2025年度開講授業 展覧会設計演習

藝大生向け・一般の方向け

展覧会設計演習

※本授業は「有楽町藝大キャンパス」の一環として実施します。
※本授業の申込・お問い合わせは「有楽町藝大キャンパス」事務局までお願いいたします。

開講日時
5/24(土), 6/7(土), 6/21(土), 7/5(土), 7/19(土),
8/30(土), 9/13(土), 9/20(土), 9/27(土),
10/4(土), 10/11(土), 10/18(土),10/19(日), 10/26(日), 11/15(土)
※5月〜9月、11月は10:00〜13:00で開講します
※10月は1週間程度の展覧会を実施する予定のため、授業曜日と時間が変則となります

開講場所
有楽町 YAU STUDIO
東京都中央区銀座一丁目3番先 東京高速道路北有楽ビル1階

現代美術の展覧会の制作について、都内で一般の観客を対象に小規模な展覧会・アートプロジェクトを実施することを念頭に企画から制作、運営までのプロセスを実践的に学びます。都市空間に介入しながら、通常の美術館での展覧会とは異なる手法で、アートと実社会を結びつけるキュレーションについて藝大生と共に主体的に思考・実験していく機会とします。
授業では展覧会見学や街歩き、アーティストとの対話などを交えながら、展覧会の企画制作に関する必要な知識を学び、実際に街(都市空間)で実現したい展覧会を企画立案し、学生と社会人受講生のチームが主体となって展覧会を運営・開催します。
本授業は 5月から11月にかけて15回の演習授業を基本とし、10月中旬〜下旬に 1週間程度の展覧会開催を予定しています。

授業の一環として実施した企画展の様子はこちらからご覧いただけます

開講場所について|

本授業は、「有楽町アートアーバニズムYAU」のスタジオを会場として行います。
YAUは、アーティストの活動を街に呼び込み、ワーカーとの交流を誘発する実証プログラムとして生まれました。就業者人数約28万人という日本有数のビジネス街である大手町・丸の内・有楽町にあるスタジオには、映像・写真といったメディアアートからパフォーミングアーツまで幅広いアーティストやその活動を支えるアートマネージャーが集っています。学生とビジネスパーソンが共に参加することで、社会との共創的なコミュニティを育むことを目指し、社会での活躍に結び付くような人材育成を目指します。 https://arturbanism.jp/

一般の方 | 受講方法

定員 | 12名(応募者多数の場合は選考します)
受講方法 | 全15回の対面授業を、¥100,000(税込)で受講できます。
受講生募集期間|3/21(金)~4/21(月)23:59

お申し込み・詳細|「有楽町藝大キャンパス」事務局 https://yurakucho-geidai-campus.jp/

藝大生の方 | 受講方法

授業シラバスを参照の上、Campus Planで履修登録してください。なお、卒業要件単位に含むかどうかは、ご自身の所属する各科のカリキュラムに準じます。

撮影:中川陽介

受講生のみなさんへ

キーワード:#キュレーション #アーティスト #オフィス街 #企画立案 #マネジメント

担当教員(キュレーション教育研究センター  特任准教授・難波祐子)より
社会とアートを結びつけるキュレーションについて、実際の展覧会企画制作・運営を通して藝大生と実践的に学んでみませんか?大学のキャンパスを飛び出して、藝大生と社会人受講生が互いに協力し合いながら、街なかで、小規模ながら実際に実験的な現代美術の展覧会を一緒に作ってみましょう。本講座は、これまで展覧会企画を経験したことがない方でもご参加できます。ただし基本的には展覧会の実施時を含めて全回参加できる方を歓迎します。

先輩修了生の声

  • 周りの社会人の方々から確実にタスクを実行するためのフローやチーム内への共有方法などを教えていただき、短い時間で多くの方の知恵を分けていただいたように思いました。また、これから作品を作っていく上でプロの作家さんの制作〜完成までを追えたのはとても良い経験になりました。作品の制作状況や思考を逐一共有いただいていたので、作家として展示の依頼があった時の立ち回りやリサーチの仕方などをリアルタイムに把握することができ勉強になりました。(2024年度受講生、藝大生・先端芸術表現科)
  • 作品のコンセプトが決まれば形が見えてくると言っていたことが印象に残っている。(2024年度受講生、20代・大学生)
  • 今回は予算班として学んでいたので、設営班や広報班の仕事についてももっと学びたいと思いました。(2024年度受講生、20代・会社員)
  • 自分1人ではできない規模の展覧会の全体に携わることができたため、今後自分でプロジェクトをやる際のハードルが下がったように思う。(2024年度受講生、藝大生・国際芸術創造研究科)

担当教員

難波祐子 (キュレーション教育研究センター 特任准教授)

東京都現代美術館学芸員、国際交流基金文化事業部企画役(美術担当)を経て、国内外で現代美術の展覧会企画に関わる。 企画した主な展覧会に「こどものにわ」(東京都現代美術館、2010年)、「呼吸する環礁アトール)―モルディブ-日本現代美術展」(モルディブ国立美術館、マレ、2012年)、「大巻伸嗣 – 地平線のゆくえ」(弘前れんが倉庫美術館、青森、2023年)など。また坂本龍一の大規模インスタレーション作品を包括的に紹介する展覧会(2021年:M WOODS/北京、23年:M WOODS/成都、24-25年:東京都現代美術館)のキュレーターを務める。札幌国際芸術祭2014プロジェクト・マネージャー(学芸担当)、ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014キュレーター。著書に『現代美術キュレーターという仕事』、『現代美術キュレーター・ハンドブック』『現代美術キュレーター10のギモン』(すべて青弓社)など。

Photo: Tomohiko Tagawa
©Real Sound Book

お問い合わせ

「有楽町藝大キャンパス」事務局
info@yurakucho-geidai-campus.jp
https://yurakucho-geidai-campus.jp/

2025-04-11T09:43:18+09:002025/03/12|

2025年度開講授業 現代美術キュレーション概論

藝大生向け・一般の方向け

現代美術キュレーション概論

開講日時
後期 木曜6限 18:00〜19:30

開講場所
一般の方 オンライン
藝大生 上野キャンパス 国際交流棟 GA講義室

現代美術を取り巻くキュレーションは、近年の美術表現の領域横断化や、時代の変化に伴う美術館や展覧会のあり方の変遷によって、大きくその姿を変えています。本授業では、美術館での展覧会から、街なかでのアートプロジェクトに至るまで、さまざまな形でアートと社会をつなぐキュレーションの実践について、実際にそれぞれの現場で活躍している講師陣を迎えて授業を構成します。取り扱うジャンルも絵画や彫刻などの従来のアートに加えて、パフォーマンスや参加型・プロジェクト型のアート、領域横断的な協働型のアートなど広く紹介します。なお、授業は講師の都合により内容の変更が生じたり、順序が入れ替わる可能性があります。

一般の方 | 受講方法

定員 | 150名(先着順)
受講生募集開始|2025年夏ごろ公開予定
受講方法 | 全14回のオンライン授業を、¥50,000(税込)で受講できます(リアルタイムで配信予定)。
お申し込みフォーム|2025年夏ごろ公開予定
※日本博物館協会会員の方はお申し込み方法が異なります。

藝大生の方 | 受講方法

授業シラバスを参照の上、Campus Planで履修登録してください。なお、卒業要件単位に含むかどうかは、ご自身の所属する各科のカリキュラムに準じます。

Photo : Hajime Kato

2025年度ラインナップ

第1回|10/2(木)
担当教員:難波祐子(キュレーション教育研究センター 特任准教授)
「イントロダクション:現代美術キュレーションの見取り図ー美術館、国際展、芸術祭、アートプロジェクト」

