20240324@gmail.com
協力:東京藝術大学Diversity on the Arts Project(DOOR)
みらい館大明ブックカフェ


写真:白珠ケケ
CCSによる採択企画レポート
・さまざまな環境の子どもたちに、伝統芸能を届ける工夫
文=屋宜初音(CCS特任助手)
・ローカルで、息の長いクィアコミュニティをつくるために
文=屋宜初音(CCS特任助手)
CCSによる伴走支援レポート
表現する人たちをどのようにサポートできるのか?
ーキュレーション教育研究センターと〈みずほ〉が取り組む「東京藝大『I LOVE YOU』プロジェクト2024」
文=韓河羅(CCS特任助教)
〈みずほ〉が掲げるスローガン
“I’m with you”
I love you “藝術はヒトを愛する”へのアンサーのイメージで、
I’m with you は“社会(みずほ)は藝術に寄り添う”という想いを込めました。
そのほか、寄り添うこと・支えること・味方であること・そばにいること・応援していること・同意し共感すること・尊重していること・いつでも話を聞くよ、という思いも込めて、本助成企画に取り組んでいます。