第2回|10/9(木)
担当教員:難波祐子(キュレーション教育研究センター 特任准教授)
「日本におけるキュレーションの変遷について:戦後から現在まで」

第3回|10/16(木)
担当教員:李美那(大学院美術研究科 教授)
「日本におけるMuseumとMuseum curatorの関係と文脈—変化する国際情勢の中で」

第4回|10/23(木)
担当教員:熊澤弘(大学美術館 教授)
「ミュージアム・コレクションの管理とキュレーション:東京藝術大学大学美術館所蔵の現代美術作品の事例を中心に」

第5回|10/30(木)
担当教員:鷲田めるろ(国際芸術創造研究科 准教授)
「国際展でのキュレーション:ヴェネチア・ビエンナーレ日本館を例に」

第6回|11/6(木)
担当教員:服部浩之(大学院映像研究科 准教授)
「協働プロジェクトのキュレーティング:異なる領域を架橋する芸術実践」

第7回|11/13(木)
担当教員:熊倉純子(国際芸術創造研究科 教授)
「アートプロジェクトのキュレーション:日本のアートプロジェクトの変遷とその担い手について」

第8回|11/20(木)
担当教員:難波祐子(キュレーション教育研究センター 特任准教授)
「前半授業振り返り&後半授業イントロダクション」

第9回|11/27(木)
担当教員:今村有策(大学院美術研究科 教授)
「グローバル時代のキュレーション:世界の現場から」

第10回|12/4(木)
担当教員:毛利嘉孝(国際芸術創造研究科 教授)
「ポスト/ウィズコロナのアートとキュレーション」

第11回|12/11(木)
担当教員:荒木夏実(美術学部 准教授)
「歴史と向き合うキュレーション:人種・ジェンダー・帝国主義」

第12回|1/8(木)
担当教員:平諭一郎(未来創造継承センター 准教授)
「アーカイヴとキュレーション:作品と資料とその再演」

第13回|1/15(木)
担当教員:相馬千秋(大学院美術研究科 准教授)
「 領域横断するキュレーション:『パフォーマンス』を生成するキュレーション実践」

第14回|1/22(木)
担当教員:難波祐子(キュレーション教育研究センター 特任准教授)+青木彬(インディペンデント・キュレーター)
「社会包摂とキュレーション」

受講生のみなさんへ

キーワード:#キュレーション #学芸員 #芸術祭 #美術館 #国際展 #アートプロジェクト #アーカイブ #文脈

担当教員(キュレーション教育研究センター 特任准教授・難波祐子)より
昨年度の授業では、美術館・博物館関係者はもとより、普段アートとは直接関係のない部署で働いているビジネスパーソンなど多様な受講生が熱心に参加されていました。現代美術は、私たちの少し先の未来を映し出す鏡です。現代美術をとりまく「キュレーション」の今を知ることで、明日を生き抜くためのヒントが得られるかもしれません。

先輩修了生の声

  • そもそもキュレーションという分野を知らなかったので、大きな学びになった。作品展の見方も変わったと思う。(2024年度受講生、藝大生・建築科)
  • アートの現場の動向を大きくとらえるとき、授業で紹介された見方が勉強になる。(2023年度受講生、藝大生・芸術学科)
  • キュレーションにおける多様な視座と自身の凝り固まった思考の気づきがありました。先生方がそれぞれの専門分野で独自性の高いテーマや問いを持っていることを知り、私自身の社会を見るための新たな視点を与えてくださったように思いました。(2024年度受講生、30代・法人職員)
  • 先生方の熱意ある授業に呼応するように、受講生から短時間でするどい質問が飛び交う、毎回の最後の30分のQ&Aがとても面白く、またたくさんの刺激をもらいました。(2024年度受講生、30代・会社員)
  • とても有意義な半年間でした。あれほど大学生の時はやる気なく参加していた授業がこんなにありがたく面白く、エネルギーがもらえるというのは社会人になったいまだからこそわかることでもありました。(2024年度受講生、50代・会社員)
  • 毎回異なる講師の先生からお話を聞くことができたおかげで、アートへの関わり方に正解はなく、人の数だけあると知れたことも良かったです。(2024年度受講生、20代・美術館学芸員)
  • 歴史系博物館に勤務しているため、作家が現存している現代アートとは随分手法がちがうと思っていましたが、授業内で紹介された事例をお聞きして、資料をどのように捉えて、定義して展示するかということは分野を超えて共通するものがあると感じました。(2024年度受講生、40代・博物館学芸員)
  • 産休、育休中に受講しました。地方在住で、自分の時間もなかなか取れないなかで、東京藝大の第一線で活躍する先生方の授業が受けられることは代えがたい喜びでした。(2024年度受講生、30代・美術館学芸員)

担当教員

難波祐子(キュレーション教育研究センター 特任准教授)

キュレーター。東京都現代美術館学芸員、国際交流基金文化事業部企画役(美術担当)を経て、国内外で現代美術の展覧会企画に関わる。 企画した主な展覧会に「こどものにわ」(東京都現代美術館、2010年)、「呼吸する環礁(アトール)―モルディブ-日本現代美術展」(モルディブ国立美術館、マレ、2012年)、「大巻伸嗣 – 地平線のゆくえ」(弘前れんが倉庫美術館、青森、2023年)など。また坂本龍一の大規模インスタレーション作品を包括的に紹介する展覧会(2021年:M WOODS/北京、23年:M WOODS/成都、24-25年:東京都現代美術館)のキュレーターを務める。札幌国際芸術祭2014プロジェクト・マネージャー(学芸担当)、ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014キュレーター。著書に『現代美術キュレーターという仕事』、『現代美術キュレーター・ハンドブック』『現代美術キュレーター10のギモン』(すべて青弓社)など。

Photo: Tomohiko Tagawa
©Real Sound Book

李美那 (大学院美術研究科 教授)

東アジアを中心とする近現代美術史。東京藝術大学大学院美術研究科西洋美術史専攻修了。静岡県立美術館学芸員(1993-2003)、神奈川県立近代美術館主任学芸員(2003-2017)として展覧会、教育普及プログラムを企画・実施。主な展覧会に「東アジア/絵画の近代 ― 油画の誕生と展開」(1999)、「アルベルト・ジャコメッティ―矢内原伊作とともに」(2006)、「日韓近代美術家のまなざし ―『朝鮮』で描く」(2015)など。

熊澤弘(大学美術館 教授)

東京藝術大学大学美術館准教授。1970年生まれ、神奈川出身。東京藝術大学美術学部芸術学科卒、同大学院美術研究科(西洋美術史)修了。同大学美術学部芸術学科助手、同学大学美術館助手・助教、武蔵野音楽大学音楽学部音楽環境運営学科常勤講師をへて、2017年4月より現職。オランダを中心とする西洋美術史、博物館学が専門。日本国内外の美術展覧会にかかわる。主な担当展覧会に「線の巨匠たち――アムステルダム歴史博物館所蔵素描・版画展」(2008年、大学美術館他)、“Japans Liebe zum Impressionismus”(日本が愛した印象派) (2015年、ドイツ連邦共和国美術展示館)。「ミラクルエッシャー展」(2018年、上野の森美術館)等。編著書に『レンブラント 光と影のリアリティー』(角川書店 2011年)、『脳から見るミュージアム アートは人を耕す』(中野信子と共著、講談社現代新書 2020年)他多数。

鷲田めるろ(国際芸術創造研究科 准教授)

1973年生まれ。東京大学大学院修士(文学)修了。金沢21世紀美術館キュレーター(1999年から2018年)を経て2020年より十和田市現代美術館館長。第57回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館キュレーター(2017年)。あいちトリエンナーレ2019キュレーター。著書に『キュレーターズノート二〇〇七ー二〇二〇』(美学出版)。主な論文に「鶴来現代美術祭における地域と伝統」『金沢21世紀美術館研究紀要アール』6号。

©︎小山田邦哉

服部浩之(大学院映像研究科 准教授)

キュレーター。1978年愛知県生まれ。2006年早稲田大学大学院修了(建築学)。アジアを軸に同時代の表現活動を研究し、様々な表現者との協働や参加をベースにしたアートプロジェクトを展開し、これからの公共圏やコモンズについて模索する。主な企画に、第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館展示「Cosmo-Eggs
| 宇宙の卵」(2019年)、「ARTS & ROUTES -あわいをたどる旅」(秋田県立近代美術館、2021年)がある。

熊倉純子 (国際芸術創造研究科 教授)

パリ第十大学卒、慶應義塾大学大学院修了(美学・美術史)。(社)企業メセナ協議会を経て、東京藝術大学教授。アートマネジメントの専門人材を育成し、「取手アートプロジェクト」(茨城県)、「アートアクセスあだち―音まち千住の縁」(東京都)など、地域型アートプロジェクトに学生たちと携わりながら、アートと市民社会の関係を模索し、文化政策を提案する。東京都芸術文化評議会文化都市政策部会委員、文化庁文化審議会文化政策部会委員などを歴任。監修書に『アートプロジェクト─芸術と共創する社会』『アートプロジェクトのピアレビュー—対話と支え合いの評価手法』『アートプロジェクトがつむぐ縁のはなし—絵物語・声・評価でひもとく 大巻伸嗣「Memorial Rebirth 千住」の11年』、共編書に『社会とアートのえんむすび1996-2000──つなぎ手たちの実践』、共著に『「地元」の文化力―地域の未来のつくりかた』など。

今村有策 (大学院美術研究科 教授)

アートやデザイン、建築などさまざまなクリエイティブな分野のプロデュース、キュレーションを行う。国内外の若手クリエーターの人材育成、国際文化交流、領域横断で実験的なプロジェクトを推進するアートセンターであったトーキョーワンダーサイトの創設に携わり、2001年の創設から2017年まで館長を務める。2001年から2013年まで東京都の文化行政について知事に助言・進言を行なう東京都参与も兼務し、アーツカウンシル東京の創設をはじめ、東京の新たな芸術文化基盤作りに取り組む。東京オリンピック招致においては文化プログラム作成に中心的な役割を果たす。建築を学び、磯崎新アトリエ勤務を経て、1991-1993コロンビア大学建築学部客員研究員。武蔵野美術大学非常勤講師、PMQ(香港)インターナショナル・アドバイザー、浜松市鴨江アートセンターシニアアドバイザー。これまでに世界文化の家(ベルリン)プログラム・アドバイザリー・ボード、テンスタ・コンストハル・アドバイザー(ストックホルム)、国連大学アドバイザー、名古屋芸術大学特別客員教授などを歴任。

毛利嘉孝 (国際芸術創造研究科 教授)

1963年生まれ。社会学者。文化/メディア研究。京都大学経済学部卒。ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジPh.D.(社会学)、MA (メディア&コミュニケーションズ)修了。九州大学を経て現職。特にポピュラー音楽や現代美術、メディアなど現代文化と都市空間の編成や社会運動をテーマに批評活動を行う。主な著書に『バンクシー:アート・テロリスト』、『文化=政治 グローバリゼーション時代の空間叛乱』、『ストリートの思想 転換期としての1990年代』、『はじめてのDiY』、『増補 ポピュラー音楽と資本主義』、共著に『入門 カルチュラル・スタディーズ』、『実践 カルチュラル・スタディーズ』、『現代思想入門 グローバル時代の「思想地図」はこうなっている!』、『ネグリ、日本と向き合う』など。編著に『アフター・テレビジョン・スタディーズ』など。

荒木夏実 (美術学部 准教授)

キュレーター、美術評論家。慶應義塾大学文学部卒業、英国レスター大学ミュージアム・スタディーズ修了。三鷹市芸術文化振興財団(1994-2002)、森美術館(2003-2018)でキュレーターとして展覧会および教育プログラムに携わる。主な展覧会に「小谷元彦展:幽体の知覚」(2010-11)、「ゴー・ビトゥイーンズ展:こどもを通して見る世界」(2014)、「ディン・Q・レ展:明日への記憶」(2015)、「六本木クロッシング2016:僕の身体、あなたの声」(以上森美術館)、「彼女たちは歌う」(2020)、「居場所はどこにある?」(2021)、「あなたのアートを誰に見せますか?」(2023)(以上東京藝術大学大学美術館 陳列館)など。「ゴー・ビトゥイーンズ展」で第26回倫雅美術奨励賞、第10回西洋美術振興財団学術賞受賞。

平諭一郎 (未来創造継承センター 准教授)

1982年生まれ。専門は文化財や芸術の保存・継承。芸術保存継承研究会・主宰。東京藝術大学デザイン科卒。同大学院文化財保存学専攻修了。文化財、美術品の再現・復元制作とともに、領域横断的な芸術の保存・継承について研究し、展覧会、論考、作品として発表。主な企画に、2018年「芸術の保存・修復―未来への遺産」展、2021年「再演―指示とその手順」展(共に東京藝術大学大学美術館)。

相馬千秋 (大学院美術研究科 准教授)

NPO法人芸術公社代表理事。アートプロデューサー。演劇、現代美術、社会関与型アート、VR/ARテクノロジーを用いたメディアアートなど、領域横断的な同時代芸術のキュレーション、プロデュースを専門としている。過去20年にわたり日本、アジア、欧州で多数の企画をディレクション。その代表的なものは、フェスティバル/トーキョー初代プログラム・ディレクター(2009-2013)、あいちトリエンナーレ2019および国際芸術祭あいち2022パフォーミングアーツ部門キュレーター、シアターコモンズ実行委員長兼ディレクター(2017-現在)、豊岡演劇祭2021総合プロデューサーなど。
2015年フランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエ受章、2021年芸術選奨(芸術振興部門・新人賞)受賞。立教大学現代心理学部映像身体学科特任准教授(2016-2021)を経て、2021年より東京藝術大学大学院美術研究科准教授(グローバルアートプラクティス専攻)。2023年にドイツのフランクフルト・オッフェンバッハで開催される世界演劇祭テアター・デア・ヴェルト2023のプログラム・ディレクターも務めた。

©NÓI CREW

青木彬(インディペンデント・キュレーター)

1989年東京都生まれ。京都市在住。一般社団法人藝とディレクター。首都大学東京インダストリアルアートコース卒業。アートを「よりよく生きるための術」と捉え、アーティストや企業、自治体と協働して様々なアートプロジェクトを企画している。近年は社会福祉とアートの繋がりに関心を持ち、特にセツルメント運動を手がかりに地域福祉における創造的実践を調査している。
これまでの主な活動に「SENSE ISLAND/LAND|感覚の島と感覚の地 2024」ゲストキュレーター(横須賀市,2024)、「三島満願芸術祭202」ゲストキュレーター(三島市,2024)、まちを学びの場に見立てる「ファンタジア!ファンタジア!─生き方がかたちになったまち─」ディレクター(墨田区,2018~)などがある。出版物に『素が出るワークショップ』(学芸出版)編著、『幻肢痛日記』(河出書房新社)著。

一般の方へ・受講に際してのご案内

・授業ごとに講座の形式(レクチャー/ワークショップ/対面ORオンライン実施)が異なりますので、お申し込み前に必ずご確認ください。
・授業ごとに、定員の有無が異なります。定員のある授業は、選考基準を設けることがございますのであらかじめご了承ください。詳しくは各授業の紹介ページをご参照ください。
・有料の授業は、受講申込フォームにご記入いただいた後、キュレーション教育研究センターから届く受講決定通知メールで支払い等の案内がございます。必ずご一読ください。
・オンライン/オンデマンド授業の、記録・録画等は固くお断りしています。万が一発見した場合については、法的措置をとる可能性がございます。
・同じセメスターの、複数の授業にお申し込みいただくことも可能です。
・その他受講に際してのご質問等ございましたら、「CONTACT」ページのフォームよりお問い合わせください。

2025-03-21T17:58:44+09:002025/03/12|

2025年度開講授業 演習:アートプロジェクト したまちフィールドワーク

演習:アートプロジェクト したまちフィールドワーク

藝大生向け・一般の方向け

開講日時
通年(曜日不定期)
※今後変更の可能性がございます。

①5/17(土) 3〜5限(13:00〜17:50)
②5/25(日) 2〜4限(10:40〜16:10)
③9/6(土) 3限(13:00〜14:30)
④10/4(土) 3限(13:00〜14:30)
⑤10/12(日) 1〜5限(9:00〜17:50)※「キタ!千住の1010人」開催当日
・雨天時は10/13(月祝) 1〜5限(9:00〜17:50)に順延
・さらに荒天時は11/15日(土)・11/16日(日)に延期
⑥10/26(日) 3〜4限(13:00〜16:10)
・⑤が11月に延期の場合は11/30(日) 3〜4限(13:00〜16:10)

開講場所
千住キャンパスほか

まちなかで行う市民参加型アートプロジェクトの実践現場を通して、芸術と市民社会の関わり方を考えます。東京藝術大学千住キャンパスが位置する足立区のほか、東京の下町エリアを主なフィールドとして、まちで行われる芸術文化プロジェクトの運営に携わります。

本授業では、アーティスト、行政、NPO、市民ボランティアなど、芸術の専門家・非専門家を問わず多様な担い手とともに領域横断的な表現を扱うことで、同時代の社会と関わりながら、共創的な場を作ることを可能にするアーツマネジメントの手法を実践的に学びます。

本年度は、足立区千住を中心に、東京藝術大学(音楽学部・大学院国際芸術創造研究科)と足立区シティプロモーション課、NPO法人音まち計画の三者が共同で実施している文化事業「アートアクセスあだち 音まち千住の縁(音まち)」(2011年〜現在)がフィールド。作曲家・野村誠とともに実施する千住だじゃれ音楽祭「キタ!千住の1010人」をテーマプロジェクトとして取り上げます。

「キタ!千住の1010人」は、楽器経験の有無を問わず、1010人の多様な人びとが参加できるコンサートです。タイトルの「キタ!」には、「北」千住、帰って「来た」、インドネシア語で「私たち」を意味する「KITA」など、さまざまな意味が込められています。国内外からゲストを迎え、多様な背景を持った人びととの継続的なコラボレーションによって、まちなかで奏でる1010人の参加型コンサートをつくりあげていきます。

※本授業は、2024年度まで開講されていた「演習:アートプロジェクト 1DAYパフォーマンス表現街」の後継科目です。
授業内容に大幅な変更はありません。リニューアルに際して、体験できるアートイベントの現場が新しくなりました。

一般の方 | 受講方法

定員 | 10名(応募者多数の場合は選考します)
受講方法 | 全6回の対面授業を無料で受講できます。
受講生募集期間|4/14(月)正午〜5/7(水)18:00

藝大生の方 | 受講方法

授業シラバスを参照の上、Campus Planで履修登録してください。なお、卒業要件単位に含むかどうかは、ご自身の所属する各科のカリキュラムに準じます。

「キタ!千住の1010人」ティザー
野村誠 ふろデュース「風呂フェッショナルなコンサート」(2012年) 撮影:森孝介
野村誠 千住だじゃれ音楽祭「千住の1010人」(2014年) 撮影:加藤健
野村誠 千住だじゃれ音楽祭「千住の1010人」(2014年) 撮影:加藤健
公募で集まった「だじゃれ音楽研究会」(通称「だじゃ研」)

2014年度の様子:
野村誠 千住だじゃれ音楽祭「千住の1010人」(東京都中央卸売市場 足立市場)

2024年度の様子
おとなもこどもも 声と楽器と舞で たのしむ・さぐる
「だじゃれ音楽 オープンキャンパス」
(東京藝術大学 千住キャンパス)

▼「千住だじゃれ音楽祭」とは
作曲家の野村誠とともに展開している「千住だじゃれ音楽祭」は、地域の人たちが、気軽にだじゃれを言い合い、そこから音楽を生み出していくプロジェクトです。だじゃれという言葉遊びは、一見無関係な言葉どうしを、音の要素の類似によって半ば強引に結びつけてしまうパワーを持っています。だじゃれ音楽の研究は、それを活かした新たな作曲方法の開発です。

千住だじゃれ音楽祭 特設ウェブサイト
https://aaasenju.wixsite.com/dajaremusic

▼「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」(通称「音まち」)とは
人とのつながりが希薄な現代社会において、アートを通じて新たな「縁(えん)」を生み出すことをめざす市民参加型のアートプロジェクトです。下町情緒の残る足立区千住地域を中心に、市民やアーティスト、東京藝術大学の学生たちが協働して「音」をテーマとしたプログラムを複数実施しています。

音まち公式ウェブサイトhttps://aaa-senju.com

受講生のみなさんへ

キーワード:#アートプロジェクト #市民協働 #参加型音楽 #行政 #NPO #まちづくり

担当教員(吉田武司・長尾聡子)より
足立区千住で、市民とアーティストが一緒に活動し、まちに新たな縁を生み出すアートプロジェクトに触れてみませんか? 古くは宿場町として栄え、新旧入り混じる千住。このまちにキャンパスを構える藝大が、アートNPOや足立区シティプロモーション課等と運営のタッグを組み15年目を迎える市民参加型アートプロジェクトのマネジメント現場を体験できる授業です。まちづくりとアートのかかわりに関心のあるみなさまに受講いただけると嬉しいです。

担当教員

熊倉純子(国際芸術創造研究科 教授)

パリ第十大学卒、慶應義塾大学大学院修了(美学・美術史)。(社)企業メセナ協議会を経て、東京藝術大学教授。アートマネジメントの専門人材を育成し、「取手アートプロジェクト」(茨城県)、「アートアクセスあだち―音まち千住の縁」(東京都)など、地域型アートプロジェクトに学生たちと携わりながら、アートと市民社会の関係を模索し、文化政策を提案する。東京都芸術文化評議会文化都市政策部会委員、文化庁文化審議会文化政策部会委員などを歴任。監修書に『アートプロジェクト─芸術と共創する社会』『アートプロジェクトのピアレビュー—対話と支え合いの評価手法』『アートプロジェクトがつむぐ縁のはなし—絵物語・声・評価でひもとく 大巻伸嗣「Memorial Rebirth 千住」の11年』、共編書に『社会とアートのえんむすび1996-2000──つなぎ手たちの実践』、共著に『「地元」の文化力―地域の未来のつくりかた』など。

吉田武司

1984年生まれ。大阪市出身。京都造形芸術大学芸術表現・アートプロデュース学科卒業。埼玉県北本市で実施された〈北本ビタミン〉(2010年〜2012年)や東京都三宅島の〈三宅島大学〉(2013年)などアートプロジェクトの事務局として企画運営に携わる。その後、2014年にはアートポイント計画のプログラムオフィサーに従事。現在、足立区千住を中心に「音」をテーマにまちなかで展開しているアートプロジェクト「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」のディレクターを務める。

長尾聡子

神奈川県生まれ。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院音楽研究科音楽文化学専攻芸術環境創造分野修了。在学中に「取手アートプロジェクト」(茨城県取手市)の人材育成プログラム「TAP塾」インターン、「art-Link 上野-谷中」(台東区)に運営スタッフとして参加。横浜市内の公共ホール、東京アートポイント計画プログラムオフィサー、東京藝術大学音楽環境創造科教育研究助手を経て、現在は「音」をテーマとした市民参加型アートプロジェクト「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」(足立区)の事務局長として、NPOの会計や広報、プログラムの企画制作などを担う。

野村誠

貝、瓦、流木など環境で出会う音から音楽を立ち上げると同時に、そのような音の喜びを体験した耳で既存の楽器にも向き合う作曲家。言葉(だじゃれ音楽)、身体(相撲聞芸術)を通して、伝統文化を解釈し創作を深める。千住だじゃれ音楽祭、日本センチュリー交響楽団コミュニティ・プログラムなど様々な参加型プロジェクトを行い、交流を促進し個性を活かすことを広義の作曲と考える。土地や人に即した創作では即興性が重視されるが、その柔軟な体験を楽譜、テキスト、映像などで作品として残す方法も探求している。著書に『音楽の未来を作曲する』(晶文社)ほか。

〈感覚の点P〉展 撮影:前谷開

石橋鼓太郎

1993年生まれ。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻博士後期課程修了。博士(学術)。専門はアートマネジメント、音楽人類学、実験音楽研究。主な研究対象は非専門家が参加する実験音楽や即興音楽で、博士論文は「野村誠 千住だじゃれ音楽祭」をテーマに執筆した。異なる背景を持つ人々の関わり合いの中で音楽が立ち上がる過程に関心を持ち、研究・企画制作・中間支援・演奏など、さまざまな立場から現場に携わっている。現在、アーツカウンシル東京芸術文化調査員(プログラムオフィサー/音楽分野)、東京藝術大学非常勤講師。

2025-03-21T17:58:57+09:002025/03/12|

2025年度開講授業 社会包摂のためのアートプロジェクト:音楽×身体表現×福祉Ⅰ(理論編)

藝大生向け・一般の方向け


社会包摂のためのアートプロジェクト:音楽×身体表現×福祉Ⅰ(理論編)

※本授業は「有楽町藝大キャンパス」の一環として実施します。
※本授業の申込・お問い合わせは「有楽町藝大キャンパス」事務局までお願いいたします。

開講日時 
後期集中(3月末時点では下記のスケジュールを予定しています。)
11/15(土)、11/22(土)、11/29(土)、12/13(土)、1/10(土)、1/17(土)
各日13:30〜18:30
※11/29(土)のみ午前開講の予定。

開講場所
有楽町 YAU STUDIO
東京都中央区銀座一丁目3番先 東京高速道路北有楽ビル1階
※11/15(土),11/29(土)は、東京藝術大学

この授業では、社会包摂の視点を大切にした芸術実践、特に自治体や福祉施設等と連携して行うアートプロジェクトの企画・運営について、背景理論や実例を参照しながら学びます。クラシック音楽と身体表現を融合させた体験型プログラム「ムジタンツ」の活動を参考事例として扱うほか、実演家、研究者、福祉領域専門スタッフ等をゲストに招き、多角的な見地をもってアートプロジェクトを具現化するプロセスや意義について考えていきます。

また、授業内では実際に音楽と身体表現を用いたワークショップも体験いただきます。その体験について丁寧に言語化し、そこで起こっていることについて受講生一人ひとりの視点を通したディスカッションを行います。

授業の後半では、複数のグループに分かれて、芸術実践と社会課題を結ぶプロジェクトの企画立案に取り組みます。発表・講評を重ね、それぞれの企画のブラッシュアップを行っていきます。

なお、講師の都合により内容の変更が生じたり、順序が入れ替わる可能性がありますのでご了承ください。

※本授業は、2024年度まで「有楽町藝大キャンパス」で開講されていた「演習:アートプロジェクト 音楽×身体表現×福祉」の後継科目です。今後、「Ⅰ(理論編)」「Ⅱ(実践編)」の2科目に構成をリニューアルして開講します。
※本授業は、2026年度開講予定「社会包摂のためのアートプロジェクト:音楽×身体表現×福祉Ⅱ(実践編)」と併せて受講することを推奨します(必須ではありません)。詳細は2026年春の発表をお待ちください。

ムジタンツとは:
「ムジタンツ」は、音楽(Musik)とダンス(Tanz)を組み合わせた造語です。音楽の酒井雅代と身体表現の山崎朋が互いの専門性を持ち寄り、新しい形のワークショップ型プログラムを開発。主にクラシック音楽を題材に、さまざまな切り口から作品を体感しながら、価値観や創造力が広がっていくような体験となることを目指しています。また、「遊び」を大切なキーワードの一つとして、参加者の興味関心に寄り添いながらゆるやかに進行していくスタイルも特徴です。2018年に東京藝術大学一般公開講座として活動を開始。以降、文化施設や教育機関、福祉施設等におけるプログラムの開発や実践、文化芸術活動に携わる人々を対象とした人材育成事業でのプロジェクト運営および実施など、さまざまな場で活動を展開しています。

開講場所について|

本授業は、「有楽町アートアーバニズムYAU」のスタジオを会場として行います。
YAUは、アーティストの活動を街に呼び込み、ワーカーとの交流を誘発する実証プログラムとして生まれました。就業者人数約28万人という日本有数のビジネス街である大手町・丸の内・有楽町にあるスタジオには、映像・写真といったメディアアートからパフォーミングアーツまで幅広いアーティストやその活動を支えるアートマネージャーが集っています。学生とビジネスパーソンが共に参加することで、社会との共創的なコミュニティを育むことを目指し、社会での活躍に結び付くような人材育成を目指します。 https://arturbanism.jp/

一般の方 | 受講方法

定員 | 20名(応募者多数の場合は選考します)
受講方法 | 全6回の対面授業
受講料|50,000円(税込)
受講生募集期間|2025年夏ごろ公開予定

お申し込み・詳細|「有楽町藝大キャンパス」事務局 https://yurakucho-geidai-campus.jp/

藝大生の方 | 受講方法

授業シラバスを参照の上、CampusPlanで履修登録してください。なお、卒業要件単位に含むかどうかは、ご自身の所属する各科のカリキュラムに準じます

写真:中川周

2025年度ラインナップ

第1回|イントロダクション、ワークショップ体験
講義の前半では、クラシック音楽と身体表現を組み合わせた「ムジタンツ」のワークショップを体験し、その体験について分析的に振り返り言語化する。また、アートプロデュースについてのイントロダクションとなる講義を行う。
※動きやすい服装でご参加ください。

第2回|ケーススタディ
福祉領域とアートが連携する複数の事例についてケーススタディを行い、実例や背景理論についての理解を深める。また、それについてのディスカッションを行う。

第3回|ワークショップ体験、ケーススタディ
松岡大氏(NPO法人 LAND FES)をゲストにお招きし、松岡氏によるダンスワークショップを体験するほか、地域との連携やダイバーシティ推進の取り組みを行ってきたLAND FESの活動事例について紹介いただく。

第4回|企画立案
複数のグループに分かれ、芸術実践と社会課題を結ぶプロジェクトの企画立案に取り組む。

第5回|企画立案、プレゼンテーション①、講評
第4回に引き続き、芸術実践と社会課題を結ぶプロジェクトの企画立案に取り組む。また、各グループの提案する企画についての中間プレゼンテーションとフィードバックを行い、企画のブラッシュアップを目指す。

第6回|プレゼンテーション②、講評、振り返り
企画の最終プレゼンテーションと講評を行う。また、本講義全体の振り返りを行う。

受講生のみなさんへ

キーワード:#音楽 #ダンス #ワークショップ #こども #企画立案 #コミュニケーション

担当教員(コーディネーター・酒井雅代)より
近年、パフォーミングアーツにおける非言語コミュニケーションの側面に注目が集まり、芸術のみならず教育や福祉など幅広い分野でその活用が模索・実践されています。本授業では、クラシック音楽と身体表現を融合させた体験型プログラム「ムジタンツ」の活動を中心に、福祉分野と連携して行うアートプログラムの実例について学びながら、音楽や身体表現を用いたプログラムをどのように地域に実装することができるか思考します。地域コミュニティや地域福祉と芸術文化を繋ぐことに関心のある方々のご受講をお待ちしています。

先輩修了生の声

  • 私はまだ社会に出たことがなく、世間では音楽や芸術がどのように捉えられているのかわかっていなかったが、ワークショップやグループワークを通して社会人の方と交流し、世の中には芸術の可能性を信じている方が必ずいること、自分の周りの世界をより良いものにしようと考え行動に移している人がたくさんいることを知り、私が普段藝大で取り組んでいることを肯定してもらえたような気がした。(2024年度受講、藝大生・作曲科)
  • 周りの人がある種、特殊であることをあらためて感じた。また社会にあまり期待していなかったが、自分がもやもや考えていることを受け入れてくれる大人がいる事実を知ることができてよかった。アーティスト以外にも面白い大人っているんだと思えた。(2023年度受講、藝大生)

担当教員

箕口一美(大学院国際芸術創造研究科 教授)

1960年生まれ。87年6月よりカザルスホール企画室・アウフタクトで企画制作にたずさわり、2000年3月まで同ホールプロデューサー。98年より財団法人地域創造『公共ホール音楽活性化事業』にコーディネーターとして参画、地域での芸術普及のさまざまな可能性を、各地のホール担当者、若手演奏家とともに考えて来た。2001~08年NPOトリトン・アーツ・ネットワークディレクター。08~16年サントリーホール・プログラミングディレクターおよびグローバルプロジェクト・コーディネーター。現在、東京芸術大学大学院国際芸術創造研究科教授。学生や若い研究者たちと、音楽ワークショップ・ファシリテーション開発に取り組んでいる。訳書:アンジェラ・M・ビーチング著「Beyond Talent 音楽家を成功に導く12章」(2008年・水曜社刊)

酒井雅代

桐朋学園大学、同研究科修了(ピアノ専攻)。室内楽を主とした演奏活動を行う。各方面で音楽ワークショップやファシリテーター・トレーニングの企画運営に携わる。
2018年東京藝術大学一般公開講座「藝大ムジタンツクラブ」を開始。クラシック音楽と身体表現の要素を混ぜて遊ぶ、新しい形のアートプログラムを提案・実践している。

山崎朋

東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科卒業、同大学院音楽文化学専攻芸術環境創造分野修了。学生時代より振付作品の創作や演劇・ダンス作品への出演などを行う。また、非劇場空間でさまざまな分野とのコラボレーションによる作品制作を行うパフォーマンスプロジェクト「居間 theater」メンバーとしても活動。www.imatheater.com

お問い合わせ

「有楽町藝大キャンパス」事務局
info@yurakucho-geidai-campus.jp
https://yurakucho-geidai-campus.jp/

2025-03-21T17:58:50+09:002025/03/12|

2025年度開講授業 芸術環境創造論1

藝大生向け・一般の方向け

芸術環境創造論1

開講日時
6/14(土),21(土), 29(日), 7/5(土), 12(土) 各日13:00-18:00

開講場所
一般の方 千住キャンパス 第7ホール OR オンデマンド
藝大生 千住キャンパス 第7ホール

ある日、「アート/文化事業」担当に異動になった。日々現場で孤独に1人で闘っている。事例調査やネットワーキングが必要なあなたには、まずこの授業がおすすめ。
モノからコトへのアートとは?日比野学長が初回授業で語る、東京藝大の「芸術未来研究場」構想をスタート地点として、今日のアートの範疇が拡大している現状や、プロジェクト型のアートの運営の実際について学びます。また、講師によるワークショップを通じて、コミュニケーションや関係性を結ぶ創作の現在地を体験します。対面受講の方はキャンパスで、オンデマンド受講の方は記録映像でお楽しみください。
アートの現場未経験者も大歓迎。本授業を通じて、アーティストやアートマネージャーの方は文化芸術の担い手たちとの協働の方法を、クリエイティブな視座を普段のお仕事や生活に活かしたい方は、そのヒントをお持ち帰りいただければ幸いです。

なお、授業は講師の都合により内容の変更が生じたり、順序が入れ替わる可能性があります。

※なお、本授業は、2026年度開講予定「芸術環境創造論2」とセットで受講することが推奨されています(必須ではありません)。詳細は2026年春の発表をお待ちください。

一般の方(対面参加) | 受講方法

定員 | 30名(先着順)
受講生募集開始|4/14(月)正午〜5/7(水)18:00
受講方法 | 全15コマの対面授業を¥50,000(税込)で受講できます。

一般の方(レクチャーコマのみのオンデマンド視聴) | 受講方法

定員 | 50名(先着順)
受講生募集期間|4/14(月)正午〜5/7(水)18:00
受講方法 | 全9コマの講義コマと、2つのワークショップの記録映像を¥50,000(税込)でオンデマンド受講できます(原則として対面授業実施日の翌週から8月末まで視聴可能、リアルタイム配信はありません)

藝大生の方 | 受講方法
授業シラバスを参照の上、Campus Planで履修登録してください。なお、卒業要件単位に含むかどうかは、ご自身の所属する各科のカリキュラムに準じます。

2025年度ラインナップ

第1回|芸術のパラダイムシフト1ー東京藝大では何が変わろうとしているのか?
対面授業:6/14(土)13:00〜18:00
オンデマンド授業(*):6/19(木)以降順次公開
①ガイダンス&「芸術未来研究場」とは(講師:日比野克彦⦅本学学長⦆、熊倉純子⦅本学大学院国際芸術創造研究科教授⦆)*
②ワークショップ(講師:日比野克彦)
③ワークショップ
協賛:特種東海製紙株式会社

第2回|芸術のパラダイムシフト2ー作品を「つくる」から作品から「生まれる」へ
対面授業:6/21(土)13:00〜18:00
オンデマンド授業(*):6/26(木)以降順次公開
①モノからコトへのデザイン(講師:松下計⦅本学美術学部デザイン科教授⦆)*
②自己投影のメディウムとしてのアート(講師:黒川廣子⦅大学美術館館長⦆)*
③ディスカッション(対面参加の受講生のみ)

第3回|芸術のパラダイムシフト3ー形なきプロジェクトとしてのアート
対面授業:6/29(日)13:00〜18:00
オンデマンド授業(*):7/3(木)以降順次公開
①アートプロジェクトとは何か(講師:熊倉純子)*
②地方とケアから考えるアートプロジェクト(講師:西尾咲子⦅本学芸術未来研究場 ケア&コミュニケーション領域/共創拠点推進機構 特任研究員⦆)*
③ディスカッション(対面参加の受講生のみ)

第4回|「つなぐ」をつくるアーティスト/「つなぐ」を仕掛けるマネジメント
対面授業:7/5(土)13:00〜18:00
オンデマンド授業(*):7/10(木)以降順次公開
①アートマネジメントの実際ー協働するアクターたち(講師:韓河羅⦅キュレーション教育研究センター特任助教⦆)*
②地域でアーティストが制作することの現在(ゲスト講師:佐藤悠⦅アーティスト⦆)*
③ワークショップ(ゲスト講師:佐藤悠)

第5回|日本型アートプロジェクトの現在地
対面授業:7/12(土)13:00〜18:00
オンデマンド授業(*):7/17(木)以降順次公開
①これまでの振り返り&フィードバック会*
②日本型アートプロジェクトの現在地-ソーシャリーエンゲージドアートの文脈から(ゲスト講師:Justin Jesty⦅ワシントン大学アジア言語文学学科准教授⦆)*
③ディスカッション(対面参加の受講生のみ)

受講生のみなさんへ

キーワード:#アートのパラダイムシフト #ワークショップ #アートプロジェクト

担当教員(キュレーション教育研究センター 副センター長・熊倉純子)より
昨年開講の芸術環境創造論に対して、今年開講の芸術環境創造論1はアートのパラダイムシフトがテーマです。モノからコトへ変容するアートをどう捉えたらいいのでしょうか。日比野学長をはじめ、東京藝大の教職員や招聘アーティスト、海外からのスペシャルゲストを交えた豪華セッションでみなさまをお迎えします。

先輩修了生の声

授業内容は2025年度からリニューアルいたします

  • 新しい概念や価値観に主体的に飛び込み、それらを面白がり、従属関係にならずに対等の関係で、お互いを高め合うことは何においても重要ですが、アートがそれを加速させるツールだと学びました。(2024年度受講生、30代・会社員)
  • 学生の方や業種の異なる受講生の方の意見で、自分が持っていた固定観念を見直すことができた。(2024年度受講生、40代・学芸員・キュレーター・アートマネージャー・アートプロデューサー)
  • 大人の学び直しや、社会課題の解決を図る人材育成の領域に応用できるというか、どんどん応用していきたいと考えています。(2024年度受講生、50代・会社員)
  • 制度とオルタナティブ双方の意義や相互の関係の捉え方、システム化しない実践の紡ぎ方、といった点で気づけたこと、考えるきっかけを得られたことなどを仕事に役立てていけると思います。この間の学びや考察を行った自分は、受講しなかったかもしれない自分と比べて明確に違うと思います。(2024年度受講生、50代・会社員)
  • 講義内容もさることながら、講義後の毎回の熊倉先生のコメントが良かった。「普段の自分のテリトリーから今日は何歩、出る事ができたか、考えて見て欲しい」の言葉は、ずっと意識しています。(2024年度受講生、60代・パート/アルバイト)

担当教員(登壇順)

日比野克彦(本学学長)

1958年岐阜県生まれ。 東京藝術大学に在学していた 80年代前半より作家活動を開始し、社会メディアとアート活動を融合する表現領域の拡大に大きな注目が集まる。その後はシドニー・ビエンナーレ、ヴェネチア・ビエンナーレにも参加するなど、国内外で個展・グループ展、領域を横断する多彩な活動を展開。また地域の場の特性を生かしたワークショップ 、アートプロジェクトを継続的に発信。現在、岐阜県美術館、熊本市現代美術館にて館長、母校である東京藝術大学にて1995年から教育研究活動、2022年から学長を務め、芸術未来研究場を立ち上げ、現代に於けるアートの更なる可能性を追求し、企業、自治体との連携なども積極的に行い、「アートは生きる力」を研究、実践し続けている。

熊倉 純子 (大学院国際芸術創造研究科 教授)

パリ第十大学卒、慶應義塾大学大学院修了(美学・美術史)。(社)企業メセナ協議会を経て、東京藝術大学教授。アートマネジメントの専門人材を育成し、「取手アートプロジェクト」(茨城県)、「アートアクセスあだち―音まち千住の縁」(東京都)など、地域型アートプロジェクトに学生たちと携わりながら、アートと市民社会の関係を模索し、文化政策を提案する。東京都芸術文化評議会文化都市政策部会委員、文化庁文化審議会文化政策部会委員などを歴任。監修書に『アートプロジェクト─芸術と共創する社会』『アートプロジェクトのピアレビュー—対話と支え合いの評価手法』『アートプロジェクトがつむぐ縁のはなし—絵物語・声・評価でひもとく 大巻伸嗣「Memorial Rebirth 千住」の11年』、共編書に『社会とアートのえんむすび1996-2000──つなぎ手たちの実践』、共著に『「地元」の文化力―地域の未来のつくりかた』など。

松下計(美術学部デザイン科教授)

1961年生まれ、神奈川県出身。1985年東京芸術大学美術学部デザイン科卒 1987年同大学院修了。1997年にJAGDA新人賞、東京ADC賞、文部科学大臣賞、グッドデザイン賞受賞。2010年よりグラフィックデザイナー、アートディレクターとしてグッドデザイン賞のディレクション、21_21 DESIGN SIGHTの企画展カタログ、竹尾ペーパーショウのディレクションなどを手掛ける。現東京藝術大学 デザイン科教授。

黒川廣子(大学美術館館長・教授)

東京藝術大学大学院美術研究科修士課程芸術学美術教育専攻 修了。東京国立博物館資料部主任研究官を経て1999年より東京藝術大学大学美術館勤務、2016年に教授、21年より館長を務める。手がけた企画展に『工芸の世紀』(東京藝術大学大学美術館・03年)、『皇室の彩』(同・17年)、『日本美術をひも解く―皇室、美の玉手箱」』(同・22年)などがある。館長就任に伴い、美術をより親しみやすくするための方法に目を向け、『日本美術をひも解く』展より東京都美術館と東京藝術大学が連携する「とびらプロジェクト」と作品の鑑賞プログラムを大学美術館で実施、今後の展開に取り組む。

西尾咲子(芸術未来研究場 ケア&コミュニケーション領域/共創拠点推進機構 特任研究員)

京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科アフリカ地域研究専攻にてナイロビのアートプロジェクトに関する実践的研究を行った後、京都芸術センター、京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA、奈良県立大学「実践型アートマネジメント人材育成プログラムCHISOU」などで勤務。共同代表を務める合同会社CHISOUでは、出身地の奈良をはじめとする自治体や大学、民間団体と連携しながら、アーティストと市民が学び合う、領域横断的なアートプロジェクトの企画制作を手がける。

佐藤悠(アーティスト)

一見何も無いところから、表現が紡ぎ出される現場を作っている。地域などに滞在し、協働でプロジェクトを行う他、主な作品に、一枚の画面に絵を描きながら、参加者と即興の物語を作るパフォーマンス「いちまいばなし」などがある。近年は美術鑑賞プログラムの開発にも力を入れており、美術館、教育機関、企業等で実践を行っている。yusatoweb.com

韓河羅(キュレーション教育研究センター特任助教)

1993年生まれ、奈良育ち。韓国にルーツを持ち、幼い頃より韓国と日本を行き来して過ごす。延世大学人文学部史学科卒業。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科博士後期課程修了。博士(学術)。専門は、アートマネジメント、文化政策。参与観察を通じて、文化芸術をとりまく現場の質的調査を行っている。2024年より、東京藝術大学キュレーション教育研究センター特任助教。

Justin Jesty(ワシントン大学アジア言語文学学科准教授)

戦後日本文化史を研究している。2018年に著書『Art and Engagement in Early Postwar Japan(戦後初期の日本における芸術と社会関与)』がコーネル大学出版会から出版され、2019年にAssociation for the Study of Arts of the Present学会のASAP賞を受賞した。現在、現代日本の社会関与の芸術を研究しており、2017年に『FIELD: A Journal of Socially Engaged Art Criticism』の誌上で春・秋号をかけて「Japan’s Social Turn (日本の社会転回)」という特集を編集した。他に社会的記録映画や1940年代のリアリズム論争などについて論文を書いている。各論文はウェブサイトでアクセスできます:http://washington.academia.edu/JustinJesty

2025-06-13T17:40:35+09:002025/03/12|

LEARN WITH US 開講授業一覧|2025年度

LEARN WITH US
開講授業一覧

2025年度
社会共創科目(公開授業)開講科目一覧

社会共創科目(公開授業)は、藝大生対象の正規授業を社会人※が受講できる特別科目で、2023年にスタートした新たな枠組みの授業です。藝大生と社会人が共に学ぶ機会を創出し、講義科目では活発な議論を、演習科目では協働を目指します。

2025年度は、キュレーションのアプローチを多角度的な視点から学び、複眼的な思考力を育てるカリキュラムとして、5つの科目を開講します。
詳しい受講方法については、各授業のページと、下記「一般の方へ・受講に際してのご案内」をご覧ください。アートフィールドの第一線で活躍する学内外の講師陣に学ぶ、領域横断的な「キュレーション」の手法が、日々の生活に息づく知恵や術の一つになることを切に願っています。

※一般の方はどなたでも受講できます。これまでご参加いただいた社会人受講生は、プロフェッショナルの学芸員やアートマネージャー、アーティスト、美術・人文系学生、クリエイティブ職や企画職に就いているビジネスパーソンだけでなく、医療・福祉系従事者や、主婦・主夫の方、IT系スタートアップの方、自治体職員の方等、普段から文化芸術に携わるお仕事をされていない方々にも数多くお集まりいただきました。

現代美術キュレーション概論

藝大生向け・一般の方向け

開講日時 後期 木曜6限
開講場所 一般の方| オンライン
藝大生| 上野キャンパス 国際交流棟 GA講義室
受講料 有料

2025年度リニューアル

2025年度リニューアル

芸術環境創造論1

藝大生向け・一般の方向け

開講日時 前期 集中講義
開講場所 一般の方| 千住キャンパス 第7ホール OR オンデマンド
藝大生| 千住キャンパス 第7ホール
受講料 有料

2025年度リニューアル

2025年度リニューアル

演習:アートプロジェクト
したまちフィールドワーク

藝大生向け・一般の方向け

開講日時 通年(曜日不定期)
開講場所 千住キャンパスほか
受講料 無料

有楽町藝大キャンパス

まちに、社会に、ビジネスに、そして個人の生き方に、
アートでイノベーティブな視点を生み出す、連続授業プログラム

「有楽町藝大キャンパス」は、ビジネスのまち・有楽町を会場として、
東京藝術大学の教員やゲスト講師たちによって開講される社会人向け授業シリーズです。
アートと社会を結ぶコーディネーターの育成を目指し、東京都・東京藝術大学・有楽町アートアーバニズム YAUの三者が連携して実施します。


具体的なテーマの下で、社会を批評的に見る目を養い、考え、表現する実践型と、最先端の知的な学びが得られる講義型があり、それぞれ現役の藝大生と社会人が共に学びます。
授業を通じて得られた学びが蓄積され、社会やビジネスそして個人の生き方に還元されるとともに、まちの中にある様々な事象と有機的にやわらかくつながりながら、学びが実践されていくことを目指しています。
新しい世界に触れてみたい人、キャリアや生き方に迷いがある人、社会に窮屈さを感じている人、仕事にこれまでにない発想を求めている人など、さまざまなバックグラウンドを持つ皆さんに開かれています。 

授業を通して、ユニークでクリエイティブな未知なる自分に出会ってみませんか?

有楽町藝大キャンパス

有楽町藝大キャンパス

展覧会設計演習

藝大生向け・一般の方向け

開講日時 通年集中
開講場所 有楽町 YAU STUDIO ほか
受講料 有料

有楽町藝大キャンパス / 2025年度リニューアル

有楽町藝大キャンパス 2025年度リニューアル

社会包摂のためのアートプロジェクト:
音楽×身体表現×福祉Ⅰ(理論編)

開講日時 後期集中
開講場所 有楽町 YAU STUDIO ほか
受講料 有料

※「展覧会設計演習」「音楽×身体表現×福祉」の申込・お問い合わせは「有楽町藝大キャンパス」事務局までお願いいたします。
info@yurakucho-geidai-campus.jp
https://yurakucho-geidai-campus.jp/

講義科目

多彩な芸術文化活動とそれらのキュレーションの実践について国内外の事例を歴史的に検証し、新しい形のキュレーションのあり方を模索します。

現代美術キュレーション概論
芸術環境創造論1
社会包摂のためのアートプロジェクト:音楽×身体表現×福祉Ⅰ(理論編)

・パフォーミングアーツ・キュレーション概論(2025年度休講、受講生募集はいたしません)

演習科目

実践的な演習プログラムを通して、
アートと社会を接続する仕組みや方法について主体的に学びます。

公開授業を受講するなら…

マクロな視点から通史や総論で一気におさらいするのはもちろん、まずは現場にダイブして、からだでアートプログラムを体験するのも歓迎です。
ご自身のライフスタイルやモチベーションに合わせて、自由に受講することができます。

普段の生活圏を飛び出して、
実践や視野の幅を広げたい!

アートのプロフェッショナルとして、
さらにスキルアップしたい!

とにかく短期集中型!
毎日忙しいけど…

5週間で完結!…
芸術環境創造論1

大人になった今だからこそ、
じっくり大学で学び直したい!

毎週木曜日に90分間の講義を聞く4ヶ月…
現代美術キュレーション概論

<先輩受講生の履修例をのぞき見!>

▼複数科目を同時受講した例
・芸術環境創造論&現代美術キュレーション概論
・芸術環境創造論&演習:アートプロジェクト したまちフィールドワーク

▼2年連続で受講した例
講義&演習を1科目ずつ履修するのが人気!(履修順・組み合わせは多種多様です)
・現代美術キュレーション概論(2023)&展覧会設計演習(2024)
・現代美術キュレーション概論(2023)&演習:アートプロジェクト 音楽×身体表現×福祉(2024)
・芸術環境創造論(2024)&演習:アートプロジェクト 音楽×身体表現×福祉(2023)

修了証発行について

Photo:Hajime Kato

キュレーション教育研究センターの社会共創科目(公開授業)では、受講生の方に修了証を発行しています。
出席回数やリアクションペーパーの提出等、各科目ごとに発行基準は異なりますが、みなさまの積極的な受講を期待しています。

※藝大生は発行対象ではありません。
※この修了証は本プログラムを受講したことを示すものであり、資格や学位を証明するものではありません。

一般の方へ・受講に際してのご案内

・授業ごとに講座の形式(レクチャー/ワークショップ/対面ORオンライン実施)が異なりますので、お申し込み前に必ずご確認ください。
・授業ごとに、定員の有無が異なります。定員のある授業は、選考基準を設けることがございますのであらかじめご了承ください。詳しくは各授業の紹介ページをご参照ください。
・有料の授業は、受講申込フォームにご記入いただいた後、キュレーション教育研究センターから届く受講決定通知メールで支払い等の案内がございます。必ずご一読ください。
・オンライン/オンデマンド授業の、記録・録画等は固くお断りしています。万が一発見した場合については、法的措置をとる可能性がございます。
・同じセメスターの、複数の授業にお申し込みいただくことも可能です。
・その他受講に際してのご質問等ございましたら、「CONTACT」ページのフォームよりお問い合わせください。

2025-03-21T17:58:34+09:002025/03/12|
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